日
日本光電工業株式会社
ニホンコウデンコウギョウカブシキガイシャ上場電気機器6849EDINET: E01903NIHON KOHDEN CORPORATION
決算期: 03月期
業種: 電気機器
売上高 (FY25)
2254億円
1.55%営業利益 (FY25)
207億円
5.73%経常利益 (FY25)
204億円
20.38%純利益 (FY25)
141億円
17.20%総資産
2583億円
10.74%自己資本比率
70.2%
—ROE
7.8%
2.00%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
日本光電工業は、生体情報モニタ・除細動器・人工呼吸器・脳波計など医用電子機器を専門とする東証プライム上場メーカである。国内売上比率が約64%と高く、急性期病院から診療所・公共のPAD市場まで幅広い顧客基盤を持つ。海外では北米・欧州・アジアに子会社網を展開し、FY2025の北米売上は前期比13.1%増と成長加速が鮮明だ。FY2025売上高は2,254億円と7年連続増収を達成したが、為替差損や投資有価証券評価損の影響で純利益は前期比17.2%減の141億円にとどまり、ROE7.8%は中計目標12%を大きく下回る。2024年度スタートの3カ年中期経営計画「BEACON 2030 Phase II」では、2027年3月期に売上高2,560億円・営業利益率15%・ROE12%を掲げ、製品競争力強化・北米事業拡大・全社収益改革・キャッシュコンバージョンサイクル短縮の4軸で企業変革を推進している。消耗品・サービス事業が前期比5.4%増と機器販売を上回る成長を示しており、収益安定化の柱として期待される。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 機器販売(売上の50.2%)と消耗品・サービス(49.8%)がほぼ拮抗し、後者が前期比5.4%増と安定成長を牽引している。
- 2顧客: 急性期病院・中小病院・診療所・PAD市場(企業・公共施設)を国内外で網羅し、売上の約64%を国内が占める。
- 3価値提案: 生体情報モニタ・除細動器・人工呼吸器・生体計測機器に遠隔ICUやDHSを組み合わせ、医療DXソリューションを提供する。
- 4地域構成: 国内1,452億円(64%)・北米419億円(19%)・欧州126億円(6%)・アジア他203億円(9%)の4極体制で運営している。
Risks · リスク要因
- 1許認可・規制リスク: 欧州MDR/IVDR・米FDA AIガイドライン等の規制強化により、新製品発売時期の延長や追加試験コストが発生しうる。
- 2品質・リコールリスク: FY2025に国内外4件のリコールが発生し、製品保証引当金17.5億円を計上。医療事故発生時には賠償訴訟や信用毀損リスクがある。
- 3関税・地政学リスク: 米国の相互関税によるサプライチェーン混乱や中国の反腐敗運動・景気減速が海外売上(全体の36%)を直撃する可能性がある。
- 4資本効率改善の遅延: CCC(キャッシュコンバージョンサイクル)が目標190日に対し225日と乖離が続き、ROE7.8%は中計目標12%を大幅に下回っている。
Strengths · 強み
- 1国内トップブランド: 急性期病院を中心に高い顧客基盤を持ち、国内売上高1,452億円と競合の参入障壁となる長期保守サービス網を保有している。
- 2製品多様性とクロスセル: 生体計測・モニタ・治療機器・検体検査の4カテゴリを横断する品揃えが、1施設への複合提案力と消耗品リカーリング収益を生む。
- 3北米成長基盤: 米国でのDoD/VA市場およびIDN/GPO大手向けに注力し、FY2025北米売上が前期比13.1%増と高成長を実現した。
- 4規制対応力: 日米欧の医療機器規制(薬機法・FDA・MDR/IVDR)に対応したQA/RA体制とPSIRTによるサイバーセキュリティ強化が参入障壁を形成している。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 12027年3月期目標: 売上高2,560億円・営業利益率15%・ROE12%・ROIC12%を掲げる中計「BEACON 2030 Phase II」を2024~2026年度に実行する。
- 2北米優先投資: 大手IDN/GPO・DoD/VA市場へのシェア拡大を最優先課題とし、現地開発の遠隔ICUソリューション展開など北米資源配分を厚くする。
- 3収益改革とCCC短縮: 生産本部新設による調達・生産管理強化でCCC225日→190日へ回復し、日本光電版ROICの導入で投資対効果を厳格管理する。
- 4製品競争力とDX: PLM/MES導入・開発プロセス改革で新製品開発期間を短縮し、DHSや患者容態把握ダッシュボードなどソリューション事業を拡大する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績: 売上高2,254億円(前期比+1.5%)・営業利益207億円(+5.7%)と増収増益を達成したが、為替差損響き純利益は141億円(-17.2%)に落ち込んだ。
M&Aと海外拠点整備: 2024年11月に米国ニューロアドバンスド社(アドテック親会社)株式71.4%を取得し脳神経外科領域を強化、ベトナム法人設立・インド新工場稼働も実施した。
鶴ヶ島新工場建設: 建設仮勘定が増加し固定資産が前期比262億円増の752億円へ拡大、生産能力増強と品質管理高度化への大型投資が進行中である。
消耗品・サービスの拡大: 消耗品・サービス売上1,121億円(前期比+5.4%)が機器売上1,133億円(-2.0%)を逆転寸前まで迫り、安定収益基盤への構造シフトが加速している。
02
業績推移
売上高
2,254億円▲1.5%FY25
営業利益
207億円▲5.7%FY25
純利益
141億円▼17.2%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 1788 | 1850 | 1997 | 2051 | 2066 | 2220 | 2254 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 310 | 211 | 196 | 207 |
| 経常利益 | 159 | 148 | 284 | 346 | 241 | 256 | 204 |
| 純利益 | 112 | 98.5 | 182 | 234 | 171 | 170 | 141 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 1697 | 1678 | 1930 | 2102 | 2167 | 2332 | 2583 |
| 純資産 (自己資本) | 1161 | 1218 | 1390 | 1564 | 1676 | 1811 | 1813 |
| 自己資本比率 (%) | 68.4 | 72.6 | 72.0 | 74.4 | 77.3 | 77.6 | 70.2 |
| 現金及び預金 | 347 | 359 | 444 | 601 | 440 | 499 | 431 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 98.2 | 92.2 | 139 | 257 | ▲25.1 | 156 | 153 |
| 投資CF | ▲32.6 | ▲46.1 | ▲29.5 | ▲43.0 | ▲76.5 | ▲52.1 | ▲251 |
| 財務CF | ▲30.7 | ▲30.5 | ▲30.1 | ▲73.0 | ▲74.9 | ▲69.7 | 25.5 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
84.88
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
7.8%
自己資本利益率
ROA
5.5%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
Japan0.1兆65.0%0.02兆15.0%
NorthAmerica0.0兆19.9%▲0.00兆-2.1%
RestOfWorld0.0兆15.1%0.00兆5.5%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
3,893人
平均年齢
42.5歳
平均勤続
15.8年
単体 平均年収
926万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
46.00円-45
配当性向
30.4%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
52
FY21
72
FY22
86
FY23
81
FY24
91
FY25
46
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。