株
株式会社名村造船所
カブシキガイシャナムラゾウセンショ上場輸送用機器7014EDINET: E02129Namura Shipbuilding Co.,Ltd.
決算期: 03月期
業種: 輸送用機器
売上高 (FY25)
1592億円
17.94%営業利益 (FY25)
295億円
78.66%経常利益 (FY25)
295億円
47.47%純利益 (FY25)
262億円
31.53%総資産
2090億円
19.59%自己資本比率
50.3%
—ROE
28.6%
2.30%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
名村造船所は伊万里事業所を中核に、函館どつく・佐世保重工業を傘下に持つ日本中堅造船グループである。ハンディ型撒積運搬船の大量連続建造を主力とし、修繕船・鉄構機械・その他事業が収益を補完する4セグメント体制を採る。FY2025(2025年3月期)は売上高1,592億円(+17.9%)・営業利益295億円(+79%)・純利益262億円(+32%)と大幅増益を達成した。円安(売上高平均レート150円/ドル、前期比+6.4円)とハンディ型バルカー23隻の連続建造による生産効率改善、および全社一体の原価削減活動が利益を押し上げた。修繕船事業も国内艦艇・米軍艦艇工事の拡大で営業利益が前期比2倍超となり、鉄構・機械事業は橋桁落下事故からの復旧を経て黒字転換した。受注残高は3,941億円(前期比+23%)と厚く、中長期的な船舶ゼロエミッション化需要を背景に、VLGC・LNG二元燃料船など次世代燃料船への移行にも積極的に対応している。一方、案件の大半が米ドル建てのため為替リスクが大きく、鋼材など原材料コストの変動、中国造船所の台頭による競争激化、設備投資に伴う財務負担の増大が主な課題として残る。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 新造船事業が売上の77%を占め、ハンディ型バルカーの大量連続建造で規模の経済を追求している。
- 2顧客: 大手海運会社向けに米ドル建て個別受注生産で船舶を供給し、契約から竣工まで2~3年の長期工程を伴う。
- 3価値提案: 低コスト連続建造とVLGC・LNG二元燃料船など次世代燃料対応を組み合わせ、TCO競争力と環境性能を提供する。
- 4収益補完: 修繕船(売上比14%)が国内艦艇・米軍艦艇工事で安定収益を確保し、鉄構機械・その他が残余を補完する。
Risks · リスク要因
- 1為替リスク: 売上の大半が米ドル建てのため急激な円高は業績直撃となり、150円/ドル水準からの円高局面では利益が大きく圧縮される。
- 2中国造船所の競争圧力: 中国が竣工量55.7%・受注量74.1%のシェアを持ち、大量竣工が船価下落を招くリスクが継続する。
- 3原材料・資機材コスト: 主原料の鋼材価格変動に加えグローバルインフレで資機材全般が高騰しており、受注時の見積精度低下リスクがある。
- 4設備投資に伴う財務負担: 建造能力拡大のため長期大型投資を計画しており、有利子負債が177億円(前期比+50億円)と増加傾向にある。
Strengths · 強み
- 1連続建造効率: FY2025にハンディ型バルカーを23隻連続建造し、計画超の建造量達成と想定以上の原価削減を同時に実現した。
- 2受注残の厚み: 受注残3,941億円(2025年3月末)は年間売上高の2.5倍相当で、4年超の操業視程を確保している。
- 3防衛・安保需要の取込み: 佐世保重工業が海自・米海軍基地に隣接する国内最大級修繕ヤードを保有し、艦艇修繕で実績を積んでいる。
- 4サプライチェーン再編: 大阪・東京に資材部員を常駐させ内外調達先を多様化することで、鋼材高騰下でも原価低減効果を出した。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1建造能力増強: 主力の伊万里事業所で長期設備投資計画を策定し、スマートファクトリー化・DX推進により省人化と生産量拡大を図る。
- 2次世代燃料船の開発: 商船三井・三菱造船と共同でアンモニア燃料大型輸送船の設計基本承認を取得し、2050年カーボンニュートラルへの対応を加速する。
- 3修繕船事業の拡大: 佐世保重工業のドック改修完了を活かし米海軍大型艦艇修理に対応する整備を進め、修繕売上高をさらに拡大する。
- 4財務基盤の強化: 成長投資資金を金融機関借入・資本市場調達で賄いつつ、自己資本比率50%水準の維持と収益力向上でROEを高水準に保つ。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績: 売上高1,592億円(+18%)・営業利益295億円(+79%)・ROE28.6%を達成し、2019年以来の最高益水準となった。
受注残高が過去最高: 新造船受注残3,941億円(+27%)、グループ合計4,065億円(+23%)と過去最高圏に到達した。
アンモニア輸送船の設計基本承認: 2025年3月に商船三井・三菱造船と共同で大型アンモニア輸送船のAIPを取得し、ゼロエミッション技術開発を前進させた。
鉄構事業の事故対応完了: 2023年7月の橋桁落下事故の対象工事を2025年3月に竣工・引渡し完了し、同事業が黒字転換(営業利益1億円)を果たした。
02
業績推移
売上高
1,592億円▲17.9%FY25
営業利益
295億円▲78.7%FY25
純利益
262億円▲31.5%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 1246 | 1119 | 984 | 834 | 1241 | 1350 | 1592 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | -95.3 | 95.9 | 165 | 295 |
| 経常利益 | -38.7 | -163 | -106 | -82.4 | 114 | 200 | 295 |
| 純利益 | 6.2 | -180 | -188 | -84.2 | 112 | 200 | 262 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 1748 | 1381 | 1116 | 1237 | 1249 | 1748 | 2090 |
| 純資産 (自己資本) | 750 | 560 | 404 | 372 | 500 | 799 | 1051 |
| 自己資本比率 (%) | 42.9 | 40.6 | 36.2 | 30.0 | 40.0 | 45.7 | 50.3 |
| 現金及び預金 | 662 | 443 | 135 | 253 | 295 | 554 | 901 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | ▲156 | ▲116 | ▲266 | 151 | 90.0 | 274 | 377 |
| 投資CF | 56.0 | ▲69.8 | ▲40.6 | ▲7.2 | ▲12.6 | ▲19.2 | ▲52.6 |
| 財務CF | ▲12.8 | ▲33.0 | ▲1.2 | ▲25.0 | ▲33.8 | 5.7 | 22.9 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
378.35
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
28.6%
自己資本利益率
ROA
12.6%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
NewlyBuiltShip0.1兆77.2%0.03兆22.4%
ShipRepair0.0兆14.5%0.00兆15.8%
SteelStructureAndMachine0.0兆3.9%0.00兆1.8%
その他0.0兆4.4%0.00兆11.8%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
1,093人
平均年齢
41.4歳
平均勤続
17.7年
単体 平均年収
658万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
70.00円+45
配当性向
18.1%
1株配当 推移 (円・生値)
FY19
15
FY20
13
FY23
5
FY24
25
FY25
70
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。