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THK株式会社
テイエチケーカブシキガイシャ上場機械6481EDINET: E01678THK CO., LTD.
決算期: 12月期
業種: 機械
売上高 (FY25)
2404億円
7.95%営業利益 (FY25)
144億円
9.34%経常利益 (FY25)
157億円
11.89%純利益 (FY25)
-699億円
769.52%総資産
4730億円
16.64%自己資本比率
55.3%
—ROE
-21.7%
24.50%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
THKは1971年創業の機械要素部品メーカーで、直線運動案内部品「LMガイド」の世界トップメーカーとして工作機械・半導体製造装置・自動車等に製品を供給してきた。売上高は2022年度のピーク3,937億円から2024年度に2,227億円まで急落した後、FY2025は2,404億円と小幅回復したが、輸送機器事業の譲渡に伴う事業整理損失816億円の計上により純損失699億円・ROE▲21.7%という厳しい決算となった。 2024年1月に就任した寺町崇史社長のもと、新経営方針「ROE10%超の早期実現」を掲げ、収益性・資本政策・ガバナンスを全方位で刷新している。具体的には2026年度までを構造改革期間と位置付け、自己資本3,000億円・営業利益400億円・当期純利益300億円を目標に、ROICと資本コストを精査した上で「選択と集中」を徹底する。輸送機器事業はアドバンテッジパートナーズ系SPCへ譲渡し、残るコアの産業機器事業では半導体・ロボット・再生エネルギー関連の需要取り込みとFAソリューション展開を加速させる方針である。中国需要の回復(売上+21.6%)やインド・ASEAN向け拡大など明るい兆しはあるが、米国関税・地政学リスク・原材料コスト上昇が引き続き収益を圧迫しており、構造改革の実効性が問われる局面にある。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 産業機器事業(LMガイド・ボールねじ等)が継続事業の売上2,404億円のほぼ全てを担い、工作機械・半導体装置向けが主力である。
- 2顧客: 一次顧客はマシンビルダー(機械メーカー)で、今後はマシンユーザー(機械使用企業)にもFAソリューションを直接提供し複層化を図る。
- 3価値提案: 「すべり」を「ころがり」に変換する高精度部品で装置の高速化・省エネ化を実現し、半導体・ロボット・再エネ等の成長分野に不可欠な製品を供給する。
- 4地域構成: 日本1,109億円・米州902億円・欧州675億円・中国760億円の4極体制で需要地生産販売を基本とする。
Risks · リスク要因
- 1輸送機器事業譲渡に伴う財務毀損: 816億円の事業整理損失を計上し純損失699億円・自己資本が1,240億円減少しており、財務基盤の回復に時間を要するリスクがある。
- 2米国関税・輸出規制の影響: 米国の追加関税や安全保障輸出規制の強化がサプライチェーンコストを押し上げ、当期も原価率が1.3ポイント悪化した。
- 3工作機械・半導体装置サイクルへの依存: 主要顧客業界の需要変動で売上が2022年の3,937億円から2024年の2,227億円へ急落した実績が示すように、景気感応度が極めて高い。
- 4中国競合台頭と価格競争激化: 中国メーカーの技術水準向上により特に価格面での競争環境が悪化しており、シェア・利益率の両面で中長期的な圧力が続く恐れがある。
Strengths · 強み
- 1LMガイドの世界首位: 1971年に世界初の量産化を実現し、50年超の技術蓄積と高いブランド認知で競合との差別化を維持している。
- 24極需要地生産体制: 日本・米州・欧州・アジアに製販一体拠点を持ち、地政学リスクや関税変動への対応力と顧客ニーズへの即応性が高い。
- 3半導体・ロボット需要への高い親和性: 生成AI向けデータセンター投資拡大を背景に半導体製造装置向け需要が中長期で成長し、主力製品の恩恵を受けやすい構造である。
- 4新規分野へのポートフォリオ拡張: 免震装置・再生可能エネルギー・医療機器など従来の資本財依存から脱却し、需要変動に対するリジリエンスを高めている。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1ROE10%超の早期実現: 2026年度までを構造改革期間とし、2027-29年度の間に営業利益400億円・純利益300億円・自己資本3,000億円の目標達成を目指す。
- 2事業の選択と集中: 輸送機器事業をアドバンテッジパートナーズ系SPCに譲渡し、ROICが資本コストを上回る産業機器事業に経営資源を集中させる。
- 3FAソリューションビジネスへの展開: マシンビルダーに加えてマシンユーザーを直接顧客とし、AIやIoTを活用した付加価値サービスで収益源を多様化する。
- 4株主還元と規律ある資本配分: 構造改革で創出した利益を自己株式取得(FY2025で365億円実施)と安定配当に充て、株主資本コストを恒常的に上回る水準を維持する。
Recent Highlights · 直近の動向
輸送機器事業の譲渡決定と巨額損失: 2026年2月に株式会社AP87への譲渡基本契約を締結し、事業整理損失816億円を計上、純損失699億円・ROE▲21.7%となった。
産業機器事業の緩やかな回復: FY2025の継続事業売上は前期比+7.9%の2,404億円で、特に中国が+21.6%増の760億円と牽引したが、営業利益は構造改革費用等で▲9.3%の144億円にとどまった。
大規模な自己株式取得と増借入: 自己株式取得365億円・配当294億円を実施する一方、社債300億円・短期借入200億円を調達し財務活動CFは▲421億円となった。
新経営体制による方針転換: 2024年1月就任の寺町崇史社長が同年11月に新経営方針を発表し、取締役会構成見直しや役員報酬制度強化等のガバナンス改革を並行して推進中である。
02
業績推移
売上高
2,404億円▲7.9%FY25
営業利益
144億円▼9.3%FY25
純利益
-698.9億円▼769.5%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 2746 | 2190 | 3182 | 3937 | 3519 | 2227 | 2404 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 345 | 237 | 159 | 144 |
| 経常利益 | 182 | -97.2 | 300 | 356 | 253 | 179 | 157 |
| 純利益 | 117 | -99.9 | 230 | 212 | 184 | 104 | -699 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 4689 | 4602 | 5161 | 5603 | 5564 | 5674 | 4730 |
| 純資産 (自己資本) | 2803 | 2665 | 3046 | 3319 | 3573 | 3836 | 2613 |
| 自己資本比率 (%) | 59.8 | 57.9 | 59.0 | 59.2 | 64.2 | 67.6 | 55.3 |
| 現金及び預金 | 1491 | 1588 | 1514 | 1638 | 1565 | 1383 | 1205 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 284 | 254 | 156 | 376 | 393 | 284 | 427 |
| 投資CF | ▲300 | ▲184 | ▲191 | ▲301 | ▲271 | ▲342 | ▲198 |
| 財務CF | 183 | 39.8 | ▲127 | ▲36.5 | ▲243 | ▲227 | ▲421 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
—
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
—
自己資本利益率
ROA
—
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
4,016人
平均年齢
41.5歳
平均勤続
19.2年
単体 平均年収
648万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
369.00円+205
配当性向
—%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
23
FY21
81
FY22
124
FY23
76
FY24
165
FY25
369
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。