湖
湖北工業株式会社
コホクコウギョウカブシキガイシャ上場電気機器6524EDINET: E37156決算期: 12月期
業種: 電気機器
売上高 (FY25)
175億円
9.61%営業利益 (FY25)
46.2億円
17.39%経常利益 (FY25)
45.5億円
6.36%純利益 (FY25)
29.9億円
8.00%総資産
283億円
1.27%自己資本比率
82.8%
—ROE
12.8%
2.20%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
湖北工業は、アルミ電解コンデンサ用リード端子と海底ケーブル向け光部品・デバイスの2事業を柱とする電子部品メーカーである。リード端子事業では自社設計の製造装置と独自の異種金属溶接技術を武器に、自動車用エレクトロニクス市場やAIサーバー向け高機能コンデンサ分野で世界的に高いシェアを持つ。光部品・デバイス事業では海底ケーブル向け光アイソレータで世界首位級のシェアを誇り、25年間メンテナンスフリーという高信頼性が参入障壁となっている。FY2025の売上高は175億円(前期比+9.6%)、営業利益は46億円(同+17.4%)と増収増益を達成し、営業利益率は26.5%に達した。EV・生成AI・データセンタ投資の拡大という構造的追い風を受け、両事業とも高機能品への需要シフトが進んでいる。一方で、海底ケーブル市場における特定顧客依存や、代表取締役CEOへの人的依存・61.8%の大株主集中といった固有リスクも存在する。新規事業として独自のスラリーキャスト法による高純度石英ガラス製品(SSG®)の量産化、宇宙光通信向け製品開発にも着手しており、中長期の成長余地は広い。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: リード端子事業(売上88億円)と光部品・デバイス事業(同87億円)がほぼ均等に収益を支え、光部品の利益率が突出して高い。
- 2顧客: 自動車メーカー系コンデンサメーカー、大手通信事業者、海底ケーブル敷設会社など限定的な高品質要求顧客に集中販売している。
- 3価値提案: 全製造工程と設備を自社設計する垂直統合モデルで、競合が追随しにくい品質・信頼性と安定供給力を同時に提供している。
- 4コスト構造: アジア拠点(中国東莞等)での生産再編とROIC指標活用で資産効率を高め、高付加価値品へのシフトで価格競争を回避している。
Risks · リスク要因
- 1特定顧客依存: 海底ケーブル市場は参加者が限定的で特定取引先への依存度が高く、主要顧客の発注量変動が業績に直結するリスクがある。
- 2大株主・人的集中: CEO石井太氏が議決権の61.8%を保有し、同氏への経営依存度も高いため、株式売却や健康リスクが経営の不確実性を高める。
- 3為替・地政学: 海外売上比率が高くドル建て取引が多いため、急激な円高や米中貿易摩擦・関税引き上げが収益を直撃する可能性がある。
- 4原材料調達: 光部品向けレアアース含有原材料は特定仕入先依存度が高く、供給途絶や価格高騰が光部品・デバイス事業の収益を毀損しうる。
Strengths · 強み
- 1技術障壁: 全設備自社設計の製造ノウハウと異種金属溶接技術を長年蓄積し、競合他社が短期間で模倣困難な技術的優位性を保持している。
- 2市場シェア: 海底ケーブル向け光アイソレータで世界首位級、自動車・AIサーバー向け高機能リード端子でも高シェアを維持している。
- 3高収益体質: FY2025営業利益率26.5%・ROE12.8%を達成し、グローバルニッチ戦略による非価格競争が収益性を支えている。
- 4構造的追い風: EV普及・生成AI投資拡大・海底ケーブル増設という複数のメガトレンドが両事業セグメントの需要を同時に押し上げている。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1中期業績目標: 2028年12月期に向けてROIC・ROE・売上高営業利益率の向上を数値目標として設定し、事業部門別管理を強化している。
- 2新規事業育成: 独自スラリーキャスト法による高純度石英ガラス製品(SSG®)の半導体関連市場向け量産体制を構築し、第3の収益柱とする方針である。
- 3次世代技術開発: マルチコアファイバ対応光アイソレータ・PLZT光デバイス・宇宙光通信部品など10年超の視野に立った研究開発投資を継続している。
- 4M&A・提携活用: 技術補完とマーケティング力強化を目的に企業買収・事業提携を積極検討し、FY2025は投資有価証券取得で12.7億円を投じた。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績: 売上高175億円(+9.6%)・営業利益46億円(+17.4%)と過去最高水準を更新したが、経常利益は前期比-6.4%、純利益は同-8.0%となった。
光部品好調: 光部品・デバイス事業の売上高87億円(+15.0%)、利益39億円(+9.1%)と牽引役となり、AI需要によるファラデー回転子の需給逼迫で生産能力を増強した。
大規模自社株買い: FY2025に自己株式取得で24.9億円を支出し、株主還元を強化する一方、配当金も8.1億円を支払いROE12.8%を維持した。
リード端子回復: リード端子事業の営業利益は7.7億円と前期比+90.0%の大幅増益を達成し、不採算受注改善と歩留まり向上の効果が顕在化した。
02
業績推移
売上高
175億円▲9.6%FY25
営業利益
46.2億円▲17.4%FY25
純利益
29.9億円▼8.0%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 99.8 | 112 | 146 | 157 | 135 | 159 | 175 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 38.8 | 28.1 | 39.4 | 46.2 |
| 経常利益 | 13.6 | 23.6 | 43.6 | 44.4 | 31.5 | 48.6 | 45.5 |
| 純利益 | 5.2 | 15.6 | 29.6 | 30.7 | 19.0 | 32.5 | 29.9 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 126 | 133 | 225 | 243 | 250 | 287 | 283 |
| 純資産 (自己資本) | 43.0 | 57.7 | 151 | 183 | 201 | 234 | 234 |
| 自己資本比率 (%) | 34.0 | 43.4 | 67.2 | 75.3 | 80.3 | 81.7 | 82.8 |
| 現金及び預金 | 30.8 | 35.0 | 110 | 93.6 | 104 | 98.0 | 84.2 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 16.4 | 20.2 | 30.3 | 27.6 | 35.8 | 38.4 | 33.4 |
| 投資CF | ▲8.1 | ▲5.2 | ▲4.1 | ▲19.5 | ▲10.3 | ▲31.2 | ▲12.0 |
| 財務CF | 0.7 | ▲10.5 | 45.6 | ▲25.9 | ▲15.8 | ▲16.4 | ▲36.5 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
114.73
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
12.8%
自己資本利益率
ROA
10.6%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
LeadTerminalsBusiness0.0兆50.4%0.00兆8.7%
OpticalCommunicationPartsAndDevicesBusiness0.0兆49.6%0.00兆44.6%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
160人
平均年齢
44.7歳
平均勤続
12.6年
単体 平均年収
714万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
33.00円+3
配当性向
38.5%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
8
FY21
55
FY22
55
FY23
60
FY24
30
FY25
33
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。