株
株式会社安川電機
カブシキガイシャヤスカワデンキ上場電気機器6506EDINET: E01741YASKAWA Electric Corporation
決算期: 02月期
業種: 電気機器
売上高 (FY25)
5377億円
6.60%営業利益 (FY25)
502億円
24.26%経常利益 (FY25)
785億円
13.57%純利益 (FY25)
570億円
12.43%総資産
7438億円
5.90%自己資本比率
58.0%
—ROE
13.7%
0.10%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
安川電機は、ACサーボモータ・コントローラ(モーションコントロール)と産業用ロボットを両輪とし、インバータや社会システム向けエンジニアリングも手掛ける日本を代表するメカトロニクス専業企業である。売上の約88%がモーションコントロールとロボットの2セグメントで構成され、半導体・電子部品・自動車・食品・物流など幅広いエンドマーケットにグローバルで部品供給する「自動化コンポーネントメーカー」としての地位を確立している。自社が1969年に提唱した「メカトロニクス」に3つのiを組み合わせたソリューションコンセプト「i3-Mechatronics」を軸に、製品単体販売からシステム・サービス一体型ビジネスへの移行を推進中である。 FY2025(2025年2月期)は、半導体市場の回復遅延・欧州自動車投資の低迷・中国内需鈍化が重なり、売上高5,377億円(前期比-6.6%)・営業利益502億円(同-24.3%)と2期連続ピークアウトとなった。一方、関連会社株式の一部譲渡に伴う特別益により純利益は570億円(同+12.4%)と増益を確保し、ROE13.7%・ROIC12.2%と資本効率は中期計画水準を維持した。中期経営計画「Realize 25」(2023-2025年度)で累計1,500億円の投資計画を継続実行しており、スロベニアのロボットシステム工場拡張や国内自動化ライン整備など、次の需要回復に向けた仕込みが進行中である。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: モーションコントロール44%・ロボット44%の2本柱で売上5,377億円を構成し、システムエンジニアリングと物流サービスが補完する。
- 2顧客: 半導体・自動車・食品・物流など多様な製造業エンドユーザーに、世界30カ国の営業拠点を通じて製品・ソリューションを供給する。
- 3価値提案: 「i3-Mechatronics」コンセプトで部品単品販売に留まらずシステム統合・YDXデータサービスまで一体提供し顧客設備停止を防ぐ。
- 4コスト構造: 主要部品の内製化と需要地生産推進でサプライチェーンリスクを分散し、3カ年1,500億円の先行投資で生産性と競争力を維持する。
Risks · リスク要因
- 1米中対立や輸出規制強化により、中国向け生産・販売・技術移転が制限された場合、売上の約2割超を占める中国事業が大幅に毀損するリスクがある。
- 2円安一服局面では為替感応度(米ドル1%変動で売上約13.8億円影響)が逆風となり、海外売上比率の高さが収益押し下げ要因に転じる可能性がある。
- 3半導体・自動車という2大注力市場の設備投資サイクルが同時に低迷すると、FY2025のように営業利益率が9.3%まで低下するボラティリティが高い。
- 4ファナック・ABB・シーメンスなど強力な競合に加え、中国ローカル勢の台頭により価格競争が激化し、シェア維持のためのコスト削減余地が縮小するリスクがある。
Strengths · 強み
- 1サーボモータとロボットの両分野で世界トップクラスのシェアを持ち、「世界初・世界一」製品の開発体制を安川テクノロジーセンタで維持している。
- 21969年に自ら造語した「メカトロニクス」を起点とする深い技術蓄積と、約55年の産業用ロボット実績による高いブランド認知が参入障壁を形成する。
- 3半導体・自動車・食品・再生エネルギーなど多様なエンドマーケットへの分散により、特定産業の景気サイクルへの依存度を相対的に低く保つ構造である。
- 4自社工場に「MOTOMAN NEXT」を導入し生産性向上を実証するなど、自社製品を自社製造で検証するサイクルが製品改良速度と品質信頼性を高めている。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1中期経営計画「Realize 25」(2023-2025年度)で累計1,500億円投資を実行し、需要地生産拡大・内製化・自動化ラインへの先行投資を加速する。
- 2欧米市場向けマシンコントローラ「iC9200」の販売拡大とスロベニアのロボットシステム工場拡張により、欧米での受注基盤を2026年度以降に向けて強化する。
- 3メカトロニクス応用領域でエレベーター専用インバータ「LA700」・太陽光PCS「Enewell-SOL P3A」・食農・バイオメディカル分野を育成し収益多角化を図る。
- 4YDX第2フェーズ「YDX-II」でPLM再構築とデータ活用を深化させ、稼働監視・予防保全サービスをグローバル展開して高マージンのサービス収益比率を高める。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025売上5,377億円(前期比-6.6%)・営業利益502億円(同-24.3%)と2期連続の減収減益で、主因は半導体・欧州自動車市場の同時低迷によるモーションコントロールの11.4%減収である。
持分法適用関連会社・煙台東星磁性材料股份有限公司の株式一部譲渡に伴う売却益・再評価益計上により、純利益は570億円(同+12.4%)と増益を確保した。
ロボットセグメントは既受注の大口システム案件と半導体向けウェハ搬送ロボット増加により売上2,374億円(同+1.2%)と微増を維持し、収益悪化の歯止めとなった。
当期末現金は590億円(前期末比+187億円増加)と手元流動性が改善し、配当性向31.1%を維持しながら有形固定資産への投資を継続する財務体力を確保している。
02
業績推移
売上高
5,377億円▼6.6%FY25
営業利益
502億円▼24.3%FY25
純利益
570億円▲12.4%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 4746 | 4110 | 3897 | 4791 | 5560 | 5757 | 5377 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 529 | 683 | 662 | 502 |
| 経常利益 | 551 | 246 | 272 | 554 | 711 | 691 | 785 |
| 純利益 | 425 | 156 | 189 | 384 | 518 | 507 | 570 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 4640 | 4501 | 4874 | 5590 | 6531 | 7023 | 7438 |
| 純資産 (自己資本) | 2440 | 2284 | 2463 | 2912 | 3475 | 3993 | 4312 |
| 自己資本比率 (%) | 52.6 | 50.7 | 50.5 | 52.1 | 53.2 | 56.9 | 58.0 |
| 現金及び預金 | 393 | 403 | 510 | 552 | 423 | 403 | 590 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 343 | 215 | 396 | 492 | ▲22.1 | 546 | 565 |
| 投資CF | ▲271 | ▲206 | ▲96.0 | ▲242 | ▲197 | ▲293 | ▲213 |
| 財務CF | ▲103 | 4.9 | ▲203 | ▲225 | 72.0 | ▲294 | ▲157 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
218.62
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
13.7%
自己資本利益率
ROA
7.7%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
3,170人
平均年齢
42.0歳
平均勤続
18.4年
単体 平均年収
870万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
102.00円+6
配当性向
54.3%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
78
FY21
36
FY22
78
FY23
96
FY24
96
FY25
102
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。