池
池上通信機株式会社
イケガミツウシンキカブシキガイシャ上場電気機器6771EDINET: E01819IKEGAMI TSUSHINKI CO., LTD.
決算期: 03月期
業種: 電気機器
売上高 (FY25)
207億円
4.02%営業利益 (FY25)
2.5億円
68.01%経常利益 (FY25)
2.9億円
67.85%純利益 (FY25)
2.4億円
65.39%総資産
288億円
5.79%自己資本比率
47.4%
—ROE
1.7%
3.40%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
池上通信機は、放送用カメラ・中継システムを中心とする「放送システム事業」と、セキュリティー・医療用カメラ・錠剤検査装置等からなる「産業システム事業」の2本柱で事業を展開する映像・通信機器メーカーである。売上高はピーク時の2019年250億円から207億円(FY2025)まで段階的に縮小しており、ROEも1.7%と低水準に留まる。FY2025の減収減益は、収益性の高い中国向け医療用カメラの納入延期と北米放送市場での設備投資先送りが主因であり、営業利益は前期比5.4億円減の2.5億円にとどまった。一方で受注高は前期比+2.3%の218億円と積み上がっており、国内産業向け(防衛・錠剤検査・鉄道プラント)は堅調である。中長期では防衛市場を最注力領域と位置づけ、医療・検査装置の海外OEM拡大と放送IP化対応を成長ドライバーとして描く。財務面では自己資本比率47.4%と健全だが、コミットメントライン契約の財務制限条項(純資産・経常損益)が潜在的な信用リスクとなる点に注意が必要である。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 放送システム事業と産業システム事業の2セグメントで構成し、売上207億円の大半を国内市場が占める。
- 2顧客: NHK等の放送局、防衛省・官公庁、製薬会社、海外医療機器OEMメーカー等の法人顧客に販売する。
- 3価値提案: 放送用4K/8Kカメラ・IPシステムと医療用高精細カメラ・錠剤検査装置を自社開発し、SI力で提案する。
- 4コスト構造: 製造原価主体で、受注規模や製品ミックス変動が利益率に直結する季節偏重型の収益構造である。
Risks · リスク要因
- 1中国市場依存リスク: 反腐敗運動と景気低迷で中国向け医療用カメラ売上が大幅に落ち込み、FY2025減益の最大要因となった。
- 2財務制限条項リスク: 40億円のコミットメントライン契約に純資産減少・経常損失の制限条項があり、業績悪化時の返済請求リスクがある。
- 3米国通商政策・関税リスク: 北米放送市場での投資先送りに加え、米中関税が中国OEM顧客の経営判断を直撃する構造リスクがある。
- 4製品競争力の相対低下リスク: 映像IP化・AIカメラ化の加速により、開発投資が不十分な場合に競合との差別化が困難になる恐れがある。
Strengths · 強み
- 1放送領域の技術ブランド: NHKへの販売比率12.8%が示す通り、国内主要放送局との長期取引実績と信頼を持つ。
- 2映像処理技術の横展開: 放送用で培った高精細画像処理技術を医療・検査・セキュリティーに応用できる点が強みである。
- 3官公庁・防衛への参入実績: 防衛省をはじめ公共性の高い市場への供給実績があり、新規参入障壁が高い領域を押さえる。
- 4OEM事業での海外展開: 欧州・中国・北米の医療機器メーカー向けOEMで海外売上を確保し、収益の分散を図っている。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1防衛市場の最注力化: 防衛省向けセキュリティー機器の研究開発・販売を強化し、安全保障分野での売上規模拡大を最優先とする。
- 2産業システム事業の多角拡大: 錠剤検査装置の医薬以外への展開と、医療用カメラの北米・インド太平洋OEM新規顧客獲得を推進する。
- 3放送IP化対応の強化: IPエクステンションユニット「IPX-100」等のIP対応製品拡充とソフトウェアスイッチャー開発で更新需要を取り込む。
- 4M&Aとサプライチェーン多様化: 外部リソース活用・アライアンス・M&Aも視野に事業領域を拡大し、地政学リスクへの耐性を高める。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025大幅減益: 営業利益2.5億円(前期比-5.4億円)、純利益2.4億円(前期比-4.4億円)と収益が急速に悪化した。
中国向け医療カメラの延期: 高収益の中国OEM案件が来期以降に延期となり、産業システム事業の海外売上が想定を大幅に下回った。
受注残高は積み上がり: 受注残高が前期比+6.6%の185億円に達し、FY2026売上高215億円・営業利益4億円の回復を目指す。
システムセンター新棟建設: 建設仮勘定を計上しており、生産・開発能力強化に向けた設備投資が進行中である。
02
業績推移
売上高
207億円▼4.0%FY25
営業利益
2.5億円▼68.0%FY25
純利益
2.4億円▼65.4%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 250 | 232 | 219 | 185 | 221 | 216 | 207 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 2.6 | -10.0 | 7.9 | 2.5 |
| 経常利益 | 10.9 | 5.5 | 5.0 | 2.9 | -10.0 | 9.0 | 2.9 |
| 純利益 | 8.5 | 7.0 | 4.4 | 1.8 | -10.7 | 6.8 | 2.4 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 276 | 261 | 250 | 274 | 290 | 306 | 288 |
| 純資産 (自己資本) | 124 | 131 | 135 | 137 | 127 | 137 | 137 |
| 自己資本比率 (%) | 44.8 | 50.1 | 53.9 | 50.0 | 43.9 | 44.7 | 47.4 |
| 現金及び預金 | 61.6 | 63.6 | 61.3 | 56.6 | 44.8 | 65.3 | 35.8 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 29.4 | 9.8 | 11.6 | ▲16.2 | ▲11.9 | 29.6 | ▲35.3 |
| 投資CF | ▲4.0 | ▲2.1 | ▲7.3 | ▲9.8 | ▲3.4 | ▲7.8 | ▲5.3 |
| 財務CF | ▲18.1 | ▲5.4 | ▲7.1 | 20.6 | 2.7 | ▲2.5 | 11.1 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
36.82
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
1.7%
自己資本利益率
ROA
0.8%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
655人
平均年齢
46.5歳
平均勤続
21.5年
単体 平均年収
707万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
12.00円-18
配当性向
39.8%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
30
FY21
15
FY22
10
FY23
10
FY24
30
FY25
12
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。