澤
澤藤電機株式会社
サワフジデンキカブシキガイシャ上場電気機器6901EDINET: E01885SAWAFUJI ELECTRIC CO.,LTD.
決算期: 03月期
業種: 電気機器
売上高 (FY25)
236億円
11.75%営業利益 (FY25)
0.8億円
86.50%経常利益 (FY25)
2.1億円
72.88%純利益 (FY25)
2.5億円
52.22%総資産
251億円
6.03%自己資本比率
50.9%
—ROE
2.0%
1.80%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
澤藤電機は、トラック・バス用スタータ・オルタネータ等の電装品(売上の63%)を中核に、可搬式発電機「ELEMAX」と車載・船舶用ポータブル冷蔵庫「ENGEL」の3事業を展開する独立系部品メーカーである。主要取引先は日野自動車(売上比28.1%)・本田技研工業(同4.7%)等の商用車・エンジンメーカーで、国内生産拠点に加えアジアに海外拠点を持つ。 FY2025(2025年3月期)の売上高は236億円と、FY2019の312億円から6年で約75億円縮小しており、構造的な需要減局面にある。発電機事業が前期比36.8%減と急落し、全社営業利益を76百万円(前期比-487百万円)まで押し下げた。一方で2023年策定の長期構想「チャレンジ2030」のもと、商用電動車向けモーター・バッテリーパックなどEV部品への展開や生産IoT化を進めており、エネルギー変換技術を軸に事業ポートフォリオ変革を目指している。ただし足元では原材料高・円安・東南アジア市場低迷が重なり、フリーCFはマイナスで有利子負債も増加しており、収益力の早期回復が喫緊の課題となっている。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 電装品63%・冷蔵庫20%・発電機16%の3事業が収益を分担し、電装品セグメント利益が全社を下支えしている。
- 2顧客: 日野自動車(売上比28.1%)を筆頭に商用車・農建機メーカーおよびオーストラリア等海外のプロユーザーに供給している。
- 3価値提案: 巻線技術を核としたエネルギー変換技術で、商用車の省燃費化・電動化および現場の安定電源・冷蔵ニーズに対応している。
- 4コスト構造: 国内外自社工場での受注生産・見込み生産を併用し、銅・電磁鋼板・半導体等の原材料コストが収益に大きく影響する構造である。
Risks · リスク要因
- 1特定顧客集中リスク: 日野自動車1社が売上の28.1%を占め、同社の生産変動や購買方針の変化が業績に直結する高い依存度がある。
- 2原材料・為替変動リスク: 銅・電磁鋼板・半導体を大量使用し、円安と原材料高が同時進行するとコスト増が利益を直撃しやすい構造である。
- 3市場縮小リスク: 東南アジア自動車市場の低迷で電装品・発電機の海外需要が落ち込み、売上高は6年間で約24%減少しており回復見通しが不透明である。
- 4地政学・パンデミックリスク: ウクライナ情勢・米中摩擦・中東緊迫化が原材料調達や海外拠点の操業に影響し、事業継続リスクが顕在化する恐れがある。
Strengths · 強み
- 1商用車電装の長期実績: 日野自動車向けに売上比28%超の継続取引があり、スタータ・オルタネータで高いシェアと開発ノウハウを蓄積している。
- 2EV・HV部品への転換基盤: 既存の巻線技術を応用し、商用電動車向けモーター・バッテリーパックの量産を開始済みで、電動化需要を取り込める。
- 3自社グローバルブランド: 「ELEMAX」発電機と「ENGEL」冷蔵庫は世界各国で流通し、OEM依存を分散する自社ブランド収益源として機能している。
- 4財務健全性の余地: 純資産127億円・自己資本比率約51%と財務基盤は相対的に厚く、成長投資への対応余力を保持している。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1長期構想「チャレンジ2030」: 2023年策定の中長期計画で、エネルギー変換技術の進化と電動システムのグローバル展開を2030年に向けた成長軸に位置付けている。
- 2EV・HV部品の事業拡大: 商用電動車向けモーター・バッテリーパックの生産を拡大し、既存ICE部品からの収益構造転換を2025-2027年の3カ年で加速する計画である。
- 3生産効率化とIoT活用: IoTを活用した工程の見える化により、合理化・不良未然防止・生産性向上を推進し、原材料高・人件費上昇を吸収する体制を構築する。
- 4サステナビリティ経営の強化: カーボンニュートラル貢献を環境戦略の柱とし、人的資本投資・従業員エンゲージメント向上を財務戦略と並立させて企業基盤を整備する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025大幅減収: 売上高は236億円(前期比-31億円・-11.7%)と過去6年で最低水準となり、発電機事業が前期比36.8%減と特に大きく落ち込んだ。
営業利益76百万円に急減: 原材料高・円安・人件費上昇が重なり、前期比で487百万円の減益となり、発電機事業では減損損失も計上した。
キャッシュフローのマイナス転落: 営業CFが-268百万円、投資CF(設備投資11億円超)と合わせてフリーCFは大幅マイナスとなり、短期借入金が563百万円増加した。
本田技研工業向け売上が急減: 前期27億円(売上比10.6%)から今期11億円(同4.7%)へ約60%減少し、顧客集中リスクの分散と新規取引先開拓が急務となっている。
02
業績推移
売上高
236億円▼11.7%FY25
営業利益
0.8億円▼86.5%FY25
純利益
2.5億円▼52.2%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 312 | 300 | 267 | 288 | 293 | 267 | 236 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 3.8 | 2.4 | 5.6 | 0.8 |
| 経常利益 | 7.9 | 2.4 | 3.4 | 6.0 | 4.7 | 7.9 | 2.1 |
| 純利益 | 5.5 | 2.0 | 2.8 | 4.0 | 2.9 | 5.2 | 2.5 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 196 | 186 | 190 | 197 | 215 | 267 | 251 |
| 純資産 (自己資本) | 86.6 | 81.4 | 96.1 | 101 | 105 | 137 | 128 |
| 自己資本比率 (%) | 44.2 | 43.8 | 50.5 | 51.4 | 49.0 | 51.3 | 50.9 |
| 現金及び預金 | 13.5 | 6.8 | 11.6 | 14.5 | 11.7 | 15.8 | 7.7 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 12.6 | ▲10.1 | 3.8 | 12.3 | 1.5 | 11.3 | ▲2.7 |
| 投資CF | ▲6.9 | ▲6.8 | ▲7.8 | ▲5.9 | ▲7.7 | ▲12.2 | ▲13.3 |
| 財務CF | ▲6.3 | 10.2 | 8.5 | ▲3.8 | 2.6 | 4.6 | 7.5 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
57.43
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
2.0%
自己資本利益率
ROA
1.0%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
AutomotiveElectricalEquipments0.0兆63.1%0.00兆9.7%
Generators0.0兆16.5%▲0.00兆-2.6%
OperatingSegmentsNotIncludedInReportableSegmentsAndOtherRevenueGeneratingBusinessActivities0.0兆0.8%0.00兆7.8%
Refrigerators0.0兆19.7%0.00兆10.3%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
719人
平均年齢
41.9歳
平均勤続
18.5年
単体 平均年収
593万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
48.00円+16
配当性向
27.0%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
25
FY21
25
FY22
27
FY23
28
FY24
32
FY25
48
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。