天
天昇電気工業株式会社
テンショウデンキコウギョウカブシキガイシャ上場化学6776EDINET: E01813Tensho Electric Industries Co., Ltd.
決算期: 03月期
業種: 化学
売上高 (FY25)
279億円
3.64%営業利益 (FY25)
9.1億円
13.94%経常利益 (FY25)
10.8億円
18.38%純利益 (FY25)
12.6億円
33.33%総資産
221億円
20.87%自己資本比率
48.0%
—ROE
12.7%
1.60%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
天昇電気工業は「ものづくりを通じて豊かな社会を創造しよう」を理念に掲げるプラスチック成形品メーカーで、自動車部品・物流産業資材・機構品部品の製造販売を国内6工場と中国・メキシコ拠点で展開している。売上高は2021年の156億円を底に拡大基調が続き、FY2025には279億円に到達した。セグメント別ではアメリカ成形関連事業が売上72億円(+22.3%)・セグメント利益4億円超(+80.6%)と急成長しており、メキシコ第二工場の稼働率上昇が主因である。一方、主力の日本成形関連事業は自動車業界の生産調整で売上198億円(-2.1%)・セグメント利益は57.8%減と大幅に落ち込み、収益構造の課題が浮き彫りになった。FY2025は連結子会社の三甲アメリカコーポレーションが持分法適用会社へ移行し持分変動利益6億円を特別計上したことで純利益は13億円(+33.3%)に膨らんだが、営業利益は9億円(-13.9%)と実力ベースでは減益であった点に留意が必要である。財務面では有利子負債が8,121百万円(第97期)から4,488百万円に急減し、自己資本比率も48%まで回復するなど体質改善が明確に進んでいる。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: プラスチック成形品(自動車部品・物流産業資材・機構品部品)の製造販売が売上279億円の大半を占める。
- 2顧客: SUBARUが売上比15.3%、トヨタ紡織が9.6%と日系自動車メーカーが売上の約50%を占める主要顧客である。
- 3地域構成: 日本成形71%・アメリカ成形26%・中国成形2%の3極体制で、米州比率が拡大傾向にある。
- 4コスト構造: 原材料(樹脂・原油系素材)比率が高く、生産革新チームによる省力・自動化で製造固定費削減に注力している。
Risks · リスク要因
- 1自動車メーカー依存: 売上の約50%が日系自動車メーカー向けで、生産調整1回でセグメント利益が57.8%減する感応度の高さが課題である。
- 2原材料価格の変動: 樹脂・原油系素材の価格上昇が続いており、顧客への転嫁が遅れた場合に売上総利益率が一段と低下するリスクがある。
- 3カントリーリスク: 中国工場では現地需要低迷・法規制・労働争議、メキシコでは米国通商政策変動が業績に直接影響する可能性がある。
- 4三甲株式会社との取引依存: 売上比4.7%・議決権33.6%を持つ三甲との取引が途絶した場合、仕入・販売両面で業績に悪影響が及ぶリスクがある。
Strengths · 強み
- 1財務体質の急回復: 有利子負債を4,488百万円まで圧縮し自己資本比率48%を達成、借入依存度が大幅に低下した。
- 2米州拠点の高成長: メキシコ第二工場稼働率上昇でアメリカ事業売上が1年で22.3%増、利益は80.6%増と収益貢献が急拡大している。
- 3三甲グループとの安定関係: 議決権33.6%を持つ三甲株式会社と仕入・販売両面で継続取引し、安定的な受注基盤を確保している。
- 4多品種成形技術: 自動車・物流・機構品と複数業種向けに成形品を供給でき、特定市場への過度な依存を分散する技術基盤を持つ。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1国内売上拡大: 自動車部品受注の維持拡大に加え、物流産業資材・機構品部品の自社製品売上の大幅増を目指して営業強化を継続する。
- 2生産性向上: 全社横断の生産革新チームが省力・省人化・自動化を推進し、売上原価率の改善と利益率回復を2028年3月期までに目指す。
- 3財務健全化: 営業CFを設備投資に充当しつつ有利子負債削減と自己資本比率向上を継続し、安定的な財務体質を第一目標に掲げている。
- 4ダイバーシティ推進: 2028年3月31日までに男女賃金格差比率72.0%達成を目標に女性管理職育成と職場環境整備を進める。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025売上279億円(+3.6%)で6期連続増収: アメリカ事業+22.3%が牽引したが、営業利益は9億円(-13.9%)と原価増で実力ベース減益となった。
三甲アメリカ持分法化で特別利益6億円計上: 第三者割当増資による持分変動利益を計上し純利益は13億円(+33.3%)と計画比110.8%の大幅超過となった。
有利子負債が半減: 4,488百万円(前期8,121百万円)に急減し自己資本比率は33.1%から48.0%に改善、財務体質が大幅に強化された。
メキシコ第二工場が本格稼働: 稼働率上昇でアメリカセグメント利益4億33百万円(+80.6%)を達成し、日本事業の不振を米州が補完する構図となった。
02
業績推移
売上高
279億円▲3.6%FY25
営業利益
9.1億円▼13.9%FY25
純利益
12.6億円▲33.3%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 176 | 184 | 156 | 194 | 239 | 269 | 279 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 2.3 | 6.0 | 10.6 | 9.1 |
| 経常利益 | 9.8 | 10.2 | 3.0 | 3.6 | 7.5 | 13.2 | 10.8 |
| 純利益 | 5.9 | 7.0 | 1.6 | 2.5 | 6.1 | 9.5 | 12.6 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 161 | 171 | 173 | 213 | 276 | 280 | 221 |
| 純資産 (自己資本) | 63.0 | 70.8 | 71.5 | 80.9 | 95.2 | 109 | 106 |
| 自己資本比率 (%) | 39.2 | 41.4 | 41.3 | 37.9 | 34.5 | 39.1 | 48.0 |
| 現金及び預金 | 28.6 | 30.1 | 28.9 | 40.7 | 55.7 | 52.6 | 33.0 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 17.8 | 23.2 | 10.3 | 24.3 | 26.7 | 26.8 | 24.9 |
| 投資CF | ▲11.2 | ▲20.8 | ▲16.8 | ▲18.7 | ▲42.0 | ▲26.9 | ▲31.1 |
| 財務CF | ▲7.8 | ▲0.7 | 5.0 | 5.5 | 28.0 | ▲6.2 | 6.2 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
74.34
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
12.7%
自己資本利益率
ROA
5.7%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
InjectionMoldingBusinessInAmerica0.0兆26.0%0.00兆6.0%
InjectionMoldingBusinessInChina0.0兆1.9%▲0.00兆-5.3%
InjectionMoldingBusinessInJapan0.0兆71.1%0.00兆1.2%
RealEstateBusiness0.0兆1.0%0.00兆87.3%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
387人
平均年齢
40.2歳
平均勤続
11.3年
単体 平均年収
419万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
5.00円
配当性向
19.7%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
3
FY21
3
FY22
3
FY23
3
FY24
5
FY25
5
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。