日
日東電工株式会社
ニットウデンコウカブシキカイシャ上場化学6988EDINET: E01888NITTO DENKO CORPORATION
決算期: 03月期
業種: 化学
売上高 (FY25)
1.01兆円
10.79%営業利益 (FY25)
0.19兆円
33.45%経常利益 (FY25)
0.19兆円
33.43%純利益 (FY25)
0.14兆円
33.66%総資産
1.32兆円
5.66%自己資本比率
79.0%
—ROE
13.5%
2.60%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
日東電工は機能性テープ・光学フィルム・高分子分離膜を中核とする素材メーカーで、独自の「ニッチトップ戦略」と「三新活動」によりグローバル市場で高シェアを確立している。事業はインダストリアルテープ(売上比35%)・オプトロニクス(同54%)・ヒューマンライフ(同13%)の3セグメントに分かれ、偏光板保護フィルムやHDD用CIS(Circuit Integrated Suspension)など電子機器・データセンター向け製品が売上の大宗を占める。FY2025は生成AIの普及に伴うHDD高容量化需要とハイエンドスマートフォン向け光学フィルムの拡大が重なり、営業利益は前期比33.4%増の1,857億円、ROE13.5%と大幅改善した。円安(対ドル152.9円、前期比6.3%安)も営業利益に233億円の追い風をもたらした。中期経営計画「Nitto for Everyone 2025」(2023-2025年度)のもと、核酸医薬向けNittoPhaseTMの生産能力増強や東北事業所でのCO2排出量ゼロ工場稼働など成長分野への設備投資を加速しており、有形固定資産取得に1,060億円を投じた。一方、ヒューマンライフセグメントと「その他」セグメントでのれん減損(計約85億円)を計上しており、ポートフォリオ再編の途上にある。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 機能性テープ・光学フィルム・CIS等の高付加価値素材が売上1.01兆円の大半を占め、電子材料が中心である。
- 2顧客: スマートフォン・PC・HDD・自動車・医療向けに世界170カ国超の顧客へグローバルに素材を供給している。
- 3価値提案: 「ニッチトップ戦略」で細分化市場のシェアNo.1を狙い、代替困難な差別化製品として高マージンを確保している。
- 4コスト構造: 原材料・エネルギー費が主要コストで、国内外拠点への設備投資(FY2025は1,060億円)で競争力を維持している。
Risks · リスク要因
- 1為替・関税リスク: 海外売上比率8割超で円安依存が強く、米国追加関税やドル安転換が営業利益に数百億円規模の影響を及ぼす可能性がある。
- 2特定顧客・市場への集中: スマートフォン・HDD向け売上依存度が高く、エレクトロニクス市況の急変が業績を大きく左右する構造である。
- 3新規事業の減損リスク: FY2025にフレキシブルセンサ・光ファイバー等で計約85億円の減損を計上しており、ポートフォリオ変革に追加損失の可能性がある。
- 4原材料・サプライチェーンリスク: 特定購入先依存の原材料があり、地政学リスクや化学物質規制強化が供給停止やコスト上昇を招く恐れがある。
Strengths · 強み
- 1CIS世界シェアの高さ: データセンター向けHDD用CISはGlobal Niche Top認定製品で、生成AI需要拡大により大幅増収となった。
- 2多層的な特許バリア: 技術知財戦略本部と事業部が一体で知財管理し、ニッチ領域での参入障壁を継続的に構築している。
- 3ESG連動の製品認定: PlanetFlags/HumanFlagsの認定スキームにより環境・社会貢献製品を可視化し、顧客仕様への採用を促進している。
- 4強固な財務基盤: 自己資本比率79%超・現金同等物3,633億円を維持し、積極的なM&Aと設備投資を自己資金で実行できる。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1事業ポートフォリオ変革: 「伸ばすもの」に重点投資し、成長見込みのない事業は撤退・売却を実行、ESG貢献型への転換を2025年度までに進める。
- 2核酸医薬事業の拡大: NittoPhaseTM製造能力を東北事業所で増強し、2030年代の核酸医薬市場本格拡大に向け商用供給体制を構築する。
- 3データセンター対応投資: CIS・高精度基板の新工場を亀山・ベトナムで竣工済み、HDD高容量化とAIインフラ需要を取り込む生産能力増強を継続する。
- 4ネガティブエミッション事業化: CO2分離回収・変換技術の開発を加速し、COP29での展示を機に環境ビジネス領域の新規収益化を2030年に向け推進する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績: 売上高1.01兆円(+10.8%)・営業利益1,857億円(+33.4%)と初の1兆円超えを達成し、ROEは13.5%に改善した。
CIS・光学フィルム急拡大: 生成AIによるデータセンター向けHDD需要急増でオプトロニクスセグメント売上が+15.4%・営業利益+39.0%と牽引した。
減損損失の計上: Nitto Bend Technologies(フレキシブルセンサ)で52億円、Gronau GmbH(パーソナルケア)で33億円の減損をFY2025に計上した。
工場新設: 東北事業所でCO2排出量ゼロ工場が稼働開始し、米国マサチューセッツ拠点では核酸受託製造の商用生産を新工場で開始した。
02
業績推移
売上高
1.01兆円▲10.8%FY25
営業利益
0.19兆円▲33.4%FY25
純利益
0.14兆円▲33.7%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 兆円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 0.81 | 0.74 | 0.76 | 0.85 | 0.93 | 0.92 | 1.01 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 0.13 | 0.15 | 0.14 | 0.19 |
| 経常利益 | 0.09 | 0.07 | 0.09 | 0.13 | 0.15 | 0.14 | 0.19 |
| 純利益 | 0.07 | 0.05 | 0.07 | 0.10 | 0.11 | 0.10 | 0.14 |
貸借対照表 (BS)
単位: 兆円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 0.91 | 0.92 | 0.97 | 1.09 | 1.15 | 1.25 | 1.32 |
| 純資産 (自己資本) | 0.70 | 0.69 | 0.72 | 0.82 | 0.90 | 0.98 | 1.04 |
| 自己資本比率 (%) | 76.7 | 74.8 | 74.1 | 75.0 | 78.2 | 78.7 | 79.0 |
| 現金及び預金 | 0.30 | 0.30 | 0.30 | 0.36 | 0.33 | 0.34 | 0.36 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 兆円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 0.10 | 0.12 | 0.12 | 0.14 | 0.18 | 0.16 | 0.22 |
| 投資CF | ▲0.05 | ▲0.06 | ▲0.06 | ▲0.06 | ▲0.16 | ▲0.07 | ▲0.12 |
| 財務CF | ▲0.06 | ▲0.05 | ▲0.07 | ▲0.04 | ▲0.06 | ▲0.09 | ▲0.08 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
195.74
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
13.5%
自己資本利益率
ROA
10.4%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
6,729人
平均年齢
40.9歳
平均勤続
12.7年
単体 平均年収
834万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
308.00円-82
配当性向
41.3%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
300
FY21
300
FY22
330
FY23
360
FY24
390
FY25
308
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。