株
株式会社シマノ
カブシキガイシャシマノ上場輸送用機器7309EDINET: E02257SHIMANO INC.
決算期: 12月期
業種: 輸送用機器
売上高 (FY25)
4662億円
3.38%営業利益 (FY25)
517億円
20.60%経常利益 (FY25)
470億円
52.34%純利益 (FY25)
340億円
55.47%総資産
9383億円
2.16%自己資本比率
92.7%
—ROE
3.9%
5.20%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
シマノは自転車コンポーネントと釣具の2事業を柱とする日本発のグローバル製造業である。自転車部品事業は売上高の約76%を占め、ロードバイク・マウンテンバイク向けの高級コンポーネントで世界市場を圧倒的に支配する。釣具事業は約24%を占め、高価格帯スピニングリールなどで世界的ブランドを確立している。FY2025の売上高は4,662億円と前年比3.4%増に転じ、コロナ需要急増後の在庫調整局面から緩やかな回復軌道に乗りつつある。しかし、欧州・中国市場での過剰在庫残存や米国の景気減速、円高の影響から営業利益は前年比20.6%減の517億円、純利益は同55.5%減の340億円と大幅に落ち込んだ。財務体質は極めて健全で自己資本比率92.5%、現金等残高4,728億円を保有するが、ROEは3.9%に低下しており資本効率の改善が市場から問われている。自己株式取得500億円・配当286億円と積極的な株主還元を実施したものの、利益剰余金の減少が続いている。中長期では電動アシスト自転車用ドライブユニットや自動変速機能搭載製品への投資を加速し、開発型デジタル製造業としての競争優位維持を図る戦略を掲げている。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 自転車部品が売上高3,550億円(76%)、釣具が1,108億円(24%)の2本柱で構成される。
- 2顧客: 完成車メーカーおよび欧米アジアの販売代理店を経由して世界のサイクリスト・釣り人に届ける。
- 3価値提案: 独自の精密加工技術と一貫生産体制により、高性能・高信頼性のプレミアムコンポーネントを提供する。
- 4コスト構造: 国内製造を軸に据え、設備投資(年間355億円規模)とデジタルマニュファクチャリング推進でコスト優位を維持する。
Risks · リスク要因
- 1地政学・関税リスク: 米国の関税政策強化や中国経済の低迷が主要市場の需要と調達コストに直接影響し、業績変動を増幅させる可能性がある。
- 2製品競争力低下リスク: 電動化・スマート化の加速により競合他社の技術が急追した場合、高価格帯製品の優位性が失われ価格競争に巻き込まれる恐れがある。
- 3為替変動リスク: 売上の大部分が海外向けのため、円高局面では円換算売上・利益が大幅に目減りし、FY2025でも経常利益が前年比52.3%減と顕著な影響が出た。
- 4大規模製造物責任リスク: 自転車・釣具という安全性に直結する製品の欠陥が広範囲に及ぶと、リコールコスト・賠償金・ブランド毀損が財務と信用に甚大な損害を与えうる。
Strengths · 強み
- 1自転車コンポーネントの圧倒的市場シェア: 「XTR」「DEORE XT」等の高級ブランドで世界シェアトップを維持し、代替が困難な事実上の標準部品となっている。
- 2強固な財務基盤: 自己資本比率92.5%、現金4,728億円の無借金経営で景気サイクルに対する耐性が極めて高い。
- 3釣具事業との収益多様化: 「STELLA SW」「ANTARES」など高価格帯製品が世界市場で評価され、自転車需要の波に左右されにくい収益を補完している。
- 4一気通貫の開発・製造能力: 設計からデジタルマニュファクチャリングまでの内製体制が、競合追随を困難にする技術的参入障壁を形成している。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1電動アシスト自転車向けドライブユニット開発: 急拡大するe-bike市場を主要ターゲットに位置づけ、独自機能を軸とした高性能ユニットの開発体制を強化する。
- 2デジタルマニュファクチャリングの深化: 製造工程のデジタル化・自動化を推進し、設備投資(FY2025は355億円支出)を最大限活用してコスト競争力を向上させる。
- 3自転車・釣り文化の創造によるブランド価値向上: スポーツ・娯楽を超えた「ライフスタイル文化」として訴求し、プレミアム価格帯の維持とブランドプレゼンス拡大を図る。
- 4株主還元と資本効率の改善: FY2025は自己株式取得500億円・配当286億円を実施し、ROE3.9%の改善に向けて引き続き積極的な資本配分を継続する方針である。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績の回復と利益の大幅減: 売上高4,662億円(+3.4%)と増収転換も、為替差損・在庫調整の長期化で純利益は前年比55.5%減の340億円に落ち込んだ。
欧州主要代理店PAUL LANGE & CO. OHGが単体で売上高の11.6%相当540億円を占め、欧州依存度の高さが改めて浮き彫りになった。
自己株式取得500億円を実施: 財務活動によるCFは前年の494億円支出から803億円支出に急増し、積極的な株主還元で純資産は前年末比141億円減少した。
自動変速製品「Q'AUTO」と刷新マウンテンバイク向け「XTR」が高評価: 新製品群の市場評価は良好で、需要回復局面に向けた商品ラインアップの強化が進んでいる。
02
業績推移
売上高
4,662億円▲3.4%FY25
営業利益
517億円▼20.6%FY25
純利益
340億円▼55.5%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 3632 | 3780 | 5465 | 6289 | 4744 | 4510 | 4662 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 1692 | 837 | 651 | 517 |
| 経常利益 | 695 | 815 | 1526 | 1766 | 1034 | 987 | 470 |
| 純利益 | 518 | 635 | 1159 | 1282 | 611 | 763 | 340 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 5388 | 5904 | 7054 | 8264 | 8717 | 9590 | 9383 |
| 純資産 (自己資本) | 4892 | 5298 | 6167 | 7411 | 8024 | 8836 | 8695 |
| 自己資本比率 (%) | 90.8 | 89.7 | 87.4 | 89.7 | 92.0 | 92.1 | 92.7 |
| 現金及び預金 | 2647 | 3002 | 3578 | 4173 | 4820 | 5303 | 4728 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 679 | 911 | 1124 | 1107 | 1146 | 870 | 638 |
| 投資CF | 344 | ▲283 | ▲201 | ▲334 | ▲318 | ▲358 | ▲407 |
| 財務CF | ▲128 | ▲179 | ▲588 | ▲584 | ▲440 | ▲495 | ▲803 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
388.17
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
3.9%
自己資本利益率
ROA
3.6%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
BicycleComponents0.4兆76.1%0.04兆12.1%
FishingTackle0.1兆23.8%0.01兆8.0%
その他0.0兆0.1%▲0.00兆-6.6%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
1,779人
平均年齢
41.6歳
平均勤続
13.8年
単体 平均年収
899万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
508.50円+45
配当性向
22.9%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
433
FY21
353
FY22
378
FY23
428
FY24
464
FY25
509
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。