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株式会社ジェイ・エム・エス(称号 株式会社 JMS)

カブシキガイシャジェイエムエス上場精密機器7702EDINET: E02303
JMS CO.,LTD.
決算期: 03月期
業種: 精密機器
売上高 (FY25)
697億円
6.83%
営業利益 (FY25)
8.7億円
425.37%
経常利益 (FY25)
5.1億円
254.48%
純利益 (FY25)
0.9億円
347.22%
総資産
814億円
3.87%
自己資本比率
50.3%
ROE
0.2%
2.00%
01

企業サマリ

Overview · 事業概要

株式会社JMSは1965年創業の医療機器メーカーで、輸液・栄養、透析、外科治療、血液・細胞の4領域を軸に製品を開発・製造・販売している。国内拠点に加え、シンガポール・中国・フィリピン・ドイツ等にグローバル生産・販売体制を持ち、FY2025売上高は697億円と前期比6.8%増を達成した。前期の営業損失から営業利益9億円への黒字転換は、価格転嫁の推進や主力製品の販売増によるものだが、原材料費高騰・シンガポール拠点の為替差損・フィリピンの損失拡大など海外子会社の収益性は依然として課題である。 2024年5月に策定した中期経営計画2027では「収益構造の改革」と「グローバリゼーションの推進」を基本方針に掲げ、2027年3月期に営業利益25億円・ROIC3.5%の達成を目標としている。成長投資よりも構造改革・事業ポートフォリオ再編を優先する方針であり、オンコロジー領域やアジア透析市場、細胞・再生領域など高付加価値分野への資源集中が今後の収益改善の鍵となる。時価ベースの自己資本比率が13.9%と簿価ベース50.1%を大きく下回る点は市場評価の低さを示しており、収益性向上による企業価値回復が急務である。

Business Model · ビジネスモデル
  • 1収益源: 輸液・透析・外科治療・血液細胞の4領域の医療機器製品販売が売上697億円の主体であり、国内460億円・海外237億円で構成される。
  • 2顧客: 国内外の病院・透析施設・血液センターを主要顧客とし、日本・アジア・欧州・アフリカに販売網を展開している。
  • 3価値提案: 自社開発・製造の高信頼製品に加え、医療DXや透析情報システムを組み合わせたトータルソリューションを医療現場に提供している。
  • 4コスト構造: プラスチック系原材料費が製造原価の主体を占め、シンガポール・フィリピン等の海外生産拠点でコスト競争力を確保している。
Risks · リスク要因
  • 1原材料費・エネルギーコストの高騰リスク: 主原材料のプラスチック(石油由来)は地政学リスクで価格が変動しやすく、フィリピン子会社では電力費増加も重なり損失が拡大している。
  • 2為替変動リスク: シンガポール子会社が為替差損を計上し当期も2億円の損失を継続しており、円高・ドル安局面での収益悪化が構造的なリスクとなっている。
  • 3医療機器価格規制リスク: 診療報酬・薬価の定期改定による公定価格引き下げが国内売上・利益を恒常的に圧迫しており、価格転嫁には限界がある。
  • 4品質・規制対応リスク: 各国の医療機器規制強化に対応できない場合、製品回収・賠償・販売停止等による社会的信用低下と業績への重大影響が生じるリスクがある。
Strengths · 強み
  • 1国内透析領域での製品網の厚さ: 血液透析・腹膜透析の両システムと透析情報システムを揃え、選択療法の推進で医療機関への提案力が高い。
  • 2グローバル生産体制: シンガポール・中国・フィリピン等の海外拠点で血液バッグ・AVF針等を量産し、欧州・アフリカ・アジア向けに競争力ある価格で供給できる。
  • 3オンコロジー向け薬剤調製・投与クローズドシステム: 医療安全ニーズを捉えた注力製品として国内販売が堅調で、海外展開による成長余地も残している。
  • 41965年創業の長い実績と医療現場との信頼関係: 60年の歴史に裏打ちされたブランドと品質管理体制が、医療機関との継続的な取引基盤を支えている。
Strategy · 戦略・今後の展望
  • 1中期経営計画2027の収益目標: 2027年3月期に営業利益25億円・ROIC3.5%の達成を掲げ、現状(営業利益9億円)からの収益構造抜本改革を推進している。
  • 2事業ポートフォリオ再編: オンコロジー・細胞再生・在宅医療など高付加価値領域へ経営資源を集中し、低収益事業の選択と集中を進める方針である。
  • 3グローバル展開の加速: アジア・アフリカ向けの血液バッグ・AVF針の販売拡大に加え、中国への日本式透析医療の普及と慢性腎臓病増加国への透析製品展開を進める。
  • 4医療DXへの対応: 輸液ポンプ連携システムや透析情報システムを軸にデジタル技術と医療機器を融合させたソリューション提供を強化し、差別化を図る。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025売上高697億円(前期比+6.8%)で黒字転換: 前期の営業損失2億68百万円から営業利益8億72百万円へ回復し、価格転嫁推進と主力製品増収が寄与した。
シンガポール・フィリピン子会社の損失継続: シンガポールで2億円、フィリピンで4億15百万円の損失を計上し、原材料費・運送費高騰と為替逆風が収益を圧迫した。
中期経営計画2027を2024年5月に策定: 構造改革フェーズと位置付け、売上高目標を設定せず営業利益25億円・ROIC3.5%を最終年度KPIとした。
キャッシュ・フロー対有利子負債比率が16.7年に悪化: FY2024の8.6年から大幅悪化しており、営業CFが14億67百万円にとどまる中、財務的な余裕度の低下が懸念される。
02

業績推移

売上高
697億円6.8%FY25
0200400600800FY20FY22FY24
営業利益
8.7億円425.4%FY25
02.557.510FY20FY22FY24
純利益
0.9億円347.2%FY25
05101520FY20FY22FY24
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
0.01.02.03.04.0FY20FY22FY24
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
0255075100FY20FY22FY24
03

財務諸表

損益計算書 (PL)
単位: 億円
項目FY19FY20FY21FY22FY23FY24FY25
売上高581586576582637653697
売上原価
売上総利益
販管費
営業利益9.87.2-2.78.7
経常利益15.226.720.111.35.91.45.1
純利益11.619.817.48.32.8-0.40.9
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
項目FY19FY20FY21FY22FY23FY24FY25
総資産673666691720744847814
純資産 (自己資本)319325350371387407409
自己資本比率 (%)47.448.850.751.552.048.150.3
現金及び預金72.260.162.268.163.310355.1
有利子負債
ネット有利子負債
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
項目FY19FY20FY21FY22FY23FY24FY25
営業CF43.535.637.444.024.831.414.7
投資CF▲30.7▲33.4▲32.5▲36.8▲36.9▲42.4▲31.3
財務CF▲12.3▲11.9▲5.3▲5.05.347.8▲31.9
FCF
設備投資 (CapEx)
減価償却費
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
3.65
1株純利益 (円)
BPS
1株純資産 (円)
ROE
0.2%
自己資本利益率
ROA
0.1%
総資産利益率
PER
株価収益率
PBR
株価純資産倍率
配当利回り
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04

セグメント

China0.03.2%
Germany0.06.4%
Japan0.061.0%
OperatingSegmentsNotIncludedInReportableSegmentsAndOtherRevenueGeneratingBusinessActivities0.07.2%
Philippines0.00.0%
Singapore0.022.1%
05

地域別売上

地域別売上データは準備中です。

06

従業員

従業員データ

連結
単体
1,521
平均年齢
40.5
平均勤続
16.1
単体 平均年収
480万円
連結従業員数 推移
FY21
FY22
FY23
FY24
FY25
07

大株主

大株主 Top 10

FY25 有価証券報告書時点
#1株式会社カネカ2.5百万株10.36%
#2日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)2.4百万株9.60%
#3一般財団法人土谷記念医学振興基金1.9百万株7.75%
#4土谷佐枝子1.0百万株4.11%
#5社会福祉法人千寿会1.0百万株4.08%
#6株式会社広島銀行0.9百万株3.65%
#7JMS共栄会0.7百万株2.84%
#8第一生命保険株式会社0.6百万株2.63%
#9大下産業株式会社0.6百万株2.33%
#10株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.6百万株2.27%
08

配当・株主還元

配当・株主還元

FY25 実績
1株配当 (年間)
25.50
配当性向
32.8%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
25
FY21
26
FY22
26
FY23
26
FY24
26
FY25
26
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09

IR資料

IR資料は準備中です。

10

競合比較

競合比較は準備中です。

11

ニュース

関連ニュースは準備中です。

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