市
市光工業株式会社
イチコウコウギョウカブシキガイシャ上場電気機器7244EDINET: E02177ICHIKOH INDUSTRIES, LTD.
決算期: 12月期
業種: 電気機器
売上高 (FY25)
1171億円
6.73%営業利益 (FY25)
58.1億円
19.09%経常利益 (FY25)
75.7億円
16.10%純利益 (FY25)
62.0億円
38.77%総資産
1296億円
0.34%自己資本比率
61.8%
—ROE
8.3%
1.65%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
市光工業はヴァレオS.E.(議決権61.11%保有)を親会社に持つ自動車用ランプ・照明部品の専業メーカーである。主要顧客はトヨタグループ(売上比43.8%)と日産グループ(同11.6%)で、日本国内を主軸にアセアン(タイ・インドネシア・マレーシア等)へも生産拠点を展開する。FY2025(2025年12月期)の売上高は1,171億円と前年比6.7%減となったが、これは前期に売却した用品事業の剥落と一部自動車メーカーの減産が主因であり、価格転嫁の推進・不良率改善・生産性向上により営業利益は58億円(+19.1%)、純利益は62億円(+38.8%)と収益性は大きく改善した。ROEは8.3%ながらPBRは1倍割れが続いており、東証の資本効率改善要請への対応が課題となっている。中期経営計画では2030年度に売上1,350億円・営業利益率7%以上を目標に掲げ、LEDヘッドランプや高解像度ライティング、路面描画プロジェクションランプなど高付加価値製品の開発、インド市場への合弁参入、ヴァレオとの共同調達・共同研究開発によるコスト削減を成長ドライバーと位置づけている。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 自動車用ランプ・照明部品の製造・販売が売上の大半を占め、単一セグメントで1,171億円を計上している。
- 2顧客: トヨタグループ43.8%・日産グループ11.6%と国内大手自動車メーカーへの依存度が高く、集中リスクが存在する。
- 3価値提案: LED・HDライティング・路面描画プロジェクション等の高付加価値照明で安全・快適なドライビング環境を提供している。
- 4地域構成: 日本国内を主力とし、アセアン3か国の現地工場をマザー工場体制でサポートし、今後インドへ展開を計画している。
Risks · リスク要因
- 1特定顧客集中リスク: トヨタグループ43.8%・日産グループ11.6%と上位2グループで売上の55%超を占め、減産や取引縮小の影響が業績直結する。
- 2為替・原材料コスト変動リスク: 円安や原材料・エネルギー価格の高騰がコスト上昇圧力となり、価格転嫁が追いつかない場合に利益を圧迫する。
- 3製品欠陥・リコールリスク: 自動車用保安部品を製造するため、大規模リコールや製造物責任訴訟が発生した場合に財務・信頼性への打撃が大きい。
- 4市場変化・技術革新リスク: EV・自動運転の進展や予期しない技術革新により、既存製品の陳腐化や顧客ニーズへの対応遅延が生じる可能性がある。
Strengths · 強み
- 1ヴァレオとのシナジー: 親会社ヴァレオとの共同調達・共同研究開発・生産技術移転により、単独では困難な先端技術と調達コスト削減を実現している。
- 2高付加価値製品の開発力: HDライティングや路面描画プロジェクションランプ、e-Grilleなど次世代照明製品の開発で市場ニーズに対応できている。
- 3収益改善の実績: 売上減収局面でも価格転嫁・不良率改善・生産性向上により営業利益を前年比19.1%増・純利益を同38.8%増へ改善している。
- 4アセアン品質基盤: 国内マザー工場がアセアン拠点を教育・支援するマザードーター体制で、海外工場の品質・オペレーション水準を継続的に向上させている。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 12030年度中期目標: 売上高1,350億円・営業利益率7%以上を目標に、設備投資による生産性向上と固定費削減でコスト構造を改革する。
- 2インド市場参入: 2025年8月にTata AutoComp Systemsとの合弁契約を締結し、Valeo India VLS事業の譲受も予定して新興国需要を取込む。
- 3高付加価値製品拡大: LEDヘッドランプ・HDライティング・路面描画プロジェクションランプ・e-Grilleなど新製品開発で商品点数と単価を引上げる。
- 4PBR改善と株主還元: 1倍割れのPBR改善に向け収益向上・成長戦略の発信・株主還元強化の3本柱でキャッシュアロケーション戦略を推進する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025減収増益: 売上1,171億円(-6.7%)ながら営業利益58億円(+19.1%)・純利益62億円(+38.8%)と収益構造の改善が顕著に現れた。
トヨタ依存度が急上昇: トヨタグループへの販売比率が前期33.4%から43.8%へ急拡大し、日産グループは16.3%から11.6%に縮小した。
インド合弁契約締結: 2025年8月にTata AutoComp Systemsと合弁契約を締結し、Valeo India VLS事業の譲受契約締結も予定している。
単一セグメントへ移行: 用品事業売却後、当期より自動車部品事業の単一セグメントに変更し、事業構造をランプ・照明部品に集約した。
02
業績推移
売上高
1,171億円▼6.7%FY25
営業利益
58.2億円▲19.1%FY25
純利益
62億円▲38.8%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 1331 | 1139 | 1255 | 1355 | 1459 | 1255 | 1171 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 39.4 | 74.2 | 48.8 | 58.1 |
| 経常利益 | 73.6 | 50.5 | 65.1 | 53.5 | 81.3 | 65.2 | 75.7 |
| 純利益 | 52.1 | 28.6 | 39.8 | 44.2 | 78.4 | 44.7 | 62.0 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 1098 | 1096 | 1125 | 1259 | 1294 | 1301 | 1296 |
| 純資産 (自己資本) | 454 | 445 | 495 | 550 | 647 | 710 | 801 |
| 自己資本比率 (%) | 41.3 | 40.6 | 44.0 | 43.7 | 50.0 | 54.5 | 61.8 |
| 現金及び預金 | 82.0 | 54.3 | 57.2 | 86.3 | 89.4 | 126 | 124 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 161 | 112 | 92.1 | 130 | 134 | 110 | 120 |
| 投資CF | ▲167 | ▲110 | ▲66.8 | ▲59.1 | ▲96.1 | ▲47.3 | ▲108 |
| 財務CF | ▲14.1 | ▲29.2 | ▲23.5 | ▲44.0 | ▲38.0 | ▲30.4 | ▲21.2 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
64.47
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
8.3%
自己資本利益率
ROA
4.8%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
AutomobileSupplies0.0兆3.3%0.00兆4.9%
Autoparts0.1兆96.7%0.00兆3.9%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
1,359人
平均年齢
41.0歳
平均勤続
17.0年
単体 平均年収
649万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
21.00円+2
配当性向
17.1%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
5
FY21
11
FY22
14
FY23
17
FY24
20
FY25
21
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。