三
三菱ロジスネクスト株式会社
ミツビシロジスネクストカブシキガイシャ上場輸送用機器7105EDINET: E02136Mitsubishi Logisnext Co., Ltd.
決算期: 03月期
業種: 輸送用機器
売上高 (FY25)
6656億円
5.15%営業利益 (FY25)
208億円
51.26%経常利益 (FY25)
149億円
60.35%純利益 (FY25)
86.6億円
68.52%総資産
5121億円
3.64%自己資本比率
24.3%
—ROE
7.2%
21.40%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
三菱ロジスネクストは、フォークリフトを中核とした産業車両・物流機器の設計・製造・販売・サービスをグローバルに展開する総合物流機器メーカーである。売上高の約70%を海外事業が占め、特に北米・欧州・アジアを主力市場とする。FY2024にのれん等償却前営業利益率7.5%・売上高7,018億円と過去最高水準を記録した後、FY2025は北米でのエンジン認証遅延による一時出荷停止と代理店在庫調整の長期化が重なり、売上高6,656億円(-5.2%)・営業利益208億円(-51.3%)と急減速した。中期経営計画「Logisnext Transform 2026」では2026年度に売上高7,000億円・のれん等償却前営業利益率8.0%・ROE20%以上を目標に掲げ、バッテリー車ラインナップ拡充や自動化・自律化ソリューションの育成、欧州生産再編・中国事業の選択と集中などの構造改革を並行推進している。長期では2035年に売上高1兆円・ソリューション事業売上高2,000億円・バッテリー車比率90%以上を目指しており、脱炭素・物流自動化という社会課題をビジネス機会として取り込む戦略を描く。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: フォークリフト等産業車両の製造・販売が主軸で、国内事業1,962億円・海外事業4,694億円の2セグメント構成である。
- 2顧客: 製造業・物流業・小売業など幅広い産業の物流現場向けに、代理店網を通じてグローバル170カ国超に製品・サービスを供給する。
- 3価値提案: 安心・安全・自動化・脱炭素をキーコンセプトに、有人フォークリフトからAGV/AGFまでの幅広いラインナップでワンストップ物流ソリューションを提供する。
- 4コスト構造: 国内外複数工場での生産体制を持ち、欧州では3工場を2工場に集約するなど固定費削減を継続、のれん償却負担(年間約100億円規模)が利益を圧迫する構造である。
Risks · リスク要因
- 1北米規制・認証リスク: エンジン排ガス認証遅延が販売停止・廃却損・引当金計上を招いた前例があり、再発時の業績インパクトは極めて大きい。
- 2中国製品の競争激化: 欧州・アジアでリチウムイオンバッテリー車を中心に中国メーカーが低価格攻勢を強め、市場シェアと利益率の双方を圧迫するリスクがある。
- 3為替・関税リスク: 売上の約70%が海外で、米国関税政策の不透明化がサプライチェーンコストを押し上げ、グローバル収益を大きく左右する構造にある。
- 4製品品質・リコールリスク: 世界規模で製品不具合が発生した場合、高額PL訴訟・ブランド毀損・リコールコストが財務・信用に甚大な影響を及ぼしうる。
Strengths · 強み
- 1グローバル販売網: 世界170カ国超に代理店・直系販売会社を持ち、国内外でのアフターサービス収益を安定的に積み上げられる。
- 2製品ポートフォリオの幅広さ: カウンターバランス型から小型電動車、AGV/AGFまで、有人・無人を網羅する総合ラインナップで大口顧客の一括受注に対応できる。
- 3三菱・ロジスネクストブランドの信頼性: 安全・品質を軸とした長年のブランド蓄積により、価格訴求型の中国製品に対して付加価値差別化が可能である。
- 4物流課題起点のソリューション展開: 鴻池運輸との無人フォークリフト実証など、機器単品売りからシステムインテグレーションへの転換で顧客接点と収益性を高められる。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1中計「Logisnext Transform 2026」財務目標: 2026年度に売上高7,000億円・のれん等償却前営業利益率8.0%・ROE20%以上・自己資本比率30%以上を目指す。
- 2バッテリー車・脱炭素シフト: リチウムイオンバッテリー車のラインナップを拡充し、2035年までにバッテリー車比率90%以上を達成することで脱炭素需要を取り込む。
- 3物流ソリューション事業の飛躍: AGV/AGFや倉庫DX(Gaussy社との資本提携等)を通じてシステム提案力を強化し、2035年にソリューション事業売上高2,000億円を目標とする。
- 4事業構造改革: 欧州生産2工場集約・中国販売子会社持分売却・羽生工場停止など、ノンコア資産のスリム化と国内営業・販売子会社の一体化による固定費削減を継続する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績急落: 売上高6,656億円(-5.2%)・営業利益208億円(-51.3%)・純利益87億円(-68.5%)と、北米エンジン認証遅延と在庫調整が直撃した。
北米エンジン認証問題の解消: 旧型エンジンから新型エンジン搭載車への置き換えを完了し、FY2025内に挽回販売を推進、廃却損・偶発損失引当金も計上済みである。
欧州生産再編・中国撤退: スウェーデン工場閉鎖でフィンランドに集約(3工場→2工場)、中国販売子会社の持分売却と羽生工場の操業停止でノンコア事業を整理した。
資本提携・自動化実証: Gaussy株式会社と資本提携し倉庫DXを推進、鴻池運輸との無人フォークリフトによる荷積み自動化システムが実運用段階に移行した。
02
業績推移
売上高
6,656億円▼5.2%FY25
営業利益
208億円▼51.3%FY25
純利益
86.6億円▼68.5%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 4484 | 4489 | 3915 | 4654 | 6154 | 7018 | 6656 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | 82.9 | 15.9 | 35.9 | 147 | 426 | 208 |
| 経常利益 | 137 | 69.0 | 20.1 | 32.4 | 116 | 375 | 149 |
| 純利益 | 70.8 | -53.9 | -26.8 | 7.2 | 69.1 | 275 | 86.6 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 3677 | 3735 | 3634 | 4056 | 4754 | 5315 | 5121 |
| 純資産 (自己資本) | 685 | 572 | 554 | 637 | 760 | 1173 | 1243 |
| 自己資本比率 (%) | 18.6 | 15.3 | 15.2 | 15.7 | 16.0 | 22.1 | 24.3 |
| 現金及び預金 | 133 | 153 | 150 | 126 | 132 | 202 | 166 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 219 | 420 | 335 | 206 | 287 | 646 | 435 |
| 投資CF | ▲68.6 | ▲490 | ▲225 | ▲192 | ▲402 | ▲568 | ▲337 |
| 財務CF | ▲162 | 96.0 | ▲119 | ▲46.0 | 117 | ▲19.8 | ▲136 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
81.26
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
7.2%
自己資本利益率
ROA
1.7%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
DomesticBusiness0.2兆29.5%0.01兆2.9%
OverseasBusiness0.5兆70.5%0.02兆3.2%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
1,646人
平均年齢
42.0歳
平均勤続
15.9年
単体 平均年収
720万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
24.00円+4
配当性向
53.6%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
13
FY21
8
FY22
8
FY23
9
FY24
20
FY25
24
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。