武
武蔵精密工業株式会社
ムサシセイミツコウギョウカブシキガイシャ上場輸送用機器7220EDINET: E02237MUSASHI SEIMITSU INDUSTRY CO.,LTD.
決算期: 03月期
業種: 輸送用機器
売上高 (FY25)
3472億円
0.78%営業利益 (FY25)
197億円
7.33%経常利益 (FY25)
180億円
15.56%純利益 (FY25)
77.8億円
1.75%総資産
2851億円
1.80%自己資本比率
43.5%
—ROE
6.8%
0.50%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
武蔵精密工業はホンダグループ向けを主軸に、ボールジョイント・デファレンシャル・シャフトなどの自動車部品をグローバル5極(日本・米州・アジア・中国・欧州)で製造・販売する自動車部品専業サプライヤーである。売上高は2021年の2,047億円を底に回復し、FY2025は3,472億円に達したが、欧州・中国の需要低迷により前年比0.8%減と一時踊り場に入っている。営業利益は197億円(前年比+7.3%)と改善したものの、投資有価証券評価損の計上により純利益は78億円(同-1.7%)と計画を下回った。ROEは6.8%と資本効率面に改善余地が残る。 戦略面では、既存の自動車部品事業(コア事業)でEV・HEV・ICEのマルチ対応を維持しつつ、ハイブリッドスーパーキャパシタ(HSC)を核とするEnergy Solution事業、インド・アフリカ向けe-Axleを展開するe-Mobility事業、北米でAI外観検査機を伸ばすSmart Industry事業の新規4分野を育成中である。HSCは生成AI向けデータセンター需要の急拡大を受け、山梨県南アルプス市に年産500万セルの新工場を建設しており、次の成長ドライバーとして注目される。米国関税政策・為替・ホンダ依存・欧州不振が主要リスクとして残存している。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 自動車部品(パワートレイン・リンケージ&サスペンション)が売上の大宗を占め、新規事業4分野が補完する。
- 2顧客: ホンダグループへの売上比率が約50%で、残りを他自動車メーカーや新興EVメーカーへ多様化している。
- 3価値提案: EV・HEV・ICE全方位に対応する高精度部品と、DX(MAC)による低コスト生産体制で顧客の品質・コストに応える。
- 4地域構成: 米州30.1%・欧州25.7%・アジア23.6%・日本11.5%・中国9.1%の5極グローバル体制で収益を分散する。
Risks · リスク要因
- 1ホンダグループへの売上依存度が約50%と高く、同社の購買政策変更や販売不振が業績に直結するリスクが恒常的に存在する。
- 2欧州セグメントはFY2025売上-7.1%・営業損失7.4億円に転落し、補助金政策見直しによるEV需要鈍化が回復時期を不透明にしている。
- 3米国の新関税政策により部品輸出コストが上昇し、サプライチェーン再編コストが短期的に収益を圧迫するリスクが高まっている。
- 4HSCなど新規事業向けM&A・出資先の事業計画未達により、追加減損損失が発生して純利益を下押しするリスクが内在する。
Strengths · 強み
- 1ホンダグループとの長期取引実績と高い技術信頼性を背景に、EV向けデファレンシャルアッセンブリィで新規顧客獲得を実現している。
- 2アジアセグメントが売上+7.7%・利益+39.4%と高成長し、インド2輪EV市場でe-Axle量産を開始するなど新興国展開が軌道に乗っている。
- 3HSCは高出力密度と高エネルギー密度を両立する独自素材技術を持ち、AI向けデータセンター需要という新市場に先行参入している。
- 4MAC(Musashi Active Connection)を活用したリアルタイム生産管理・DX推進により、工場自動化と収益性改善を同時に進めている。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1コア事業の収益力最大化: DX(MAC)によるデジタル工場自動化を全拠点に展開し、2025年度計画で営業利益率6%超の維持を目指す。
- 2EV事業構造転換: デファレンシャルアッセンブリィのコンパクト化・減速ギヤ高精度化で電動車向け比率を高め、EV時代のキーデバイスサプライヤーへ転換する。
- 3HSC新工場稼働: 山梨県南アルプス市に年産500万セルのHSC新工場を建設し、AI向けデータセンター市場でEnergy Solution事業を1→10フェーズへ加速する。
- 4カーボンニュートラル: 創業100周年の2038年までにScope1・2でのCN(グリーンオペレーション100)、2050年までにバリューチェーン全体のCN実現を目指す。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025売上高3,472億円(前年比-0.8%)と微減ながら営業利益197億円(+7.3%)を達成し、売上・営業利益ともに計画を上回った。
投資有価証券評価損の計上により純利益は78億円(-1.7%)と計画比18.1%減となり、EPS118.80円と計画145.41円を大幅に下回った。
アジアセグメントがセグメント利益91.6億円(+39.4%)と急拡大し、インドでの2輪EV向けe-Axle量産開始がけん引役となった。
米国関税政策の急変を受け、各市場での現地生産体制強化とサプライチェーン再編を重要課題として対処策の策定に着手した。
02
業績推移
売上高
3,472億円▼0.8%FY25
営業利益
197億円▲7.3%FY25
純利益
77.8億円▼1.8%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 2559 | 2364 | 2047 | 2419 | 3015 | 3499 | 3472 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 84.1 | 76.8 | 184 | 197 |
| 経常利益 | 148 | 71.1 | 82.8 | 94.4 | 70.3 | 156 | 180 |
| 純利益 | 98.8 | -69.0 | 73.8 | 54.3 | 24.4 | 79.2 | 77.8 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 2445 | 2073 | 2261 | 2600 | 2693 | 2903 | 2851 |
| 純資産 (自己資本) | 1083 | 825 | 959 | 1123 | 1144 | 1254 | 1240 |
| 自己資本比率 (%) | 44.3 | 39.8 | 42.4 | 43.2 | 42.5 | 43.2 | 43.5 |
| 現金及び預金 | 271 | 232 | 249 | 283 | 268 | 267 | 342 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 267 | 264 | 183 | 58.1 | 194 | 316 | 319 |
| 投資CF | ▲198 | ▲187 | ▲122 | ▲201 | ▲179 | ▲160 | ▲161 |
| 財務CF | ▲66.2 | ▲109 | ▲68.9 | 148 | ▲45.1 | ▲178 | ▲77.4 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
118.80
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
6.8%
自己資本利益率
ROA
2.7%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
Asia0.0兆9.1%0.00兆1.7%
Europe0.1兆23.6%0.01兆11.2%
Japan0.0兆11.5%0.00兆11.0%
NorthAmerica0.1兆30.1%0.01兆6.1%
SouthAmerica0.1兆25.7%▲0.00兆-0.8%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
1,093人
平均年齢
42.0歳
平均勤続
17.2年
単体 平均年収
685万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
75.00円+20
配当性向
34.0%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
53
FY21
40
FY22
60
FY23
50
FY24
55
FY25
75
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。