日
日本電波工業株式会社
ニホンデンパコウギョウカブシキガイシャ上場電気機器6779EDINET: E01807NIHON DEMPA KOGYO CO., LTD.
決算期: 03月期
業種: 電気機器
売上高 (FY25)
444億円
7.43%営業利益 (FY25)
46.2億円
6.40%経常利益 (FY25)
29.6億円
5.56%純利益 (FY25)
8.9億円
55.91%総資産
715億円
8.09%自己資本比率
40.8%
—ROE
6.3%
2.80%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
日本電波工業(NDK)は、水晶振動子・水晶発振器を中心とした周波数の制御・選択・検出デバイスの専業メーカーである。売上高の約73%を水晶振動子、約16%を水晶発振器が占め、車載・移動体通信・産業機器・光学・防衛の5市場に幅広く展開する。FY2025(2025年3月期)の売上高は444億円(前期比+5.5%)、営業利益は46億円(同+6.4%)と増収増益を達成した。主な成長ドライバーは、中国向け移動体通信・車載向けの需要回復と、生成AI普及を背景とした光トランシーバ向け超低ジッタ発振器の急拡大で、第4四半期からはAIサーバ向け販売も開始した。一方、純利益は持分法投資に関する減損損失(4.6億円)などが重なり9億円(同-23.2%)にとどまり、ROEも6.3%と低水準にある。Vision2030では売上1,000億円・営業利益率20%を掲げており、2025年度開始の新中期経営計画「Five Pillars + One」では5市場の最適運営と新事業創出により持続的成長を目指す。英国エンジニアリングセンター設置や防衛・宇宙・QCM分野への展開など、ポートフォリオ多角化を積極化している段階にある。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 水晶振動子(売上比73%)と水晶発振器(同16%)の2品目が中核で、光学製品等「その他」(約10%)が補完する。
- 2顧客: 車載・スマートフォン・AIデータセンター・防衛・プロ仕様カメラ向けに世界各国のメーカーへ販売する。
- 3価値提案: 高信頼性・超低ジッタの周波数制御デバイスで顧客の設計課題を解決するソリューション提供を行う。
- 4地域構成: 中国18,737百万円(35%)・欧州11,105百万円(21%)・北米5,981百万円(11%)とグローバル展開する。
Risks · リスク要因
- 1デカップリング・地政学リスク: 中国向け売上が全体の約35%を占め、米中対立による輸出規制や関税強化が業績に直撃する恐れがある。
- 2水晶業界の競争激化: 価格下落圧力が強く、競争優位維持のため多額の研究開発・設備投資が必要でROIC悪化リスクが残る。
- 3為替変動リスク: 海外売上比率が約85%に達し、円高局面では円換算売上・利益が大幅に目減りする構造的な脆弱性がある。
- 4持分法投資の減損: FY2025に持分法適用会社で458百万円の減損を計上し、関係会社管理リスクが純利益を大きく圧迫した。
Strengths · 強み
- 1AI向け超低ジッタ発振器: 800G〜1.6T光インターコネクト用タイミングデバイスで主要クラウドベンダーのリファレンス認定を獲得している。
- 2光学技術の独自性: 水晶原石からのコーティング技術を活用したプロ仕様カメラ用光学製品でトップシェアを維持している。
- 3車載・移動体の実績: 世界主要自動車メーカーや大手スマートフォンメーカーとの長期取引により安定した売上基盤を持つ。
- 4防衛・宇宙の専門性: JAXAとの共同研究技術を地上展開し、QCMセンサによる半導体製造装置向けソリューションを推進している。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1「Five Pillars + One」中期計画(2025〜2027年度): 車載・移動体・産機・防衛・光学の5市場とビジネスを新事業で補完し成長を加速する。
- 2AIデータセンター攻略: 超低ジッタ発振器でタイミング・サプライヤーのポジションを確立し、次世代製品投入で800G〜1.6T市場を深耕する。
- 3IC開発能力強化と英国拠点: 2024年末に英国エンジニアリングセンターを設置し、MEMS対抗品など高付加価値タイミングデバイスの自社IC開発を強化する。
- 4Vision2030長期目標: 2030年に売上1,000億円・営業利益率20%、2050年カーボンニュートラル実現(Scope1,2は対2023年度比▲42%)を目指す。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績回復: 売上444億円(+5.5%)・営業利益46億円(+6.4%)と増収増益、AIデータセンター向け発振器が予想を上回り牽引した。
AIサーバ向け出荷開始: 第4四半期(2025年1〜3月)からAIサーバ向け販売を開始し、産機市場の新たな成長軸として本格稼働した。
中国売上が急拡大: 中国向け売上は前期比+17.5%の187億円となり、移動体通信・車載・AIデータセンター向けがいずれも増加した。
持分法投資で特損: 持分法適用会社への投資減損損失4.6億円を計上し、純利益は9億円(前期比-23.2%)にとどまりROEが6.3%に低下した。
02
業績推移
売上高
444億円▲7.4%FY25
営業利益
46.2億円▲6.4%FY25
純利益
8.9億円▼55.9%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 376 | 349 | 334 | 400 | 450 | 414 | 444 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 51.8 | 83.3 | 43.4 | 46.2 |
| 経常利益 | -0.6 | -86.4 | 25.9 | 49.2 | 74.5 | 31.3 | 29.6 |
| 純利益 | -14.7 | -60.7 | 0.3 | 48.6 | 23.4 | 20.2 | 8.9 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 608 | 545 | 631 | 612 | 642 | 662 | 715 |
| 純資産 (自己資本) | 147 | 53.5 | 136 | 200 | 240 | 274 | 292 |
| 自己資本比率 (%) | 24.2 | 9.8 | 21.5 | 32.7 | 37.4 | 41.4 | 40.8 |
| 現金及び預金 | 82.3 | 101 | 167 | 104 | 103 | 123 | 159 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 16.1 | 9.5 | 1.2 | 45.6 | 65.6 | 85.3 | 61.1 |
| 投資CF | ▲22.9 | 12.0 | 3.1 | ▲23.3 | ▲32.3 | ▲38.1 | ▲44.5 |
| 財務CF | 20.7 | ▲0.2 | 54.2 | ▲89.1 | ▲35.2 | ▲29.5 | 19.1 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
77.75
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
6.3%
自己資本利益率
ROA
1.2%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
674人
平均年齢
43.1歳
平均勤続
16.5年
単体 平均年収
680万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
45.00円+10
配当性向
77.6%
1株配当 推移 (円・生値)
FY22
5
FY23
30
FY24
35
FY25
45
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。