横
横河電機株式会社
ヨコガワデンキカブシキガイシャ上場電気機器6841EDINET: E01878YOKOGAWA ELECTRIC CORPORATION
決算期: 03月期
業種: 電気機器
売上高 (FY25)
5624億円
4.12%営業利益 (FY25)
835億円
5.99%経常利益 (FY25)
854億円
1.49%純利益 (FY25)
521億円
15.50%総資産
7183億円
6.75%自己資本比率
66.2%
—ROE
11.5%
3.58%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
横河電機は、石油・ガス・化学・電力などプロセス産業向けの分散制御システム(DCS)・フィールド機器・ソリューションを世界規模で提供する計測制御の専業大手である。売上の約94%を占める制御事業が中核であり、中東・アフリカを中心とした旺盛なエネルギー投資を追い風に、FY2025売上高は5,624億円(前期比+4.1%)、営業利益は835億円(同+6.0%)と増収増益を達成した。受注高は5,986億円(同+10.4%)、受注残高も4,282億円(同+7.5%)と将来の売上基盤は着実に積み上がっている。中期経営計画「GS2028」では、DCS・フィールド機器の単品販売からIA2IA(自律化)やSmart Manufacturingを軸としたSoS(System of Systems)型ソリューション提供へのビジネスモデル変革を目指し、2024年度〜2026年度にM&A・アライアンスへ1,000億円以上の成長投資を計画している。課題としては、為替変動を除いた実質売上成長率が約+1.9%にとどまる点、測定器事業の営業利益が前期比23.5%減と苦戦している点、リカーリング型ビジネスへの転換進捗の見極めが求められる点などが挙げられる。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 制御事業が売上の93.9%を占め、DCS・フィールド機器・ソリューション・サービスの4領域で構成される。
- 2顧客: 石油・ガス・化学・電力・製薬など世界のプロセス産業の設備投資案件および既設設備の保守・改善需要に対応する。
- 3価値提案: OT領域の深い知見とIA2IA・DX技術を融合し、製造現場の自律化・全体最適化を実現するSoS型ソリューションを提供する。
- 4コスト構造: 人件費・SMEコンサルタント等の人的投資が増加傾向にあり、先行投資費用が販管費を押し上げる構造となっている。
Risks · リスク要因
- 1売上の約7割が海外であり、円安恩恵の反面、急激な円高に転じた場合は実質成長率が大幅に押し下げられる為替変動リスクが高い。
- 2中東・アフリカへの受注集中度が上昇しており、地政学的緊張や原油安による顧客の設備投資削減が業績を直撃する可能性がある。
- 3GS2028で掲げる1,000億円以上のM&Aが統合失敗や想定シナジー未達に終わった場合、資産減損や成長鈍化リスクが顕在化しうる。
- 4AI・クラウド活用の競合台頭によりDXソリューション市場での差別化が困難となり、リカーリングビジネスへの移行が遅れるリスクがある。
Strengths · 強み
- 1中東・アジアを中心に制御事業の受注残高4,282億円を抱え、プロセス産業における高い顧客継続率と長期サービス収益が安定している。
- 2DCS世界トップクラスの市場シェアと、長年の現場ノウハウ・人的資本が技術的参入障壁を形成し模倣困難な競争優位を持つ。
- 3エネルギー・石化・製薬など業種軸の専門体制を整備し、顧客課題に精通したSMEコンサルタントによる高付加価値提案が可能である。
- 4FY2025の営業CFは990億円と高水準であり、M&A投資余力と自己株取得・配当の両立を支える強固な財務基盤を有する。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1GS2028(2024〜2028年度)でM&A・アライアンスに1,000億円以上を投じ、SoS型ビジネスへの転換と特定業種依存の分散を加速する。
- 2IA2IAとSmart Manufacturingを軸に自律化・DX領域のコンサルティング・インテグレーション事業を拡大し、高付加価値収益を積み上げる。
- 3External DXとして「Yokogawa Cloud」上でOTノウハウをアプリ・サービス化し、成果報酬型・サブスクリプション型のリカーリング収益基盤を構築する。
- 42024年度に指名委員会等設置会社へ移行済みであり、監督と執行の分離・ガバナンス強化により経営判断の迅速化と資本効率向上を図る。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025受注高は5,986億円(前期比+10.4%)と過去最高水準に迫り、中東・アフリカのエネルギー投資活発化が主な牽引役となっている。
純利益は521億円と前期比15.5%減となったが、主因は前期計上の投資有価証券売却益の反動であり、事業実態の悪化ではないと経営陣は説明している。
FY2025の営業CFは990億円(前期比+352億円)と急増し、大型案件の前受金受領が運転資本効率を高めたことが貢献した。
測定器事業は受注高が前期比+16.9%と回復傾向にある一方、売上は5.9%減・営業利益は23.5%減と前期の受注残消化反動が響いている。
02
業績推移
売上高
5,624億円▲4.1%FY25
営業利益
835億円▲6.0%FY25
純利益
521億円▼15.5%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 4037 | 4044 | 3742 | 3899 | 4565 | 5402 | 5624 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 307 | 444 | 788 | 835 |
| 経常利益 | 368 | 363 | 341 | 357 | 486 | 841 | 854 |
| 純利益 | 284 | 147 | 192 | 213 | 389 | 617 | 521 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 4701 | 4897 | 5191 | 5560 | 6186 | 6729 | 7183 |
| 純資産 (自己資本) | 2962 | 2915 | 3148 | 3403 | 3868 | 4448 | 4757 |
| 自己資本比率 (%) | 63.0 | 59.5 | 60.6 | 61.2 | 62.5 | 66.1 | 66.2 |
| 現金及び預金 | 857 | 997 | 1012 | 1155 | 1164 | 1344 | 1793 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 214 | 311 | 328 | 516 | 404 | 638 | 990 |
| 投資CF | ▲40.9 | ▲182 | ▲186 | ▲283 | ▲329 | 26.5 | ▲286 |
| 財務CF | ▲69.9 | 45.8 | ▲171 | ▲162 | ▲109 | ▲575 | ▲262 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
200.41
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
11.5%
自己資本利益率
ROA
7.3%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
IndustrialAutomationAndControl0.5兆93.9%0.08兆14.7%
NewBussinessesOther0.0兆0.7%▲0.00兆-6.8%
TestAndMeasurement0.0兆5.3%0.01兆20.8%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
2,242人
平均年齢
44.6歳
平均勤続
17.1年
単体 平均年収
927万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
87.00円+30
配当性向
33.3%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
51
FY21
51
FY22
51
FY23
51
FY24
57
FY25
87
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。