ロ
ローム株式会社
ロームカブシキガイシャ上場電気機器6963EDINET: E01953ROHM COMPANY LIMITED
決算期: 03月期
業種: 電気機器
売上高 (FY25)
4485億円
4.13%営業利益 (FY25)
-401億円
192.46%経常利益 (FY25)
-297億円
142.92%純利益 (FY25)
-501億円
192.77%総資産
14408億円
2.73%自己資本比率
61.7%
—ROE
-5.4%
11.10%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
ローム株式会社は、LSI・半導体素子・モジュール・抵抗器を手掛ける垂直統合型の総合半導体メーカーである。自動車・産業機器向けを主要市場とし、特にSiCパワーデバイスへの大型投資を軸に成長を描いてきた。しかし2023年度以降、産業機器市場の在庫調整長期化とEV需要の伸び悩みが重なり、SiC生産能力増強・8インチ化対応に伴う固定費増と稼働率低下がダブルパンチとなった。FY2025(2025年3月期)は売上高4,485億円(前期比-4.1%)、営業損失401億円、最終損失501億円と大幅な赤字転落を余儀なくされた。 同社は2025〜2027年度を「構造改革期間」と位置づけ、Siウエハ事業からの撤退・希望退職による人員削減・設備投資の必要最小限化・在庫圧縮を断行している。一方で、SiCデバイスや高付加価値アナログICの競争力は維持されており、民生・通信市場向けの回復も部分的に見られる。新たな中期経営計画を策定中であり、資本コストを意識した経営への転換も宣言している。足元ではLSIセグメントの受注高が前期比+12%と持ち直し傾向を示しており、構造改革の進捗と市場回復の組み合わせ次第で収益力回復の芽はある。ただし、EV市場の不確実性とSiC競争激化という構造的リスクは引き続き注視が必要な局面である。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: LSI2,038億円・半導体素子1,871億円・モジュール326億円・その他250億円の4セグメントで構成され、パワー・アナログが主軸である。
- 2顧客・市場: 自動車・産業機器・民生・通信・コンピュータ市場に分散販売し、特定顧客10%超なしの広い顧客基盤を持つ。
- 3価値提案: 設計から製造まで内製する垂直統合モデルでSiC・アナログIC・抵抗器など高信頼品を一貫供給し、品質と技術サポートで差別化する。
- 4コスト構造: 国内外の複数工場による製造固定費が重く、稼働率変動が利益に直結するため、在庫・設備投資の管理が収益性の鍵を握る。
Risks · リスク要因
- 1EV市場の成長鈍化とSiC競争激化により、数百億円規模を投じたSiC設備の稼働率低迷・減損リスクが長期化する恐れがある。
- 2産業機器市場の在庫調整が2年以上長期化しており、回復時期の見通しが立たず半導体素子セグメントの赤字継続が懸念される。
- 3円高局面では海外売上比率の高さから業績に直接マイナス影響が及ぶ為替リスクが常在しており、為替予約で一部しかヘッジできない。
- 4構造改革期間中の希望退職・事業撤退に伴う追加特別損失や、固定資産の追加減損が発生し純損失がさらに膨らむ可能性がある。
Strengths · 強み
- 1SiCパワーデバイスで8インチウエハ対応を進めており、EV・産業機器向け次世代パワー半導体市場でのポジションを早期に確立しつつある。
- 2垂直統合の製造体制により、設計・プロセス・後工程を一貫管理することで高品質かつ差別化されたカスタム対応が可能な点が強みである。
- 3省エネエアコン向けモータドライバやADAS向け高付加価値ICなど特定用途での採用実績が厚く、顧客の設計込みによる粘着性が高い。
- 4無借金経営に近い財務基盤と豊富な手元資金を保有しており、景気後退局面でも構造改革・R&D投資を継続できる財務耐久力がある。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 12025〜2027年度を構造改革期間と位置づけ、Siウエハ事業撤退・希望退職・設備投資抑制・在庫圧縮により「いかなる市場環境でも利益創出できる企業体質」を目指す。
- 2SiCパワーデバイスは必要最小限の投資に絞りながら8インチ化を継続し、EV・再エネ市場の本格回復局面に備えた技術競争力を維持する方針である。
- 3マーケティング本部を新設しシステムマーケティング・FAE・デジタルマーケティング機能を整備することで、民生市場を新たな注力市場に加え市場集中リスクを低減する。
- 4資本コストと株価を意識した経営を宣言し、新中期経営計画策定中。ROE改善・企業価値向上を数値目標に盛り込む方向で検討が進んでいる。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025は売上高4,485億円(前期比-4.1%)、営業損失401億円、最終損失501億円と、前期の最終利益540億円から大幅に業績悪化した。
半導体素子セグメントはセグメント損失459億円(前期は利益130億円)と最大の収益悪化要因となり、SiC固定費増と産業機器不振が直撃した。
構造改革として材料事業(Siウエハ)からの撤退と希望退職による人員削減を実施し、多額の固定資産減損・特別退職金を計上した。
LSIセグメントの受注高は前期比+12%と回復基調にあり、サーバー向けモータドライバICや省エネエアコン向け製品が牽引役となっている。
02
業績推移
売上高
4,485億円▼4.1%FY25
営業利益
-400.6億円▼192.5%FY25
純利益
-500.7億円▼192.8%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 3990 | 3629 | 3599 | 4521 | 5079 | 4678 | 4485 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 715 | 923 | 433 | -401 |
| 経常利益 | 647 | 358 | 407 | 826 | 1095 | 692 | -297 |
| 純利益 | 454 | 256 | 370 | 668 | 804 | 540 | -501 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 8744 | 8489 | 9262 | 10291 | 11233 | 14813 | 14408 |
| 純資産 (自己資本) | 7668 | 7155 | 7695 | 8404 | 9155 | 9681 | 8897 |
| 自己資本比率 (%) | 87.7 | 84.3 | 83.1 | 81.7 | 81.5 | 65.4 | 61.7 |
| 現金及び預金 | 2281 | 2755 | 2622 | 2952 | 2943 | 2281 | 2350 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 660 | 791 | 460 | 922 | 986 | 829 | 840 |
| 投資CF | ▲540 | ▲86.8 | ▲408 | ▲554 | ▲887 | ▲4320 | ▲1157 |
| 財務CF | ▲306 | ▲171 | ▲248 | ▲162 | ▲222 | 2651 | 391 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
—
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
—
自己資本利益率
ROA
—
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
DiscreteSemiconductorDevices0.2兆41.7%▲0.05兆-24.5%
ICs0.2兆45.5%▲0.00兆-0.4%
Modules0.0兆7.3%0.00兆8.3%
OperatingSegmentsNotIncludedInReportableSegmentsAndOtherRevenueGeneratingBusinessActivities0.0兆5.6%0.00兆10.1%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
4,426人
平均年齢
42.2歳
平均勤続
13.7年
単体 平均年収
810万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
75.00円-150
配当性向
—%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
225
FY21
225
FY22
260
FY23
300
FY24
225
FY25
75
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。