株
株式会社ALiNKインターネット
カブシキガイシャアリンクインターネット上場サービス業7077EDINET: E35288ALiNK Internet, INC.
決算期: 02月期
業種: サービス業
売上高 (FY25)
8.9億円
45.57%営業利益 (FY25)
0.4億円
52.22%経常利益 (FY25)
0.6億円
32.61%純利益 (FY25)
0.6億円
44.66%総資産
18.4億円
9.88%自己資本比率
90.5%
—ROE
3.5%
3.20%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
株式会社ALiNKインターネットは、日本最大級の天気予報専門メディア「tenki.jp」を一般財団法人日本気象協会とのレベニューシェア契約(自社取り分49.5%)で共同運営し、アドネットワーク運用型広告収入を主収益源とする小型インターネット企業である。FY2025(2025年2月期)の売上高は888百万円(前期比+45.6%)と過去最高水準に達したが、これは2024年5月に「温泉むすめ」コンテンツプロデュースを手掛ける株式会社エンバウンドを子会社化しIPプロデュース事業を立上げたことが大きく寄与した。一方でのれん償却25百万円・取得費用25百万円の計上によりIPプロデュース事業はセグメント損失75百万円となり、営業利益は43百万円(営業利益率4.9%)にとどまっている。コア事業のtenki.jpはPV数60億(前期比+5.8%)を達成したが、冬季の記録的少雪・少雨でQ4のPVが前年同期比80.2%に落ち込むなど気象依存の脆弱性も顕在化した。同社は「天気3.0」構想のもとAI・ビッグデータを活用した気象×ライフスタイルサービスへの拡張と、太陽光コンサルティング・ダイナミックプライシングといった新規事業育成を中長期成長戦略に据えている。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: tenki.jpの運用型広告収入(売上の72.7%)をグーグルほかアドネットワーク経由でマネタイズし、日本気象協会からレベニューシェア配分を受ける。
- 2顧客: 「tenki.jp」の60億PVを活用した広告主向けディスプレイ・運用型広告と、IPプロデュース事業における温泉地・ファン向けグッズ販売が主な顧客基盤である。
- 3価値提案: 日本気象協会の公式気象データと自社の広告トレーディングデスク内製化を組み合わせ、高単価な気象文脈広告を提供する独自ポジションを持つ。
- 4コスト構造: 人件費・広告宣伝費が主要費用で、IPプロデュース事業ではのれん償却(年25百万円)と子会社取得費用が先行投資として利益を圧迫している。
Risks · リスク要因
- 1日本気象協会依存リスク: 売上の72.7%が日本気象協会経由のレベニューシェアであり、契約解消・条件変更があれば主要収益が消滅する経営上の最大リスクである。
- 2気象変動リスク: FY2025第4四半期は関東甲信の降水量が平年の23%と記録的少雨となり、Q4 PVが前年同期比80.2%に落ち込むなど天候次第で業績が大きく振れる。
- 3IPプロデュース事業の収益化リスク: エンバウンド子会社化初年度はセグメント損失75百万円を計上し、のれん217百万円の回収見通しが不透明で減損リスクも残存する。
- 4アドテク変化・規制リスク: インターネット広告市場での技術革新や法的規制導入により広告単価・配信手法が変化した場合、内製トレーディングデスクの優位性が失われる恐れがある。
Strengths · 強み
- 1トレーディングデスク内製化: 広告単価維持・向上のためのプログラマティック運用ノウハウを社内に蓄積し、3rd Party Cookie廃止撤回後も単価を前年比100.4%に維持した。
- 2日本気象協会との独占的共同事業: 日本最大規模の公的気象機関とのレベニューシェア契約が参入障壁となり、競合他社が同等の公式気象ブランドを容易に複製できない構造にある。
- 3PV規模と季節性の組み合わせ: 年間60億PVと異常気象時のスパイク需要を持ち、台風・豪雨シーズンに広告収入が自動的に拡大するメディア特性を有している。
- 4財務健全性: 純資産1,661百万円・現金743百万円に対して有利子負債ゼロで、M&A・先行投資を自己資金で実行できる無借金経営が強みである。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1天気3.0への事業進化: AIやビッグデータを活用し気象情報と現実社会を結ぶ革新的サービスを開発し、広告依存体質から脱却して新たな収益軸を構築する方針である。
- 2M&A・業務提携の積極推進: 2024年5月のエンバウンド子会社化を皮切りに、引き続き他社との業務提携やM&Aで非連続成長を目指し、事業領域を拡大する計画である。
- 3IPプロデュース事業の早期黒字化: 「温泉むすめ」を核に全国温泉地ネットワークを活用した地域創生ビジネスを拡大し、エンバウンドとのシナジーを早期に実現する目標を掲げている。
- 4新規事業の育成: 太陽光発電設備保有による安定売電収入の確保と、気象データ×多様データ統合によるダイナミックプライシング技術の実用化を並行推進している。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025売上高は前期比+45.6%の888百万円と急拡大し、うちIPプロデュース事業が147百万円を新規貢献したが、営業利益は43百万円(利益率4.9%)にとどまった。
2024年5月に株式会社エンバウンドを連結子会社化(取得費用205百万円)し、「温泉むすめ」IPプロデュース事業を開始したが初年度はのれん償却等でセグメント損失75百万円を計上した。
tenki.jpの年間PV数は60億(前期比+5.8%)と過去最高圏で推移したが、冬季記録的少雨によりQ4 PVが前年同期比80.2%に落ち込み気象依存の業績変動リスクが顕在化した。
Google Chromeの3rd Party Cookie廃止撤回により広告単価は前年比100.4%を維持し、インターネット広告市場全体も前年比109.6%の3兆6,517億円と好環境が継続している。
02
業績推移
売上高
8.9億円▲45.6%FY25
営業利益
0.4億円▼52.2%FY25
純利益
0.6億円▼44.7%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 6.9 | 7.4 | 6.1 | 6.5 | 6.8 | 6.1 | 8.9 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 2.2 | 2.0 | 0.9 | 0.4 |
| 経常利益 | 3.4 | 3.3 | 2.1 | 2.1 | 2.0 | 0.9 | 0.6 |
| 純利益 | 2.3 | 2.3 | 1.9 | 2.0 | 1.4 | 1.0 | 0.6 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 9.7 | 13.9 | 15.8 | 18.1 | 15.6 | 16.7 | 18.4 |
| 純資産 (自己資本) | 8.3 | 12.9 | 14.8 | 16.9 | 14.9 | 15.9 | 16.6 |
| 自己資本比率 (%) | 85.2 | 92.6 | 93.4 | 93.5 | 95.3 | 95.3 | 90.5 |
| 現金及び預金 | 5.1 | 8.6 | 11.7 | 13.5 | 12.0 | 8.4 | 7.4 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 2.0 | 1.3 | 3.1 | 1.8 | 1.8 | 1.3 | 2.6 |
| 投資CF | ▲0.0 | — | ▲0.0 | ▲0.1 | ▲0.0 | ▲4.9 | ▲3.5 |
| 財務CF | 0.3 | 2.2 | — | 0.1 | ▲3.4 | — | — |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
31.73
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
3.5%
自己資本利益率
ROA
3.1%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
IPProduce0.0兆16.5%▲0.00兆-51.0%
OtherBusiness0.0兆10.8%0.00兆46.9%
TenkiJp0.0兆72.7%0.00兆44.0%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
26人
平均年齢
41.6歳
平均勤続
2.8年
単体 平均年収
589万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当データは準備中です。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。