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ファナック株式会社
ファナック カブシキガイシャ上場電気機器6954EDINET: E01946FANUC CORPORATION
決算期: 03月期
業種: 電気機器
売上高 (FY25)
7971億円
0.23%営業利益 (FY25)
1588億円
11.93%経常利益 (FY25)
1967億円
8.24%純利益 (FY25)
1476億円
10.81%総資産
19370億円
0.57%自己資本比率
89.8%
—ROE
8.6%
0.60%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
ファナックは1956年にNC・サーボ機構を国内民間で初めて開発して以来、工場自動化一筋に事業を展開するグローバルトップメーカーである。CNCシステムを中核とするFA部門(売上構成比24.4%)、産業用ロボットのロボット部門(41.3%)、小型切削加工機・電動射出成形機・ワイヤ放電加工機からなるロボマシン部門(17.3%)、そして保守サービスのサービス部門(17.0%)という4本柱で構成され、全事業を一体運営する「one FANUC」体制が最大の差別化要素となっている。FY2025の売上高は7,971億円と前期比ほぼ横ばいにとどまったが、棚卸資産の大幅圧縮(561億円減)により営業CFが2,553億円と急回復し、受注高も前期比+16.4%と次期への反転攻勢を示唆している。一方でロボット部門が前期比13.5%減と中国EV関連・欧米自動車向けの需要低迷に苦しんでおり、ロボカットのEMC指令不適合問題に端を発するコンプライアンスリスクへの対応も2025年4月の品質管理本部新設など構造的な体制整備が続く。中長期では自動化需要の拡大・省人化ニーズを追い風に、IoT・AI活用と「生涯保守」を武器に持続成長を目指す姿勢を鮮明にしている。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: FA・ロボット・ロボマシン・サービスの4部門で構成し、サービス部門1,352億円が景気変動を緩和するストック的収益として機能している。
- 2顧客: 工作機械メーカー・自動車メーカー・電子産業等グローバル製造業に生産財を供給し、中国・欧米・アジアに分散した販売網を持つ。
- 3価値提案: 「壊れない・壊れる前に知らせる・すぐ直せる」商品思想と「生涯保守」により顧客の稼働率最大化と長期的なTCO低減を実現する。
- 4コスト構造: 研究開発・生産・サービスを山梨本社に集中させ規模の経済を活かすが、壬生・筑波工場の拡充でBCP対応と分散化も進めている。
Risks · リスク要因
- 1景気変動への高感応度: 生産財特性から設備投資サイクルに業績が連動しやすく、FY2020には売上が5,083億円まで急落した実績がある。
- 2地政学・輸出規制リスク: 中国が売上の相当比率を占める中、安全保障貿易管理の強化や関税引き上げが販売・サプライチェーンに甚大な影響を及ぼす可能性がある。
- 3コンプライアンスリスク: ロボカットのEMC指令不適合問題が発覚し、ブランド信用と顧客信頼の棄損リスクが顕在化、再発防止策の実効性が問われる。
- 4本社集中の自然災害・サイバーリスク: 研究開発・生産の主力拠点が山梨県忍野に集中し、大規模地震や富士山噴火発生時の事業継続リスクが残存する。
Strengths · 強み
- 1CNC世界シェア首位の地位: CNCシステムで世界最大のシェアを持ち、工作機械メーカーへの深い設計込み実績が参入障壁を形成している。
- 2生涯保守という競合不在の差別化: 旧製品を含む全商品への無期限保守を制度化しており、競合他社が模倣困難な顧客囲い込み力を持つ。
- 33事業連携シナジー: CNCとロボットとロボマシンを同一グループで開発・提供することで、他社にない統合ソリューション提案力を発揮している。
- 4超健全な財務基盤: 総資産1兆9,370億円に対し純資産1兆7,399億円、自己資本比率約89%という無借金経営で景気後退期にも積極投資が可能である。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1IoT・AI技術の全事業適用: FA・ロボット・ロボマシン全分野にIoT・AIを組み込み、顧客生産現場のさらなる効率化と商品差別化を加速させる。
- 2CNCとロボットの連携強化: CNC工作機械とロボット、ロボマシンとロボットの協調を重要テーマと位置づけ、統合ソリューション商品の開発を推進する。
- 3生産拠点・サプライチェーン複数化: 壬生・筑波工場の拡充と部品調達先の多元化を継続し、BCP強化と安定供給体制の構築を図る。
- 4資本効率目標の達成: 5年平均エクイティ・スプレッド(ROEと資本コストの差)をプラスに維持することを経営目標に掲げ、株主還元と成長投資を両立させる。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績は売上7,971億円(前期比+0.2%)と横ばいながら、経常利益1,967億円(+8.2%)・純利益1,476億円(+10.8%)と収益性が改善した。
受注高が前期比+16.4%の7,962億円と大幅回復し、ロボマシン部門売上も前期比+33.1%と力強い成長を遂げた。
ロボカットのEMC指令不適合問題を受け2024年11月に特別調査委員会が報告書を提出、2025年4月に品質管理本部を独立新設した。
産業用ロボット「M-800」が経済産業大臣賞、新世代CNC「シリーズ500i-A」が日刊工業新聞「十大新製品賞」を受賞し商品競争力を示した。
02
業績推移
売上高
7,971億円▲0.2%FY25
営業利益
1,588億円▲11.9%FY25
純利益
1,476億円▲10.8%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 6356 | 5083 | 5513 | 7330 | 8520 | 7953 | 7971 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 1832 | 1914 | 1419 | 1588 |
| 経常利益 | 1835 | 1028 | 1287 | 2134 | 2313 | 1818 | 1967 |
| 純利益 | 1542 | 734 | 940 | 1553 | 1706 | 1332 | 1476 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 16253 | 15125 | 16252 | 17840 | 18735 | 19260 | 19370 |
| 純資産 (自己資本) | 14451 | 13629 | 14356 | 15499 | 16276 | 17192 | 17399 |
| 自己資本比率 (%) | 88.9 | 90.1 | 88.3 | 86.9 | 86.9 | 89.3 | 89.8 |
| 現金及び預金 | 6077 | 5150 | 5779 | 5747 | 4770 | 5269 | 5021 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 1777 | 1449 | 1180 | 1256 | 995 | 1718 | 2553 |
| 投資CF | ▲1233 | ▲843 | ▲168 | ▲539 | ▲780 | ▲136 | ▲1341 |
| 財務CF | ▲1729 | ▲1407 | ▲531 | ▲892 | ▲1279 | ▲1225 | ▲1366 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
157.31
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
8.6%
自己資本利益率
ROA
7.6%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
4,793人
平均年齢
39.9歳
平均勤続
15.0年
単体 平均年収
1,164万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
138.90円+15
配当性向
69.5%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
425
FY21
382
FY22
732
FY23
800
FY24
124
FY25
139
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。