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株式会社ステムセル研究所
カブシキガイシャステムセルケンキュウジョ上場医薬品7096EDINET: E35563StemCell Institute Inc.
決算期: 03月期
業種: 医薬品
売上高 (FY25)
26.8億円
7.98%営業利益 (FY25)
4.2億円
1.21%経常利益 (FY25)
4.3億円
2.88%純利益 (FY25)
3.9億円
24.12%総資産
75.0億円
14.64%自己資本比率
35.0%
—ROE
14.5%
2.04%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
株式会社ステムセル研究所は、出産時に採取できるさい帯血・さい帯を長期保管する「細胞バンク事業」を単一セグメントで展開する国内最大手の専業事業者である。産婦人科施設との独自ネットワークを通じて顧客を獲得し、初回の「技術料」と長期継続の「保管料」で収益を積み上げるストック型ビジネスモデルが特徴だ。FY2025(2025年3月期)の売上高は27億円(前期比+8.0%)、当期純利益は約3.9億円(+24.1%)と全指標で過去最高を更新し、ROEは14.5%に達した。2019年の12億円から6年で売上高を倍増以上に拡大しており、保管検体数の累積増加が業績の下支えとなっている。 中長期戦略の柱は3つある。第1に、新プラン「HOPECELL」の浸透による国内保管数の年間2万検体達成、第2に2024年11月設立のシンガポール現地法人を起点とした東南アジア展開(SEA全体で年間30~50億円を目標)、第3に約50億円の投資可能資金を活用した再生医療・フェムテック分野へのM&A・事業投資である。再生医療の臨床研究進展がさい帯血保管の需要喚起につながる構造であり、大阪公立大学・高知大学との共同臨床研究が事業の信頼性向上に貢献している。一方、治療効果未確立リスク・少子化・規制変更・特定細胞加工物製造許可の更新リスクなど、事業継続を左右する固有リスクも複数存在する。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 技術料(売上の76%、採取・処理の初期費用)と保管料(同17%)の2本柱で、保管期間が長いほどストック収益が積み上がる構造である。
- 2顧客: 出産を控えた家族を主な顧客とし、産婦人科施設との提携ネットワーク経由でリアル・オンラインの両チャネルで獲得している。
- 3価値提案: 採取した細胞を超低温で長期保管し、将来の再生医療・臨床研究への活用機会を提供する「命の保険」として訴求している。
- 4コスト構造: 細胞処理センター(CPC)の設備・液体窒素・人件費が主コストで、保管キャパシティ拡大への先行投資を継続している。
Risks · リスク要因
- 1治療効果未確立リスク: さい帯血再生医療の臨床研究は進行中だが有効性が未確定であり、効果が否定された場合は保管需要が消失し事業継続が困難になる可能性がある。
- 2特定細胞加工物製造許可の更新リスク: 2施設の許可期限は2026年2~3月に到来し、更新失敗や取消があれば主要事業活動が即座に停止する致命的なリスクとなる。
- 3少子化による市場縮小: 2024年国内出生数は68.6万人と初めて70万人を割り込み、さい帯血採取の絶対数減少は長期的に契約数の上限を押し下げる構造的課題である。
- 4親会社・特定人物への依存: 議決権の70.5%を日本トリムが保有し、代表取締役の清水崇文氏の離任が経営に重大な影響を与えるリスクがある。
Strengths · 強み
- 1国内最大手の地位と施設キャパシティ: 2025年5月に第3細胞保管センターを開設し、総保管能力を約20万検体に拡大、業界最大規模の受入体制を持つ。
- 2国際品質認証による差別化: AABB(2年に1回査察)とISO9001の両認証を取得しており、グローバル水準の品質管理が顧客・医療機関の信頼を裏付けている。
- 3ストック収益の累積効果: 保管検体数が積み上がるほど保管料収入が増加する構造で、FY2025保管料は前期比+13.3%と技術料を上回る成長率を記録している。
- 4約50億円の投資余力とネットワーク: 豊富な手元資金と産婦人科・アカデミアとの独自ネットワークを活かし、M&A・スタートアップ投資で事業領域を拡張できる。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1国内保管数2万検体の達成: 新プラン「HOPECELL」(月額2,980円分割払い)の浸透により平均単価+30%・成約率+10%を実現し、年間保管数の拡大を加速する。
- 2東南アジア進出(3~5年以内にSEA年商30~50億円): シンガポール現地法人「STEMCELL INNOVATIONS PTE. LTD.」を拠点に2026年3月期中に事業開始し、インドネシア・ベトナム等へ段階展開する。
- 3再生医療エコシステムの構築: 大阪公立大学・高知大学との臨床研究を深化させ、「再生医療サポートプログラム」で保管細胞の実際の投与機会を増やし保管価値を可視化する。
- 4約50億円を活用したM&A・事業投資: 再生医療・フェムテック領域の成長企業への投資を拡大し、2025年2月にはスマートエコー(家庭用妊婦向け超音波エコー)へ新規投資を実行した。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025全指標が過去最高を更新: 売上高27億円(+8.0%)・純利益3.9億円(+24.1%)・ROE14.5%を達成したが、「HOPECELL」立ち上がり遅延で通期予想は未達となった。
シンガポール現地法人を2024年11月に設立: 年間出生数約1,000万人のSEA市場への進出を開始し、2026年3月期中の事業開始を目指して準備を推進している。
第3細胞保管センター開設と横浜用地取得: 2025年5月に総保管キャパシティを約20万検体に拡大し、新たな細胞処理・保管センター建設用地を神奈川県横浜市に取得した。
投資先株式売却で特別利益1.4億円計上: 2023年6月上場の投資先企業株式を売却し特別利益136,939千円を計上、2025年2月にはスマートエコーへ新規投資を実行した。
02
業績推移
売上高
26.8億円▲8.0%FY25
営業利益
4.2億円▲1.2%FY25
純利益
3.9億円▲24.1%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 11.5 | 16.8 | 14.1 | 17.8 | 20.9 | 24.8 | 26.8 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 2.3 | 3.0 | 4.1 | 4.2 |
| 経常利益 | 2.2 | 3.8 | 0.9 | 2.1 | 3.0 | 4.2 | 4.3 |
| 純利益 | 1.4 | 2.8 | 0.6 | 1.3 | 2.0 | 3.1 | 3.9 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 28.1 | 35.6 | 39.6 | 52.2 | 58.1 | 65.4 | 75.0 |
| 純資産 (自己資本) | 9.8 | 12.6 | 13.2 | 21.0 | 23.0 | 26.9 | 26.3 |
| 自己資本比率 (%) | 34.9 | 35.3 | 33.4 | 40.3 | 39.6 | 41.2 | 35.0 |
| 現金及び預金 | 17.1 | 22.7 | 19.9 | 35.1 | 33.2 | 28.5 | 32.0 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 3.9 | 6.7 | 2.4 | 4.7 | 1.0 | 3.4 | 4.7 |
| 投資CF | ▲1.8 | ▲1.1 | ▲5.2 | 4.0 | ▲2.9 | ▲8.1 | ▲2.6 |
| 財務CF | — | — | — | 6.4 | ▲0.0 | ▲0.0 | 1.5 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
37.67
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
14.5%
自己資本利益率
ROA
5.1%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
117人
平均年齢
36.4歳
平均勤続
5.0年
単体 平均年収
508万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
50.00円
配当性向
66.4%
1株配当 推移 (円・生値)
FY25
50
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。