三
三菱自動車工業株式会社
ミツビシジドウシャコウギョウカブシキガイシャ上場輸送用機器7211EDINET: E02213MITSUBISHI MOTORS CORPORATION
決算期: 03月期
業種: 輸送用機器
売上高 (FY25)
2.79兆円
0.05%営業利益 (FY25)
0.14兆円
27.31%経常利益 (FY25)
0.10兆円
52.83%純利益 (FY25)
0.04兆円
73.51%総資産
2.25兆円
8.50%自己資本比率
43.3%
—ROE
4.2%
12.86%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
三菱自動車工業は日産・ルノーアライアンスに属する中堅自動車メーカーで、ASEAN(タイ・インドネシア・フィリピン等)を戦略的重点市場に据えつつ、オセアニア・中南米・中東・日本でも収益を得るグローバルポートフォリオを構築している。SUV・ピックアップトラック・PHEVを中核に据えた「三菱らしさ」をブランド軸とし、FY2025は販売台数84万2千台(前年比+3%)を達成した一方、売上高は2.79兆円と横ばい、営業利益は1,388億円(前年比-522億円)、純利益は410億円(前年比-1,137億円)と収益面では大幅な減益となった。減益の主因はタイ・インドネシアの需要停滞、タイバーツ高によるコスト圧迫、および車両供給制約緩和後の競争激化である。中期経営計画「Challenge 2025」では自社開発BEVを見送りPHEV・HEVに集中する方針転換を行い、協業パートナー活用でBEV対応市場をカバーする戦略をとる。フィリピンでの金融子会社設立やオーストラリアでのFLEETPARTNERS出資など新事業形態にも着手しており、自動車販売以外の収益多様化を模索している。ROE4.2%と資本効率は低水準にとどまり、米国関税・アセアン景気の先行き不透明感が2025年度の業績リスクとして残る。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 自動車事業が売上高2兆7,578億円と全体の98.9%を占め、金融事業466億円が補完している。
- 2顧客: ASEANを主軸に北米・オセアニア・中南米・中東・日本の個人・法人向けにSUV・ピックアップを供給している。
- 3価値提案: 「三菱らしさ」を具現化したPHEV・オフロードSUV・ピックアップで独自のブランドポジションを確立している。
- 4コスト構造: タイ・インドネシアを主要生産拠点とし、グローバル調達と日産アライアンスのプラットフォーム共用でコスト競争力を維持している。
Risks · リスク要因
- 1米国関税・世界景気後退リスク: 米国での現地生産比率が低いため関税措置で直接損益影響を受け、世界的景気減速が全地域販売を押し下げる可能性がある。
- 2ASEANおよびタイバーツ為替リスク: 主要生産・販売市場のタイ・インドネシアの景気低迷継続と、コスト通貨タイバーツ高が収益を大きく圧迫するリスクがある。
- 3BEV競争激化と技術開発遅延: 中国勢参入で新興市場の競争が激化し、自社BEV見送り判断が将来の市場機会喪失につながるリスクがある。
- 4品質・リコールリスク: 大規模リコールが発生した場合には多額の費用負担とブランドイメージ毀損が経営成績に直接影響を与えるリスクがある。
Strengths · 強み
- 1PHEVの先行優位性: アウトランダーPHEV等で培った電動四駆技術はASEAN・欧米市場で差別化要因となっており、BEV転換の踊り場で再評価されている。
- 2ASEAN深根: タイ・インドネシア・フィリピンに生産・販売拠点を持ち、40年超の事業実績による現地ネットワークと顧客基盤を保有している。
- 3日産アライアンス活用: プラットフォーム・技術・販売網の共用でBEV等自社開発が非効率な領域をパートナー協業でカバーできる体制がある。
- 4財務健全性: 現預金4,525億円にコミットメントライン2,720億円を加えた流動性約7,200億円で景気変動への耐性を確保している。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1PHEV・HEV集中戦略: 自社開発BEVを当面見送り、優位性を持つPHEV・HEVの開発に経営資源を集中し、BEV必要市場は日産等パートナー車種で対応する。
- 2ASEAN新型車投入と販売拡大: 2025年度もアセアン戦略車の市場投入を継続し、フィリピン・ベトナムの好調を他国・中南米・中東・オセアニアへ展開する。
- 3新事業・金融サービス拡充: フィリピン金融子会社設立とオーストラリアFLEETPARTNERS出資により、販売金融・法人リース事業を収益柱として育成する。
- 4資本効率改善と株主還元: 2024年11月に自己株式取得・消却を実施し、今後も資本構造最適化と株主還元拡充で企業価値向上を目指す。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績: 売上高2兆7,882億円(前年比-0.0%)、営業利益1,388億円(-522億円)、純利益410億円(-1,137億円)と大幅減益で着地した。
販売台数: グローバル84万2千台(前年比+3%)を達成したが、欧州は前年比40.4%と激減し、タイ・インドネシア低迷がASEA全体を押し下げた。
BEV戦略見直し: 自社製BEVの開発を当面見送りPHEV・HEVへ集中する方針を正式表明し、中期経営計画「Challenge 2025」の重要施策を修正した。
財務活動: 長期借入金返済により有利子負債を3,148億円(前年比-1,776億円)へ大幅圧縮、2024年11月には自己株式取得・消却を実施した。
02
業績推移
売上高
2.79兆円▼0.0%FY25
営業利益
0.14兆円▼27.3%FY25
純利益
0.04兆円▼73.5%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 兆円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 2.51 | 2.27 | 1.46 | 2.04 | 2.46 | 2.79 | 2.79 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 0.09 | 0.19 | 0.19 | 0.14 |
| 経常利益 | 0.12 | -0.00 | -0.11 | 0.10 | 0.18 | 0.21 | 0.10 |
| 純利益 | 0.13 | -0.03 | -0.31 | 0.07 | 0.17 | 0.15 | 0.04 |
貸借対照表 (BS)
単位: 兆円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 2.01 | 1.94 | 1.86 | 1.93 | 2.20 | 2.45 | 2.25 |
| 純資産 (自己資本) | 0.88 | 0.79 | 0.53 | 0.63 | 0.83 | 1.04 | 0.97 |
| 自己資本比率 (%) | 43.8 | 40.7 | 28.3 | 32.7 | 37.7 | 42.6 | 43.3 |
| 現金及び預金 | 0.49 | 0.40 | 0.44 | 0.51 | 0.60 | 0.67 | 0.45 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 兆円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 0.15 | 0.02 | ▲0.04 | 0.12 | 0.17 | 0.14 | 0.17 |
| 投資CF | ▲0.14 | ▲0.11 | ▲0.10 | ▲0.07 | ▲0.05 | ▲0.14 | ▲0.11 |
| 財務CF | ▲0.07 | 0.01 | 0.17 | ▲0.01 | ▲0.06 | 0.04 | ▲0.27 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
28.70
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
4.2%
自己資本利益率
ROA
1.8%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
CarBusiness2.7兆98.6%0.13兆4.9%
FinancialBusiness0.0兆1.4%0.00兆11.0%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
13,570人
平均年齢
42.3歳
平均勤続
15.5年
単体 平均年収
814万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
22.50円+8
配当性向
121.3%
1株配当 推移 (円・生値)
FY19
30
FY20
20
FY23
5
FY24
15
FY25
23
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。