株
株式会社日立製作所
カブシキカイシャヒタチセイサクショ上場電気機器6501EDINET: E01737Hitachi, Ltd.
決算期: 03月期
業種: 電気機器
売上高 (FY25)
9.78兆円
0.56%営業利益 (FY25)
0.21兆円
43.59%経常利益 (FY25)
0.96兆円
16.58%純利益 (FY25)
0.62兆円
4.38%総資産
13.3兆円
8.70%自己資本比率
44.0%
—ROE
10.7%
0.40%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
日立製作所は、デジタルシステム&サービス、グリーンエナジー&モビリティ、コネクティブインダストリーズの3セクターを中心に、グローバル170カ国以上で社会インフラ事業を展開する総合重電・ITサービス企業である。独自のデジタルプラットフォーム「Lumada」を核に、IT・OT・プロダクトのシナジーで顧客のDX/GXを支援するビジネスモデルへの転換を推進しており、FY2025売上収益は9兆7,833億円と前期比1%増、Adjusted EBITAは1兆1,418億円と前期比2,236億円増加した。2024中期経営計画ではCAGR14%の売上成長を実現し、累計コア・フリーキャッシュ・フローも1.8兆円と目標1.2兆円を大幅超過した。 2025年4月には新経営計画「Inspire 2027」を策定し、エナジー・モビリティを独立セクター化、CEO直下に戦略SIBビジネスユニットを新設してデータセンター・eモビリティ・スマートシティ・ヘルスケアの4領域を次なる成長軸に位置づけた。Thalesの鉄道信号事業買収(2024年5月完了)で鉄道売上1兆円超を達成、日立エナジーのパワーグリッドはGX需要で急拡大するなど、事業ポートフォリオの高度化が着実に進んでいる。一方で、北米のれん減損921億円やDSS北米事業の収益性課題、為替感応度の高さが投資家にとって注視点となっている。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: デジタルシステム&サービス・グリーンエナジー&モビリティ・コネクティブインダストリーズの3セクターが売上の大部分を占め、Lumada事業が3兆210億円に達している。
- 2顧客: 電力・鉄道・製造・金融・公共など幅広い産業の法人顧客に、プロジェクト型SIからストック型サービスまで提供している。
- 3価値提案: IT・OT・プロダクトを統合した「Lumada」で顧客のDX/GXを実現し、インストールベースのサービス化による高付加価値・反復収益を追求している。
- 4コスト構造: 売上原価比率は前期比2ポイント改善し71%、M&Aに伴うのれん償却やPMIコストが利益を圧迫する一方、プライシング見直しで収益性を改善している。
Risks · リスク要因
- 1為替感応度: 1ドル1円の変動で売上収益140億円・Adjusted EBITA10億円の影響があり、ドル高・ユーロ高の逆転で業績が大幅に悪化するリスクがある。
- 2M&A統合リスク: Thales鉄道信号事業買収に伴うPMIコストや北米DSS事業でのれん減損921億円を計上しており、大型買収の統合失敗が財務を毀損する可能性がある。
- 3地政学・規制リスク: 中国を含むグローバル6極で事業を展開するため、輸出規制強化・関税引き上げ・地域紛争が原材料調達や受注活動を制約しうる。
- 4技術・競争環境の急変: 生成AIやクラウドの急速な進化により、競合との技術格差が縮小した場合、高付加価値Lumadaサービスの価格競争力が低下するリスクがある。
Strengths · 強み
- 1Lumadaのエコシステム: IT・OT・プロダクトを一体提供できる強みが競合との差別化要因となり、FY2025のLumada売上は2021年度比で約2.2倍に成長した。
- 2グローバルフットプリント: 日立エナジー・GlobalLogic・Thales鉄道信号事業の取得により、北米・EMEA・APACなど6極体制で世界規模のGX/DX需要を取り込める。
- 3パワーグリッドの市場ポジション: 日立エナジーがHVDC等で欧米大型受注を継続し、世界的な送電網投資拡大という長期テーマで高い競争力を持っている。
- 4キャッシュ創出力: 2022〜2024年度累計のコア・フリーキャッシュ・フローが1.8兆円と計画1.2兆円を50%超過し、規律ある投資と株主還元の両立基盤を持つ。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1「Inspire 2027」でデジタルセントリックへ転換: 2025年4月始動の新経営計画で4セクター体制に再編し、Lumadaを核に社会インフラのデジタル化・サービス化を加速する。
- 2戦略SIBビジネスユニットによる新事業創出: CEO直下に設置した組織で2025年度はデータセンター・eモビリティ・スマートシティ・ヘルスケアの4領域を戦略事業として育成する。
- 3SMR事業のグローバル展開: GE Vernova社と連携してカナダでのSMR初号機建設を端緒に、北米・ポーランドをはじめ欧州へ小型モジュール炉の事業拡大を進める。
- 4キャピタルアロケーションの最適化: キャッシュ創出力を強化しつつ、ROICを10%以上に維持し、成長投資と株主還元を両立させる規律ある資本配分を継続する。
Recent Highlights · 直近の動向
Lumada事業売上が前期比29%増の3兆210億円に達し、2021年度比で約2.2倍と高成長を実現したことがFY2025の最大のハイライトである。
2024年5月にThales社の鉄道信号関連事業の買収を完了し、鉄道システムの売上収益が1兆円を突破したが、PMIコストが利益を圧迫している。
DSS北米事業において一部事業ののれん減損損失921億円を計上し、前期比624億円増となったことが営業利益レベルでの課題として顕在化した。
2025年4月に新経営計画「Inspire 2027」を発表し、エナジー・モビリティを独立セクター化するとともにインドを加えたグローバル6極体制へ移行した。
02
業績推移
売上高
9.78兆円▲0.6%FY25
営業利益
0.21兆円▲43.6%FY25
純利益
0.62兆円▲4.4%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 兆円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 9.48 | 8.77 | 8.73 | 10.3 | 10.9 | 9.73 | 9.78 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 0.11 | 0.09 | 0.15 | 0.21 |
| 経常利益 | 0.52 | 0.18 | 0.84 | 0.84 | 0.82 | 0.83 | 0.96 |
| 純利益 | 0.22 | 0.09 | 0.50 | 0.58 | 0.65 | 0.59 | 0.62 |
貸借対照表 (BS)
単位: 兆円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 9.63 | 9.93 | 11.9 | 13.9 | 12.5 | 12.2 | 13.3 |
| 純資産 (自己資本) | 3.26 | 3.16 | 3.53 | 4.34 | 4.94 | 5.70 | 5.85 |
| 自己資本比率 (%) | 33.9 | 31.8 | 29.7 | 31.3 | 39.5 | 46.7 | 44.0 |
| 現金及び預金 | 0.81 | 0.81 | 1.02 | 0.97 | 0.83 | 0.71 | 0.87 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 兆円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 0.61 | 0.56 | 0.79 | 0.73 | 0.83 | 0.96 | 1.17 |
| 投資CF | ▲0.16 | ▲0.53 | ▲0.46 | ▲1.05 | 0.15 | ▲0.13 | ▲0.57 |
| 財務CF | ▲0.32 | 0.00 | ▲0.18 | 0.20 | ▲1.14 | ▲1.02 | ▲0.42 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
133.85
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
10.7%
自己資本利益率
ROA
4.6%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
25,892人
平均年齢
42.6歳
平均勤続
18.7年
単体 平均年収
961万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
64.00円-196
配当性向
50.7%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
140
FY21
155
FY22
185
FY23
215
FY24
260
FY25
64
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。