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株式会社大真空
カブシキガイシャダイシンクウ上場電気機器6962EDINET: E01952DAISHINKU CORP.
決算期: 03月期
業種: 電気機器
売上高 (FY25)
386億円
1.84%営業利益 (FY25)
9.2億円
57.14%経常利益 (FY25)
4.1億円
87.09%純利益 (FY25)
2.9億円
84.75%総資産
899億円
1.29%自己資本比率
50.3%
—ROE
0.8%
4.20%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
大真空は兵庫県姫路市に本社を置く水晶デバイス専業メーカーで、音叉型水晶振動子・水晶発振器・TCXOなどタイミングデバイスを世界中に供給している。売上386億円のうち海外が88.3%を占め、中国・台湾・欧州・北米・アジアに販売・生産拠点を持つグローバル企業である。FY2025は通信分野での5Gチップセット変化による価格競争激化と産業分野の設備投資低迷が直撃し、営業利益は前年比57%減の9億円、経常利益は87%減の4億円まで急落した。ROEは0.8%と資本コスト8~10%を大きく下回り、2027年3月期にROE8%以上・PBR1倍超を目指す第二中期経営計画の達成が試されている。差別化の核は自社育成した人工水晶から製品まで一貫する垂直統合と、世界最大規模の6インチウエハ量産技術であり、低コスト化と高機能化を同時実現するオリジナル製品「Arkhシリーズ」の拡販が中期的な収益回復のカギを握る。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 水晶振動子・発振器・TCXOなどタイミングデバイスが主力で、IoT・車載・通信・民生向けに売上386億円を計上している。
- 2顧客: スマホ・PC・車載・産業機器メーカーに世界展開し、中国32.8%・台湾25.3%・欧州10.1%と海外比率88.3%で販売している。
- 3価値提案: 人工水晶育成から完成品まで一貫生産する垂直統合により、品質・コスト・供給安定性を同時に確保している。
- 4コスト構造: 売上原価比率75.8%と高く、6インチウエハ大判化・Arkhシリーズ量産化で単位コスト低減を追求している。
Risks · リスク要因
- 1中国依存と価格競争: 売上の32.8%が中国向けで、5G用チップセット変化に伴う価格競争激化が直撃しやすい収益構造となっている。
- 2為替リスク: 海外売上88.3%・大半が米ドル建てであり、円高局面ではFY2025に為替差損348百万円を計上したように収益が大きく悪化する。
- 3財務レバレッジ: 借入金残高332億円は総資産の37%を占め、金利上昇局面での支払利息増大が薄利構造の収益をさらに圧迫するリスクがある。
- 4設備投資過多リスク: FY2025に有形固定資産取得69億円を投じた結果、営業CFを上回る投資CFが生じ現金が58億円減少するなど財務余力が低下している。
Strengths · 強み
- 1垂直統合の参入障壁: 人工水晶育成から加工・完成品まで一貫するサプライチェーンは競合が容易に模倣できない高い障壁を形成している。
- 2世界最大ウエハ技術: 6インチウエハ用人工水晶を世界最大規模で量産化し、フォトリソ工程での高周波製品対応と生産性向上を両立している。
- 3グローバル販売網: 中国・台湾・北米・欧州・アジアに現地子会社を持ち、海外売上88.3%を支える多極体制を構築している。
- 4GPS/GNSS向けTCXO需要捕捉: 位置情報モジュール向けTCXOが2期連続で活況を呈し、IoT拡大の恩恵を着実に取り込む製品ポートフォリオを有している。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1Arkhシリーズ拡販: 経産省の大規模成長投資補助金を活用し、一社供給・低コスト製造が可能なオリジナル製品で2027年3月期の過去最高営業利益を目指す。
- 26インチウエハ量産とウエハ外販: 世界最大の6インチ人工水晶ウエハを量産し外部販売も計画することで、新収益源と参入障壁強化を同時に実現する。
- 3次世代フルオート生産: 2024年8月竣工の本社マザー工場にパイロットラインを導入し、自動化・DX・AI活用で一人当たりアウトプット最大化を推進する。
- 4ROE8%・ROIC4.5%達成: 2027年3月期にROE8%以上・ROIC4.5%以上を目標とし、有利子負債削減と中国偏重解消でPBR1倍超を実現する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績急落: 売上386億円(前年比1.8%減)、営業利益9億円(同57%減)、経常利益4億円(同87%減)とほぼ全指標が大幅悪化した。
投資有価証券売却で底支え: 特別利益として投資有価証券売却益12億円を計上し、純利益3億円を確保したが実質的な事業収益は極めて低水準にとどまった。
本社工場竣工と補助金採択: 2024年8月に新本社工場が竣工し4拠点を統合、加えて経産省の省力化等大規模成長投資補助金に採択されArkhライン投資を加速している。
日本セグメントが最大の足かせ: 国内売上高は前年比10.4%減の70億円、セグメント損失8億円(前年は利益1億円)と落ち込みが最も激しく構造改革が急務である。
02
業績推移
売上高
386億円▼1.8%FY25
営業利益
9.2億円▼57.1%FY25
純利益
2.9億円▼84.8%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 285 | 299 | 332 | 413 | 384 | 393 | 386 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 52.0 | 42.1 | 21.4 | 9.2 |
| 経常利益 | 3.8 | 3.4 | 25.3 | 65.5 | 51.1 | 31.9 | 4.1 |
| 純利益 | -4.8 | 2.8 | 12.2 | 38.5 | 32.1 | 18.8 | 2.9 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 584 | 630 | 686 | 813 | 836 | 911 | 899 |
| 純資産 (自己資本) | 306 | 302 | 338 | 402 | 432 | 470 | 452 |
| 自己資本比率 (%) | 52.3 | 47.9 | 49.2 | 49.5 | 51.6 | 51.7 | 50.3 |
| 現金及び預金 | 139 | 153 | 139 | 185 | 184 | 244 | 185 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 10.0 | 6.9 | 27.1 | 87.6 | 58.6 | 82.4 | 23.0 |
| 投資CF | ▲15.9 | ▲25.9 | ▲53.9 | ▲51.8 | ▲65.3 | ▲40.0 | ▲63.1 |
| 財務CF | ▲10.5 | 35.9 | 8.7 | 3.8 | 13.0 | 11.0 | ▲17.1 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
8.87
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
0.8%
自己資本利益率
ROA
0.3%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
China0.0兆32.8%0.00兆0.1%
Europe0.0兆10.1%0.00兆0.8%
Japan0.0兆18.0%▲0.00兆-12.1%
NorthAmerica0.0兆6.3%0.00兆1.6%
SoutheastAsia0.0兆7.4%0.00兆3.0%
Taiwan0.0兆25.3%0.00兆15.9%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
656人
平均年齢
43.9歳
平均勤続
19.2年
単体 平均年収
617万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
42.00円
配当性向
430.8%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
25
FY21
45
FY22
62
FY23
42
FY24
42
FY25
42
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。