株
株式会社図研
カブシキガイシャズケン上場電気機器6947EDINET: E01966ZUKEN INC.
決算期: 03月期
業種: 電気機器
売上高 (FY25)
407億円
5.90%営業利益 (FY25)
53.9億円
12.40%経常利益 (FY25)
59.4億円
9.14%純利益 (FY25)
52.3億円
35.11%総資産
633億円
0.95%自己資本比率
63.1%
—ROE
13.0%
3.50%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
図研は電気・電子基板設計システム「CR-8000」シリーズとワイヤハーネス設計システム「E3.series」を中核に、エレクトロニクス製造業・自動車関連製造業向けに設計ソフトウェアおよびデータ管理システムを提供するエンジニアリングITカンパニーである。売上高は2019年268億円から2025年407億円へと約52%成長し、4期連続で過去最高を更新。営業利益・経常利益も4期連続で最高を記録し、ROE13.0%と安定した高収益体質を示している。地域別には日本が売上の約73%(299億円)を占め、欧州89億円・米国31億円・アジア21億円と海外展開も進む。利益構造はソフトウェアライセンスおよびクライアントサービス(保守・サポート)の積み上げ型で、手元流動性は現預金等272億円と財務基盤は堅固である。中長期的にはMBSEモデリングツール「GENESYS」によるシステムズエンジニアリング市場への参入、AIを活用した製品機能拡充、半導体分野への研究プロジェクト参画など新領域への投資を加速させており、製造業DXの深化とともに事業規模のさらなる拡大が期待される。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: ソフトウェアライセンス販売とクライアントサービス(保守・サポート)が主軸で、ストック性収益が安定基盤を形成している。
- 2顧客: エレクトロニクス製造業・自動車関連製造業を中心に世界のモノづくり企業に設計効率化ソリューションを提供している。
- 3価値提案: 基板設計「CR-8000」・ハーネス設計「E3.series」・データ管理DSシリーズを一貫ソリューションとして提案し設計プロセス全体を最適化している。
- 4地域構成: 日本73%(299億円)が主力で、欧州22%(89億円)・米国8%(31億円)・アジア5%(21億円)がこれを補完している。
Risks · リスク要因
- 1製造業設備投資への依存: 売上の大半がエレクトロニクス・自動車製造業向けであり、同業種の景気悪化や設備投資抑制が業績を直撃するリスクがある。
- 2為替変動リスク: 欧州・米国・アジアで売上の約27%(108億円)を計上しており、円高進行により売上・利益が目減りする可能性がある。
- 3米国セグメントの営業損失拡大: FY2025の米国営業損失は7億8,500万円と前期(3億5,400万円)から倍増しており、研究開発費増加による赤字が長期化するリスクがある。
- 4知的財産権・情報漏洩リスク: 顧客の設計データ等の重要機密を保有するため、情報漏洩や第三者の知財権侵害訴訟が発生した場合、信用毀損と賠償負担が生じるおそれがある。
Strengths · 強み
- 1設計CAD市場での圧倒的実績: 「CR-5000」から「CR-8000」へのリプレースが継続し、国内電気設計CADで高いシェアと顧客囲い込みを実現している。
- 2ストック型収益モデル: クライアントサービス(保守・サポート)により安定的なリカーリング収益が積み上がり、利益率の安定に寄与している。
- 3豊富な手元資金と無借金体質: 現預金等272億円を保有し、財務リスクを抑えながらM&Aや研究開発投資を機動的に実行できる。
- 4製品ポートフォリオの広がり: 基板設計・ハーネス設計・MBSEと設計工程上流から下流までをカバーし、クロスセル機会が大きい。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1主力製品のグローバル拡販: 「CR-8000」の他社・旧システムからのリプレース推進と、「E3.series」の電力インフラ市場など新規市場への展開を加速させる方針である。
- 2システムズエンジニアリング市場への本格参入: MBSEツール「GENESYS」と「CR-8000」の連携強化により、構想設計のデジタル化市場での収益化を2025年以降に本格化させる計画である。
- 3AI・半導体分野への技術投資: 生成AIを活用した自動配置配線機能の強化と半導体研究プロジェクト参画により、「CR-8000」の製品競争力をさらに高めることを目指している。
- 4株主還元の強化: FY2025に自己株式取得25億円・配当17億8,000万円を実施し、EPS持続的成長を軸に株主価値向上を継続する方針である。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績は4期連続最高更新: 売上407億円(前期比+5.9%)・経常利益59億円(同+9.1%)・純利益52億円(同+35.1%)を達成し、収益拡大が続いている。
純利益35%増の主因は政策保有株式売却益: 投資有価証券売却益14億9,600万円を特別利益に計上したことが純利益を押し上げた。
欧州でE3.seriesが大きく伸長: 欧州セグメント売上は89億1,300万円(前期比+4.4%)・営業利益8億3,200万円(同+10.7%)となり、ハーネス設計需要の堅調さが確認された。
米国の営業損失が倍増: 研究開発費増加により米国営業損失は7億8,500万円(前期3億5,400万円)に拡大し、MBSE・先端技術投資コストが短期収益を圧迫している。
02
業績推移
売上高
407億円▲5.9%FY25
営業利益
53.9億円▲12.4%FY25
純利益
52.3億円▲35.1%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 268 | 293 | 288 | 315 | 351 | 385 | 407 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 39.0 | 44.3 | 48.0 | 53.9 |
| 経常利益 | 31.9 | 34.9 | 31.5 | 41.8 | 47.3 | 54.4 | 59.4 |
| 純利益 | 21.1 | 25.9 | 21.4 | 30.0 | 32.0 | 38.7 | 52.3 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 472 | 514 | 572 | 591 | 625 | 639 | 633 |
| 純資産 (自己資本) | 331 | 350 | 388 | 386 | 414 | 410 | 399 |
| 自己資本比率 (%) | 70.0 | 68.1 | 67.9 | 65.3 | 66.2 | 64.2 | 63.1 |
| 現金及び預金 | 181 | 203 | 214 | 269 | 284 | 273 | 272 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 34.3 | 42.1 | 26.6 | 12.5 | 28.8 | 48.8 | 48.6 |
| 投資CF | ▲11.8 | ▲10.3 | ▲11.7 | 47.0 | ▲7.5 | ▲16.4 | 10.8 |
| 財務CF | ▲5.9 | ▲8.1 | ▲7.5 | ▲7.6 | ▲10.2 | ▲52.1 | ▲59.6 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
236.99
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
13.0%
自己資本利益率
ROA
8.3%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
Asia0.0兆4.8%0.00兆27.3%
Europe0.0兆18.5%0.00兆11.1%
Japan0.0兆69.5%0.00兆16.6%
USA0.0兆7.2%▲0.00兆-26.6%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
438人
平均年齢
44.6歳
平均勤続
17.9年
単体 平均年収
837万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
150.00円+70
配当性向
57.1%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
43
FY21
45
FY22
53
FY23
65
FY24
80
FY25
150
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。