東
東芝テック株式会社
トウシバテックカブシキガイシャ上場電気機器6588EDINET: E01884TOSHIBA TEC CORPORATION
決算期: 03月期
業種: 電気機器
売上高 (FY25)
5770億円
5.27%営業利益 (FY25)
203億円
27.73%経常利益 (FY25)
183億円
66.70%純利益 (FY25)
299億円
546.35%総資産
3464億円
2.63%自己資本比率
33.4%
—ROE
30.5%
37.80%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
東芝テック株式会社は、流通小売業向けPOSシステム・セルフレジ等を中心とするリテールソリューション事業(売上3,336億円、構成比58%)と、複合機・バーコードプリンタ等のワークプレイスソリューション事業(同2,471億円、42%)の2本柱で世界展開するBtoB機器・サービス企業である。FY2025は売上5,770億円(前年比+5.3%)、営業利益203億円(同+28%)と大幅改善し、純利益299億円はエトリア設立・インクジェットヘッド事業譲渡に伴う特別利益が寄与してROE30.5%に達した。リテール事業では米州を中心に海外POSが好調で営業利益は前年比260%増の81億円と急回復。一方、ワークプレイス事業は複合機の開発・製造をリコーとの合弁エトリア株式会社に移管し、構造転換を加速しているものの2024年10月以降の販売規模縮小で同事業利益は11%減の122億円にとどまった。中期経営計画ではグローバルリテールプラットフォーム「ELERA」を軸にデータ活用・リカーリングモデルへのシフトを推進しているが、米国関税措置によるコストアップが2025年度の最大の不確実要因となっており、目標値の見直しが検討されている。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: リテールソリューション事業が売上の58%、ワークプレイスソリューション事業が42%を占め、ハードとサービスの複合収益で成り立っている。
- 2顧客: 国内外の大手流通小売業にPOSシステムを、グローバル法人にオフィス複合機・バーコードプリンタを提供している。
- 3価値提案: グローバルリテールプラットフォーム「ELERA」でPOSデータを活用したDXソリューションと保守・BPOサービスを一体提供している。
- 4コスト構造: 自社生産からエトリア合弁への製造移管で固定費を削減し、残余リソースをソフトウェア・サービス開発に再配分している。
Risks · リスク要因
- 1米国関税措置: 2025年度に相当額のコストアップが見込まれ、市況不透明を理由に中期経営計画の数値目標の見直しが検討される状況にある。
- 2ペーパーレス加速: ワークプレイス事業の複合機需要は長期的な減少傾向が継続しており、2024年10月以降に売上規模が縮小し営業利益が11%減少した。
- 3為替リスク: 売上の約57%超が海外向けであり、円高局面では国内POSシステム利益への為替マイナス影響が現に発生している。
- 4コンプライアンス: 2025年2月に元従業員による架空受注・私的着服が発覚し、業務プロセスの是正と内部管理体制の再強化が求められている。
Strengths · 強み
- 1グローバル顧客基盤: 世界主要地域の大手小売チェーンにPOSを納入済みで、保守網を起点にマルチベンダー保守サービスへの横展開が容易である。
- 2ELERAプラットフォーム: 独自クラウドPOSにより顧客データを蓄積し、決済・物流・広告業者へのデータバーティカルインテグレーションを実現している。
- 3製造コスト競争力: 2024年7月にリコーとエトリアを設立し沖電気工業も参画予定で、部品共同購買と生産拠点相互活用でコスト低減効果が見込まれる。
- 4リカーリング収益の拡大: 保守サービス・ソフトウェア・BPOの比率向上により、ハード依存の収益変動リスクを平準化する事業構造へ移行している。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1ELERAの本格拡大: グローバルリテールプラットフォーム「ELERA」によるデータ活用ソリューションビジネスを本格展開し、リカーリング収益比率を高める。
- 2データビジネス拡大: 2024年10月設立のジャイナミクス株式会社が生成AIを活用しPOSデータ起点の業種横断ソリューションを提供する体制を構築する。
- 3エトリア活用による競争力強化: リコー・沖電気工業との合弁で複合機の共同購買・生産を深化させ、自社リソースをソフトウェア差別化領域にシフトする。
- 4ソフトウェア開発体制強化: 2025年4月新設のソフトウェア開発センターで事業部横断のグローバル連携を図り、サービス・ソフトウェア売上比率を拡大する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績急回復: 売上5,770億円(+5.3%)、営業利益203億円(+28%)、純利益299億円で前期の純損失67億円から大幅黒字転換しROE30.5%を達成した。
エトリア設立とIJヘッド事業譲渡: 2024年7月にリコーとの合弁エトリアへ複合機・オートID開発製造を、理想テクノロジーズへIJヘッド事業を承継し特別利益を計上した。
米州POS好調: 海外市場向けPOSシステムが米州を中心に販売増、リテール事業営業利益は前年比260%増の81億円に急回復し収益改善の主牽引役となった。
中期計画目標見直し検討: 米国関税措置によるコストアップと市況不透明を理由に2024年5月公表の中期経営計画(2024~2026年度)の数値目標見直しを公表した。
02
業績推移
売上高
5,770億円▲5.3%FY25
営業利益
203億円▲27.7%FY25
純利益
299億円▲546.4%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 4768 | 4838 | 4057 | 4453 | 5108 | 5481 | 5770 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 116 | 161 | 159 | 203 |
| 経常利益 | 165 | 116 | 71.9 | 102 | 131 | 110 | 183 |
| 純利益 | 112 | 37.3 | 71.3 | 53.8 | -137 | -67.1 | 299 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 2751 | 2885 | 2893 | 3103 | 3107 | 3375 | 3464 |
| 純資産 (自己資本) | 1008 | 964 | 1099 | 1177 | 1022 | 962 | 1157 |
| 自己資本比率 (%) | 36.6 | 33.4 | 38.0 | 37.9 | 32.9 | 28.5 | 33.4 |
| 現金及び預金 | 555 | 533 | 518 | 467 | 438 | 486 | 479 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 184 | 208 | 92.4 | 100 | 151 | 194 | 249 |
| 投資CF | ▲128 | ▲138 | ▲95.7 | ▲142 | ▲121 | ▲161 | ▲99.9 |
| 財務CF | ▲81.3 | ▲70.5 | ▲43.1 | ▲55.0 | ▲81.0 | ▲36.2 | ▲57.4 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
565.44
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
30.5%
自己資本利益率
ROA
8.6%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
RetailSolutionsBusiness0.3兆57.8%0.01兆2.4%
WorkplaceSolutionsBusiness0.2兆42.2%0.01兆5.0%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
3,082人
平均年齢
46.0歳
平均勤続
15.9年
単体 平均年収
786万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
65.00円
配当性向
17.5%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
50
FY21
20
FY22
60
FY23
60
FY24
65
FY25
65
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。