ザ
ザインエレクトロニクス株式会社
ザインエレクトロニクスカブシキカイシャ上場電気機器6769EDINET: E02062THine Electronics, Inc.
決算期: 12月期
業種: 電気機器
売上高 (FY25)
46.4億円
0.54%営業利益 (FY25)
-3.4億円
1325.00%経常利益 (FY25)
-4.0億円
252.65%純利益 (FY25)
-3.3億円
198.24%総資産
96.7億円
6.44%自己資本比率
92.3%
—ROE
0.0%
3.70%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
ザインエレクトロニクスは、独自のアナログ設計技術を核としたファブレス半導体メーカーで、LSI事業(独自規格「V-by-One HS」等)とAIOT事業(AI/IoT通信モジュール等)の2セグメントで構成される。売上高はFY2025に46億円と横ばいながら、中期戦略「Innovate100」達成に向けた研究開発費を前期比14.5%増の13億円超へ積み増した結果、営業損失3億42百万円・純損失3億34百万円と黒字から赤字へ転落した。LSI事業は中国向け関税懸念・アミューズメント向け在庫調整が響き前期比2%減。AIOT事業はスマートメーター向け通信モジュールの量産立ち上げにより4.8%増収も利益は大幅悪化。自己資本比率は90.4%と財務安定性は高いものの、AIデータセンター向け光半導体や次世代無線通信技術など先行投資が続くため、短期的な収益回復は研究開発投資の成果創出が鍵となる。2027年度に売上高100億円超という目標は現状水準の2倍超を意味し、達成難度は高い。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: LSI事業が売上の61%、AIOT事業が39%を占め、半導体製品と通信モジュールソリューションの2本柱で構成される。
- 2顧客: マクニカ・加賀電子・富士通の上位3社経由で売上の47%を占め、OA・車載・アミューズメント等の産業向けに供給する。
- 3価値提案: 独自の「V-by-One HS」規格やDSPレス光半導体など高付加価値技術で顧客の機器差別化を支援するソリューションを提供する。
- 4コスト構造: ファブレスモデルにより製造はTSMC等3社に80.6%を委託し、売上高の約28%相当を研究開発費に投下する研究開発特化型である。
Risks · リスク要因
- 1地政学・関税リスク: 米中摩擦に伴う関税政策がFY2025の中国向けLSI受注を直撃し、売上減少・業績悪化に直結した実績があり、継続的リスクとなっている。
- 2仕入先集中リスク: AIOT事業の仕入れはSIMCom Wireless Solutions 1社に84.5%を依存しており、供給障害が発生した場合の代替調達が困難である。
- 3研究開発費回収リスク: FY2025の研究開発費は13億21百万円と売上高の約28%に達し、投資案件が商業化に至らない場合、収益性が大幅に悪化するリスクがある。
- 4特定顧客集中リスク: 上位3社(マクニカ・加賀電子・富士通)が売上の47%を占めており、いずれか1社との取引縮小が業績に直接的な打撃を与える可能性がある。
Strengths · 強み
- 1独自規格の保有: 次世代映像伝送規格「V-by-One HS」を自社開発・標準化し、車載・産業向けで参入障壁の高い製品ポジションを確立している。
- 2高い自己資本比率: FY2025末時点で90.4%と財務健全性が極めて高く、赤字局面でも先行投資を継続できる財務的耐性を有する。
- 3AI/IoT研究開発への早期注力: 世界初のDSPレス技術によるAIデータセンター向け光半導体をNICT採択案件として開発し、次世代市場の技術基盤を構築中である。
- 4グローバル研究開発体制: 米国・韓国・台湾・中国にグループ会社を持ち、アジア市場を核とした多拠点での優秀人材獲得と技術開発が可能である。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1「Innovate100」達成: 2027年度に連結売上高100億円超を目標に掲げ、LSI・AIOT・サーバーの3事業間シナジーを強化して売上を現状の約2倍超に拡大する。
- 2AIデータセンター向け光半導体事業化: NICT令和7年度採択プログラムを活用し、DSPレス低遅延光半導体製品を世界市場に投入してAIインフラ需要を取り込む。
- 3アライアンス・新事業開拓: 他社とのコラボレーションや合弁を機動的に活用し、スマートメーター・AED・エレベータ遠隔監視等の新規IoTアプリ市場を開拓する。
- 4ザイン・モバイルテックへの集約: 2025年7月に社名変更した子会社を核にAIOTブランドを統一し、サーバー事業の合弁解消で100%子会社化して日本市場対応を加速する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績悪化: 売上高46億39百万円(前期比+0.5%)も研究開発費13億21百万円(同+14.5%増)の積み増しにより営業損失3億42百万円と前期の黒字から赤字転落した。
スマートメーター量産開始: FY2025下半期からスマートメーター向け無線通信モジュールの量産出荷を本格開始し、AIOT事業売上を前期比4.8%増の18億9百万円に押し上げた。
サーバー子会社の100%化: 中国企業との合弁で設立したザイン・ハイパーデータ株式会社について、米中問題を受け合弁契約を解消し100%子会社として日本市場向けに再編した。
投資有価証券売却とキャッシュ減少: 一部投資有価証券を売却し売却益1億34百万円を計上したが、営業CFはマイナス7億7百万円と前期のマイナス73百万円から大幅悪化した。
02
業績推移
売上高
46.4億円▲0.5%FY25
営業利益
-3.4億円▼1325.0%FY25
純利益
-3.3億円▼198.2%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 48.8 | 28.8 | 44.4 | 54.6 | 50.2 | 46.1 | 46.4 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 6.0 | -0.4 | 0.3 | -3.4 |
| 経常利益 | 2.5 | -7.8 | 7.0 | 9.1 | 0.7 | 2.6 | -4.0 |
| 純利益 | 1.8 | -7.0 | 7.3 | 8.2 | -0.7 | 3.4 | -3.3 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 98.4 | 87.9 | 98.7 | 107 | 103 | 103 | 96.7 |
| 純資産 (自己資本) | 90.8 | 83.0 | 90.6 | 97.4 | 94.4 | 95.9 | 89.2 |
| 自己資本比率 (%) | 92.3 | 94.5 | 91.8 | 91.2 | 92.1 | 92.9 | 92.3 |
| 現金及び預金 | 53.3 | 67.3 | 77.4 | 73.0 | 73.8 | 73.1 | 64.5 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 1.3 | ▲5.2 | 3.6 | ▲1.9 | 4.0 | ▲0.7 | ▲7.1 |
| 投資CF | ▲1.9 | 21.1 | 5.1 | ▲4.2 | ▲1.5 | 0.1 | 1.9 |
| 財務CF | ▲1.0 | ▲1.0 | ▲0.9 | ▲1.0 | ▲2.9 | ▲1.6 | ▲3.4 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
—
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
—
自己資本利益率
ROA
—
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
AIOTBusiness0.0兆39.0%▲0.00兆-1.0%
LSI0.0兆61.0%▲0.00兆-11.5%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
86人
平均年齢
45.4歳
平均勤続
13.0年
単体 平均年収
755万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
15.00円
配当性向
—%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
9
FY21
12
FY22
15
FY23
15
FY24
15
FY25
15
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。