三
三菱電機株式会社
ミツビシデンキカブシキガイシャ上場電気機器6503EDINET: E01739Mitsubishi Electric Corporation
決算期: 03月期
業種: 電気機器
売上高 (FY25)
5.52兆円
5.02%営業利益 (FY25)
0.39兆円
19.28%経常利益 (FY25)
0.44兆円
19.52%純利益 (FY25)
0.32兆円
13.73%総資産
6.38兆円
3.38%自己資本比率
61.9%
—ROE
8.4%
0.20%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
三菱電機はインフラ・インダストリー・モビリティ・ライフ・半導体の5セグメントを持つ日本最大級の総合電機メーカーである。FY2025は売上高5.52兆円(前年比+5.0%)、営業利益3,919億円(同+633億円)と過去最高水準に近い業績を記録した。インフラ部門は防衛・宇宙システム事業の大口案件や電力流通需要の拡大で売上前年比18%増の1.22兆円に達し、ライフ部門も北米・アジア向け空調機器が牽引し同6%増の2.19兆円となった。一方、インダストリー・モビリティ部門はリチウムイオンバッテリー需要停滞と中国での日系自動車販売減少が響き売上前年比4%減と唯一の減収セグメントとなっている。 中期経営計画の最終年度にあたるFY2025は、売上・営業利益率目標は概ね達成見込みだが、ROE9%・キャッシュ・ジェネレーション3.3兆円/5年は未達の見込みであり、資本効率改善が引き続き課題である。戦略面では、デジタル基盤「Serendie」を軸に循環型デジタル・エンジニアリング企業への変革を掲げ、2025年4月には新会社「三菱電機デジタルイノベーション株式会社」を設立した。事業ポートフォリオのROIC基準による選別・集中も加速しており、成長事業への積極投資と課題事業の撤退・売却を並行して進めている。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: ライフ部門2.19兆円・インダストリー/モビリティ部門1.64兆円が主柱で、インフラ・半導体・ITサービス等5セグメントが補完する。
- 2顧客: 社会インフラ事業者・製造業・不動産・防衛省・一般消費者まで国内外170カ国超に多様な顧客基盤を持つ。
- 3価値提案: コンポーネントからシステム・サービスまで垂直統合し、デジタル基盤「Serendie」で保守・運用の循環型収益を創出する。
- 4地域構成: 海外売上が全体の5割超を占め、米ドル・ユーロ・人民元の為替変動がFY2025売上に合計約1,090億円の正影響を与えた。
Risks · リスク要因
- 1米国関税・経済安全保障リスク: 売上の5割超が海外向けであり、米国関税強化や輸出規制の拡大がサプライチェーンと需要に直接影響する。
- 2中国市場依存による収益変動: 日系自動車メーカー販売減少やリチウムイオンバッテリー需要停滞がFY2025に部門減益362億円を引き起こした構造的脆弱性がある。
- 3サイバー攻撃・情報漏洩リスク: 重要インフラ向け製品を多数納入しており、OT環境へのサイバー侵入は社会的影響と法的・レピュテーション損害を同時にもたらす。
- 4品質・コンプライアンス再発リスク: 過去の品質不適切行為を受けた3つの改革が継続中であり、再発は顧客信頼・受注・株価に甚大な影響を与えるリスクが残る。
Strengths · 強み
- 1防衛・宇宙での独占的地位: 政府向け防衛・宇宙システムは国内競合が限られ、予算増加局面で大口案件が安定的に積み上がっている。
- 2空調機器のグローバル展開力: 北米冷媒規制変化やアジア需要拡大を的確に捉え、FY2025の空調・家電事業は北米・アジアで増収を実現した。
- 3FA・パワー半導体の技術基盤: 電鉄・電力向けパワー半導体や通信用光デバイスで高技術参入障壁を持ち、AI関連設備投資需要も取り込んでいる。
- 4多様なセグメント間のリスク分散: 5セグメントが異なる景気サイクルで動くため、一部事業の低迷を他部門の増益で相殺できる構造的安定性がある。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1ROIC経営の全社定着: ROICツリーによるKPI明確化を全階層に浸透させ、収益改善が見込めない課題事業は撤退・売却を加速して2030年度ROE目標達成を目指す。
- 2「Serendie」によるデジタル変革: 2025年4月設立の三菱電機デジタルイノベーション社を核に、AIを活用したデジタルサービス創出と循環型ビジネスモデルへの転換を推進する。
- 3防衛・再エネ・データセンター領域への重点投資: 政府防衛予算増・再生可能エネルギー拡大・データセンター電力需要を成長ドライバーと位置付け、生産体制強化やM&Aを実行する。
- 4カーボンニュートラル達成: 2030年度までに自社工場・オフィスの温室効果ガス排出量実質ゼロを目指し、脱炭素コンポーネント事業の育成と自社排出削減を両輪で進める。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績は売上高5.52兆円・営業利益3,919億円と前年比それぞれ+2,637億円・+633億円増で着地し、営業利益率は7.1%(前年比+0.9pt)に改善した。
インフラ部門が防衛・宇宙の大口案件等で売上前年比18%増の1.22兆円・営業利益894億円(+582億円)と全セグメント最大の増益をけん引した。
インダストリー・モビリティ部門はリチウムイオンバッテリー需要停滞と中国日系車販売減でFY2025売上1.64兆円(前年比-4%)・営業利益826億円(-362億円)と唯一の減益となった。
2025年4月に三菱電機デジタルイノベーション株式会社を設立し、DX推進とSerendie関連事業の強化を本格始動した。中期計画最終年度はROE8.4%(目標9%未達)となっている。
02
業績推移
売上高
5.52兆円▲5.0%FY25
営業利益
0.39兆円▲19.3%FY25
純利益
0.32兆円▲13.7%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 兆円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 4.52 | 4.46 | 4.19 | 4.48 | 5.00 | 5.26 | 5.52 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 0.25 | 0.26 | 0.33 | 0.39 |
| 経常利益 | 0.32 | 0.28 | 0.26 | 0.28 | 0.29 | 0.37 | 0.44 |
| 純利益 | 0.23 | 0.22 | 0.19 | 0.20 | 0.21 | 0.28 | 0.32 |
貸借対照表 (BS)
単位: 兆円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 4.36 | 4.41 | 4.80 | 5.11 | 5.58 | 6.17 | 6.38 |
| 純資産 (自己資本) | 2.40 | 2.43 | 2.75 | 2.98 | 3.24 | 3.74 | 3.95 |
| 自己資本比率 (%) | 55.1 | 55.1 | 57.4 | 58.3 | 58.0 | 60.6 | 61.9 |
| 現金及び預金 | 0.51 | 0.54 | 0.77 | 0.73 | 0.65 | 0.77 | 0.76 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 兆円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 0.24 | 0.40 | 0.54 | 0.28 | 0.17 | 0.42 | 0.46 |
| 投資CF | ▲0.21 | ▲0.20 | ▲0.18 | ▲0.11 | ▲0.15 | ▲0.09 | ▲0.19 |
| 財務CF | ▲0.11 | ▲0.16 | ▲0.16 | ▲0.24 | ▲0.12 | ▲0.24 | ▲0.27 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
155.70
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
8.4%
自己資本利益率
ROA
5.1%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
31,213人
平均年齢
41.3歳
平均勤続
16.3年
単体 平均年収
870万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
70.00円
配当性向
36.0%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
54
FY21
46
FY22
54
FY23
54
FY24
70
FY25
70
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。