イ
イリソ電子工業株式会社
イリソデンシコウギョウカブシキガイシャ上場電気機器6908EDINET: E02009IRISO ELECTRONICS CO., LTD.
決算期: 03月期
業種: 電気機器
売上高 (FY25)
563億円
1.92%営業利益 (FY25)
53.1億円
10.60%経常利益 (FY25)
55.0億円
23.44%純利益 (FY25)
26.6億円
52.40%総資産
914億円
5.66%自己資本比率
77.9%
—ROE
3.6%
4.20%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
イリソ電子工業は「三次元可動(フローティング)BtoBコネクタ」に特化した独立系電子部品メーカーであり、売上高の約86%を車載コネクタが占める。三次元方向の嵌合ずれを吸収する独自構造は、電動化・ADAS普及に伴う車内配線の高密度化・高速伝送化ニーズと高い親和性を持ち、xEV向けパワートレインおよびインフォテインメント分野を主戦場としている。生産の約81%をアジア(主に中国・フィリピン・ベトナム)で担い、海外売上比率は84%に達するグローバル企業である。 FY2025(2025年3月期)は売上563億円と微増にとどまり、EVの成長鈍化・日欧米自動車メーカーの販売不振・原材料高騰・構造改革費用計上が重なり、純利益は前期比52.4%減の27億円、ROEは3.6%まで低下した。2024年5月策定の中期経営計画ではFY2027に売上650億円・営業利益率15.4%超・ROE10%を掲げるが、足元の進捗は計画を大幅に下回る。米国関税政策や中国顧客シフト、秋田新工場の稼働コスト吸収など課題は山積しており、インダストリアル市場の育成と生産性改善の実行力が評価の焦点となっている。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 車載向けコネクタが売上の約86%を占め、インダストリアル・コンシューマー市場の約14%が補完する構造である。
- 2顧客: 自動車電装品メーカー・AV音響メーカー・エレクトロニクスメーカーを主顧客とし、世界170拠点超の販売網を持つ。
- 3価値提案: 三次元可動フローティング構造により実装ずれを吸収し、顧客の作業工数とTCOを削減する独自コネクタを提供する。
- 4コスト構造: 生産の約81%をアジア拠点(中国・フィリピン・ベトナム)に集中させ、秋田新工場追加で国内比率向上とBCP強化を図る。
Risks · リスク要因
- 1車載集中リスク: 売上の約86%が車載向けであり、EV成長鈍化や日欧米自動車メーカーの販売不振が直撃しやすい収益構造である。
- 2為替・関税リスク: 海外売上比率84%・海外生産比率81%の下、米国追加関税や急激な円高は売上・コストの両面に大きな影響を与える。
- 3量産拠点集中リスク: 中国拠点への生産集中が続いており、地政学的緊張・ロックダウン等が発生した場合の供給停止リスクが残存する。
- 4中計未達リスク: FY2027目標(売上650億円・営業利益率15%超)に対しFY2025実績は売上563億円・営業利益率9.4%と乖離が大きく、計画修正の可能性がある。
Strengths · 強み
- 1三次元可動技術: 独自のフローティングBtoBコネクタは競合が容易に模倣できない特許群に支えられ、高い設計採用率を実現している。
- 2車載信頼性ノウハウ: 耐振動・耐熱・高速伝送の車載品質を武器に、建機・農機・eVTOLなどモビリティ隣接市場へ展開できる技術基盤を有する。
- 3グローバル生産体制: 中国・フィリピン・ベトナム・日本の多拠点体制により、地産地消とBCP対応を両立しコスト競争力を維持している。
- 4財務健全性: 自己資本比率77.8%、現金243億円と無借金に近い財務基盤を持ち、成長投資と株主還元を自己資金で賄える余力がある。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1FY2027中計目標: 2027年3月期に売上650億円・営業利益100億円・ROE10%・ROIC10%の達成を目指す中期経営計画を遂行する。
- 2モビリティ領域拡張: 「車載のイリソ」から「モビリティのイリソ」へ転換し、eVTOL・建機・農機向けへ車載技術を横展開する。
- 3インダストリアル第2の柱化: 高速フローティングBtoBコネクタとArrow Electronics等の代理店活用で、半導体製造装置・エネルギーマネジメント分野を開拓する。
- 4生産性・資本効率改善: 秋田新工場立上げによる生産効率15%改善と設備標準化・金型内製化を進め、配当性向40%超またはDOE5%程度の株主還元を維持する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績悪化: 売上563億円(+1.9%)に対し営業利益は53億円(-10.6%)、純利益は構造改革費用計上で前期比52.4%減の27億円に落ち込んだ。
自己株式大規模取得: FY2025に49億円超の自己株式取得を実施し、純資産が58億円減少する一方、ROEは3.6%まで低下した。
秋田新工場稼働: 2025年4月に秋田第2量産拠点が稼働を開始し、国内生産比率向上とBCP強化・関税対応の新たな生産軸となる。
Arrow Electronics契約: 2025年3月期にArrow Electronics社と販売代理店契約を締結し、インダストリアル市場でのグローバル新規顧客開拓を加速する。
02
業績推移
売上高
563億円▲1.9%FY25
営業利益
53.1億円▼10.6%FY25
純利益
26.6億円▼52.4%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 428 | 396 | 365 | 439 | 529 | 553 | 563 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 45.2 | 69.4 | 59.4 | 53.1 |
| 経常利益 | 63.3 | 46.7 | 29.7 | 48.4 | 76.6 | 71.9 | 55.0 |
| 純利益 | 37.2 | 32.9 | 21.4 | 39.1 | 55.4 | 55.9 | 26.6 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 615 | 606 | 639 | 732 | 825 | 969 | 914 |
| 純資産 (自己資本) | 513 | 515 | 547 | 618 | 680 | 770 | 712 |
| 自己資本比率 (%) | 83.5 | 85.0 | 85.6 | 84.4 | 82.5 | 79.5 | 77.9 |
| 現金及び預金 | 155 | 138 | 143 | 141 | 186 | 267 | 243 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 67.0 | 68.3 | 62.3 | 66.9 | 116 | 129 | 120 |
| 投資CF | ▲66.9 | ▲64.8 | ▲48.8 | ▲62.5 | ▲81.8 | ▲90.9 | ▲87.8 |
| 財務CF | ▲19.5 | ▲16.6 | ▲13.8 | ▲16.1 | 5.2 | 23.1 | ▲54.9 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
118.25
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
3.6%
自己資本利益率
ROA
2.9%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
Asia0.0兆57.4%0.00兆10.1%
Europe0.0兆16.3%0.00兆0.1%
Japan0.0兆16.0%0.00兆48.8%
NorthAmerica0.0兆10.3%0.00兆0.9%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
594人
平均年齢
41.6歳
平均勤続
11.6年
単体 平均年収
689万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
100.00円+10
配当性向
57.3%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
50
FY21
50
FY22
60
FY23
80
FY24
90
FY25
100
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。