日
日本精工株式会社
ニッポンセイコウカブシキガイシャ上場機械6471EDINET: E01600NSK Ltd.
決算期: 03月期
業種: 機械
売上高 (FY25)
7967億円
0.99%営業利益 (FY25)
285億円
3.89%経常利益 (FY25)
251億円
4.24%純利益 (FY25)
106億円
25.23%総資産
12195億円
6.05%自己資本比率
53.4%
—ROE
1.6%
0.30%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
日本精工はベアリング(軸受)・精機製品を中核とするグローバルメーカーで、自動車事業(売上比約50%)と産業機械事業(同約45%)の2本柱で世界170カ国以上に製品を供給している。FY2025(2025年3月期)の売上高は7,967億円と前期比+1.0%と横ばいが続き、2019年度の9,914億円から大幅に縮小した水準にとどまっている。営業利益は285億円(前期比+3.9%)と小幅改善したものの、営業利益率は3.6%・ROE1.6%・ROIC1.5%と『中期経営計画2026』が掲げる営業利益率8%・ROE8%・ROIC6%の目標には大きく届いていない。自動車事業はグローバル生産台数の下振れや欧州・中国市場の低迷で減収減益となった一方、産業機械事業は工作機械・半導体製造装置・アフターマーケット向けが回復し売上高3,615億円(前期比+4.8%)・営業利益139億円(前期比+74.1%)と大幅改善した。後発事象として、これまでJVとして運営してきたNSKステアリング&コントロールを連結子会社化することを決定しており、ステアリング事業の戦略的再編が進む。米国の追加関税・欧州経済の停滞・EV化の変調など外部環境の不確実性が高い中、構造改革と収益改善が喫緊の経営課題となっている。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 自動車向け軸受が売上の約50%、産業機械向け軸受・精機製品が約45%を占め、2事業で大半を賄っている。
- 2顧客: 自動車メーカー・Tier1サプライヤーおよび工作機械・半導体装置・鉄道など幅広い産業機械顧客に世界供給している。
- 3価値提案: トライボロジー(摩擦・潤滑技術)とデジタルを融合し、低摩擦・長寿命・高精度な軸受とアフターマーケットサービスを一体提供している。
- 4地域構成: 日本・米州・欧州・中国の4極体制で展開し、円安が追い風となる海外売上比率の高い輸出型ビジネスモデルである。
Risks · リスク要因
- 1収益性の低さ: 営業利益率3.6%・ROE1.6%と中計目標から大幅に乖離しており、資本コストを恒常的に下回る状態が続いている。
- 2自動車市場依存と電動化リスク: 売上の約50%を自動車向けが占め、BEV化の急速な進展やEV市場の変調が受注構造を直撃するリスクがある。
- 3地政学・関税リスク: 米国の追加関税政策や欧州・中国経済の低迷が販売減と利益圧迫を招き、FY2025でも欧州・中国で減収が続いている。
- 4品質・情報セキュリティリスク: 品質データ偽装やサイバー攻撃による基幹システム停止が発生した場合、顧客信頼と事業継続に重大な影響を与えるリスクがある。
Strengths · 強み
- 1ベアリング技術の蓄積: 100年超の製品開発実績と独自のトライボロジー技術により、自動車・精密機械市場で高シェアを維持している。
- 2製品ポートフォリオの幅広さ: 軸受からボールねじ・リニアガイドなどの精機製品、状態監視システムまで揃え顧客の囲い込みが可能である。
- 3アフターマーケット事業: 補修部品と寿命予測サービスを組み合わせ、安定的な反復収益を産業機械顧客から取り込む仕組みを構築している。
- 4財務安定性: ネットD/Eレシオ0.26倍と低水準を維持し、構造改革や戦略投資を自己資金で実行できる財務体力を有している。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1産業機械事業の拡大: 電動化・自動化・半導体市場向け高付加価値軸受とアクチュエータ・状態監視システムの拡販で、産業機械事業比率を高め収益構造を改善する。
- 2自動車電動化対応: 低トルク・高速回転・軽量化技術を活かしEV向け軸受と電動油圧ブレーキ用ボールねじ等の新商品を拡大し、電動化シフトへ対応する。
- 3構造改革と欧州再編: 欧州を中心とした生産拠点再編と固定費削減を推進し、2027年3月期の営業利益率8%・ROE8%の早期達成を目指す。
- 4カーボンニュートラルと人的資本: Scope1・2について2035年度カーボンニュートラル達成を目指し、デジタル投資・オープンイノベーション・多様な人材登用で経営基盤を強化する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績: 売上高7,967億円(前期比+1.0%)、営業利益285億円(+3.9%)と小幅増収増益も、ROE1.6%と中計目標8%に遠く及ばない水準が続いている。
産業機械事業の急回復: 同事業の営業利益は139億円と前期比+74.1%の大幅増益を達成し、工作機械・半導体装置・米州アフターマーケット需要が貢献した。
ステアリング事業の連結子会社化: JVパートナー保有のNSKステアリング&コントロール株式を取得し連結子会社化する契約を締結、自主主導での体質強化を決定した。
インド子会社RNSSの全株式譲渡: 2024年9月にRane Holdings Limitedへ全株式を売却し、非継続事業として処理、ステアリング事業の選択と集中を加速した。
02
業績推移
売上高
7,967億円▲1.0%FY25
営業利益
285億円▲3.9%FY25
純利益
106億円▲25.2%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 9914 | 8310 | 7476 | 8652 | 7768 | 7889 | 7967 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 294 | 438 | 274 | 285 |
| 経常利益 | 792 | 241 | 58.9 | 295 | 433 | 262 | 251 |
| 純利益 | 558 | 174 | 3.6 | 166 | 184 | 85.0 | 106 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 10865 | 10299 | 11717 | 12346 | 12333 | 12981 | 12195 |
| 純資産 (自己資本) | 5367 | 5055 | 5545 | 6178 | 6162 | 6600 | 6515 |
| 自己資本比率 (%) | 49.4 | 49.1 | 47.3 | 50.0 | 50.0 | 50.8 | 53.4 |
| 現金及び預金 | 1300 | 1373 | 1766 | 1375 | 1601 | 1506 | 1383 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 926 | 724 | 538 | 227 | 642 | 998 | 822 |
| 投資CF | ▲727 | ▲398 | ▲511 | ▲200 | ▲488 | ▲908 | ▲588 |
| 財務CF | ▲205 | ▲213 | 300 | ▲482 | 44.2 | ▲248 | ▲337 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
21.78
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
1.6%
自己資本利益率
ROA
0.9%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
7,479人
平均年齢
41.9歳
平均勤続
16.7年
単体 平均年収
764万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
51.00円+6
配当性向
54.7%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
50
FY21
30
FY22
35
FY23
45
FY24
45
FY25
51
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。