シ
シスメックス株式会社
シスメックスカブシキガイシャ上場電気機器6869EDINET: E02015SYSMEX CORPORATION
決算期: 03月期
業種: 電気機器
売上高 (FY25)
5086億円
10.21%営業利益 (FY25)
876億円
11.74%経常利益 (FY25)
792億円
6.19%純利益 (FY25)
537億円
8.12%総資産
6653億円
7.49%自己資本比率
69.7%
—ROE
12.0%
0.13%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
シスメックスは血液検査(ヘマトロジー)・血液凝固・免疫・尿検査を中心とする体外診断専業メーカーであり、試薬と保守サービスによるリカーリング収益が全売上の大部分を占める。FY2025は売上5,086億円(前期比+10.2%)、営業利益876億円(+11.7%)、純利益537億円(+8.1%)とすべて過去最高を記録し、7期連続増収を達成した。海外売上比率は86.7%に上り、米州・EMEA・中国・アジア太平洋の全地域で増収となった。特に中国では試薬需要増と原価率改善が重なり営業利益が前期比+35.6%と急拡大、アジア太平洋もインド市場の寄与で+17.6%の高成長を記録した。中期経営計画最終年度(FY2026)の目標は売上5,600億円・営業利益1,120億円であり、FY2025時点で売上は目標の91%まで到達している。長期経営戦略「VA33」のもと2033年を見据えた事業拡張として、免疫検査・個別化医療(リキッドバイオプシー)・メディカルロボット・再生細胞医療への投資を加速しており、インドへの生産拠点設立も完了した。一方、海外売上比率の高さから為替感応度が高く、米ドル1円変動で売上±74.8億円の影響が生じる点や、関税・地政学リスクへの対応が引き続き注目される。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 試薬・消耗品と保守サービスによるリカーリング収益が売上の大半を占め、機器設置後に安定収益を生む構造である。
- 2顧客: 世界190カ国以上の病院・検査センター・クリニック等の医療機関に製品・サービスを供給している。
- 3価値提案: ヘマトロジーを軸にした高精度な検体検査ソリューションで検査の標準化・自動化・効率化を実現する。
- 4地域構成: 海外売上比率86.7%で、中国23.2%・米州25.8%・EMEA27.6%の3極が主要収益基盤となっている。
Risks · リスク要因
- 1為替感応度の高さ: 海外売上比率86.7%のため、円高転換時には業績へ直接的なマイナスが生じ、USD1円変動で売上±74.8億円・営業利益±9.5億円の影響がある。
- 2地政学・関税リスク: 中国売上構成比23.2%を抱える中、米中貿易摩擦・関税強化や輸出入規制が販売・調達コストに波及する恐れがある。
- 3競争激化と価格圧力: ベックマン・コールター等グローバル大手との競合に加え、中国・新興国での現地メーカー台頭により試薬・機器の価格競争が激化するリスクがある。
- 4新規事業の不確実性: メディカルロボットや再生細胞医療は事業化・収益化のタイムラインが不透明であり、先行投資が長期化することで資本効率が低下する懸念がある。
Strengths · 強み
- 1ヘマトロジー世界トップシェア: 多項目自動血球分析装置「XRシリーズ」を軸に世界最大級のシェアを保持し、試薬更新による高いスイッチングコストを有する。
- 2試薬リカーリングモデル: 機器導入後に試薬・保守が継続受注されるビジネス構造により、景気変動への耐性と安定した営業CF(882億円)を確保している。
- 3グローバル直販ネットワーク: 190カ国超の販売・サービス網を自社で整備し、サウジアラビア等での直販化拡大によりマージン改善を実現している。
- 4技術蓄積とR&D継続投資: 研究開発費は年間314億円を維持し、アルツハイマー診断支援やリキッドバイオプシー等の次世代領域でも特許・技術資産を積み上げている。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1中期経営計画最終年度目標: FY2026に売上5,600億円・営業利益1,120億円を目指し、ヘマトロジー「XRシリーズ」のグローバル展開と免疫検査「HISCLシリーズ」の試薬項目拡充を加速する。
- 2新興国フォーカス: インドに診断薬・機器双方の生産拠点を完成させ、Make in India政策に対応しながら2033年までに新興国市場シェアを大幅拡大する計画である。
- 3個別化医療への参入: リキッドバイオプシー技術を活用した遺伝子・細胞・タンパク測定製品の商品化を進め、アルツハイマー型認知症の診断支援ビジネスの早期事業化を推進する。
- 4DX・次世代基幹システム投資: グローバルDX推進と次世代基幹システムの刷新により生産性向上と新規ソリューション創出を図り、2033年長期ビジョン「VA33」の基盤を整備する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025過去最高業績: 売上5,086億円(+10.2%)・営業利益876億円(+11.7%)・純利益537億円(+8.1%)を達成し、全地域・全分野で増収となった。
中国セグメントの急回復: 試薬需要増と原価率改善により中国統括の営業利益が前期比+35.6%と大幅改善し、グループ収益性向上に貢献した。
インド生産拠点の稼働: グループ初となる診断薬・機器双方の生産機能を持つインド拠点の建設を完了し、現地調達拡大と供給体制強化に着手した。
FY2026業績予想と為替前提: 売上5,350億円・営業利益915億円を予想し、想定為替レートは対USD142円・対EUR160円に設定している。
02
業績推移
売上高
5,086億円▲10.2%FY25
営業利益
876億円▲11.7%FY25
純利益
537億円▲8.1%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 2935 | 3020 | 3051 | 3638 | 4105 | 4615 | 5086 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 674 | 737 | 784 | 876 |
| 経常利益 | 580 | 494 | 463 | 643 | 687 | 746 | 792 |
| 純利益 | 412 | 349 | 319 | 441 | 458 | 496 | 537 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 3468 | 3893 | 4249 | 4837 | 5311 | 6189 | 6653 |
| 純資産 (自己資本) | 2644 | 2777 | 3053 | 3483 | 3877 | 4320 | 4638 |
| 自己資本比率 (%) | 76.3 | 71.3 | 71.9 | 72.0 | 73.0 | 69.8 | 69.7 |
| 現金及び預金 | 511 | 566 | 665 | 738 | 695 | 755 | 896 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 447 | 532 | 569 | 587 | 688 | 639 | 882 |
| 投資CF | ▲401 | ▲259 | ▲292 | ▲351 | ▲518 | ▲550 | ▲525 |
| 財務CF | ▲141 | ▲206 | ▲203 | ▲205 | ▲242 | ▲90.1 | ▲243 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
86.07
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
12.0%
自己資本利益率
ROA
8.1%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
2,876人
平均年齢
42.3歳
平均勤続
12.7年
単体 平均年収
913万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
47.00円-79
配当性向
79.7%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
108
FY21
108
FY22
113
FY23
122
FY24
126
FY25
47
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。