ヤ
ヤマハ発動機株式会社
ヤマハハツドウキカブシキガイシャ上場輸送用機器7272EDINET: E02168Yamaha Motor Co., Ltd.
決算期: 12月期
業種: 輸送用機器
売上高 (FY25)
2.53兆円
1.63%営業利益 (FY25)
0.13兆円
30.38%経常利益 (FY25)
0.13兆円
27.28%純利益 (FY25)
0.02兆円
85.09%総資産
2.90兆円
4.28%自己資本比率
39.0%
—ROE
1.4%
8.30%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
ヤマハ発動機は二輪車(MC事業)とマリン事業をコア、ロボティクス・SPV・OLV事業を戦略領域とする多角的モビリティ企業である。売上高の約90%を海外が占め、アセアン新興国の二輪車需要と北米の船外機需要が業績を左右する。FY2025の売上高は2.53兆円と前期比1.6%減にとどまったが、営業利益は1,264億円(前期比30.4%減)、純利益は161億円(同85.1%減)と大幅に落ち込んだ。主因は米国関税の影響拡大、OLV事業の固定資産減損、ベトナム工場の生産停止、研究開発費・人件費の増加であり、ROEは1.4%・ROICは0.8%と目標水準(ROE14%・ROIC8%)を大きく下回る状況にある。2025年からの中期経営計画では、コア2事業への集中投資でキャッシュ創出力を回復させつつ、ロボティクス子会社の統合(ヤマハロボティクス設立)、欧州電動アシスト自転車向けeBike Systems買収、インド・アフリカでのモビリティサービス参入など多面的な成長投資を継続する。株主還元は総還元性向40%以上(中計期間累計)を掲げ、FY2025は100億円の自己株式取得を実施した。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: MC事業が売上の約62%を占め、マリン21%・OLV6%・ロボティクス4%・金融サービス4%が補完する多セグメント構造である。
- 2顧客: アセアン新興国の二輪車ユーザーと北米レジャー層(船外機・RV)が主要顧客であり、海外売上比率は約90%に達する。
- 3価値提案: プレミアム二輪車・高馬力船外機・統合ボートシステムでブランドロイヤリティを高め、マルチパスウェイで電動化にも対応する。
- 4コスト構造: 世界各国の現地生産で輸送・関税コストを抑制しつつ、販売金融(金融サービス)で需要創出と利息収入を得る仕組みである。
Risks · リスク要因
- 1米国関税リスク: 主力市場である米国の関税政策変更がMC・マリン・OLV事業の収益を直撃しており、FY2025業績悪化の主因の1つとなっている。
- 2為替変動リスク: 海外売上比率約90%のため、円高1円の変動が利益に数十億円規模で影響し、特に米ドル・ユーロの動向が重要である。
- 3OLV事業の構造的損失: FY2025に営業損失398億円・固定資産減損を計上しており、RV需要の低迷が続けば追加減損リスクが残存する。
- 4特定市場・調達集中リスク: アセアン市場への依存度が高く、ベトナム工場の生産停止のような地政学・規制リスクが業績に直結する脆弱性がある。
Strengths · 強み
- 1MC事業のアセアン基盤: インドネシア・フィリピン・タイで販売台数が増加し、FY2025合計500万台を維持するブランド・販売網を持つ。
- 2マリン事業の高収益性: 船外機でグローバルトップ級のシェアを持ち、FY2025でも536億円の営業利益を稼ぐ高付加価値事業である。
- 3技術プラットフォーム化: ボディ・エンジンのプラットフォーム共通化で開発速度を向上させ、プレミアムモデルの市場投入スピードを高めている。
- 4ロボティクス統合シナジー: 新川・アピックヤマダ等を統合したヤマハロボティクスで、半導体後工程の生成AI向け需要を取り込む体制を整えた。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1コア2事業への重点投資: MC事業のプレミアム戦略深化と大型船外機ラインアップ拡充に優先的に資本を配分し、ROE14%・ROIC8%(3年平均)を目指す。
- 2ロボティクス再編: 2025年設立のヤマハロボティクスを軸に半導体後工程・電子部品実装で世界トップクラスのソリューション企業への転換を図る。
- 3電動化のマルチパスウェイ推進: インドで電動スポーツスクーター投入、欧州でeBike Systems買収、自社プラットフォームと外部連携の両輪で進める。
- 4株主還元と環境目標の両立: 中計期間累計の総還元性向40%以上を維持しつつ、2035年に自社GHG排出カーボンニュートラル達成を目指す。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025純利益85%減: 米国関税・OLV減損・繰延税金資産取り崩しが重なり純利益161億円・ROE1.4%と過去水準から急落した。
ベトナム工場の生産停止: MC事業の主要拠点で生産・出荷停止が発生し、同国の販売台数が大幅に減少して売上に直接影響した。
ヤマハロボティクス設立: 新川・アピックヤマダ・PFAを統合し2025年に新会社を設立、生成AI向け半導体後工程装置の需要増を取り込む体制を整備した。
eBike Systems買収: ドイツ「Brose」社の自転車用ドライブユニット事業を買収し、欧州に開発拠点を設置して欧州市場のプレゼンス向上を図った。
02
業績推移
売上高
2.53兆円▼1.6%FY25
営業利益
0.13兆円▼30.4%FY25
純利益
0.02兆円▼85.1%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 兆円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 1.66 | 1.47 | 1.81 | 2.25 | 2.41 | 2.58 | 2.53 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 0.22 | 0.24 | 0.18 | 0.13 |
| 経常利益 | 0.12 | 0.09 | 0.19 | 0.24 | 0.24 | 0.18 | 0.13 |
| 純利益 | 0.08 | 0.05 | 0.16 | 0.17 | 0.16 | 0.11 | 0.02 |
貸借対照表 (BS)
単位: 兆円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 1.53 | 1.64 | 1.83 | 2.18 | 2.56 | 2.78 | 2.90 |
| 純資産 (自己資本) | 0.75 | 0.75 | 0.90 | 0.96 | 1.08 | 1.16 | 1.13 |
| 自己資本比率 (%) | 49.0 | 45.7 | 49.1 | 44.2 | 42.0 | 41.7 | 39.0 |
| 現金及び預金 | 0.12 | 0.27 | 0.27 | 0.30 | 0.35 | 0.37 | 0.40 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 兆円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 0.10 | 0.11 | 0.14 | 0.07 | 0.09 | 0.18 | 0.14 |
| 投資CF | ▲0.08 | ▲0.04 | ▲0.05 | ▲0.07 | ▲0.12 | ▲0.13 | ▲0.09 |
| 財務CF | ▲0.04 | 0.08 | ▲0.09 | 0.02 | 0.09 | ▲0.05 | ▲0.03 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
16.59
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
1.4%
自己資本利益率
ROA
0.6%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
12,082人
平均年齢
42.7歳
平均勤続
18.1年
単体 平均年収
835万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
60.00円-15
配当性向
49.1%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
60
FY21
165
FY22
183
FY23
218
FY24
75
FY25
60
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。