愛
愛知時計電機株式会社
アイチトケイデンキカブシキガイシャ上場精密機器7723EDINET: E02267決算期: 03月期
業種: 精密機器
売上高 (FY25)
543億円
5.98%営業利益 (FY25)
39.4億円
8.93%経常利益 (FY25)
47.6億円
11.70%純利益 (FY25)
35.3億円
11.31%総資産
627億円
2.15%自己資本比率
74.6%
—ROE
7.8%
0.10%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
愛知時計電機はガスメーター・水道メーターを中心とした計測器関連事業をほぼ単独セグメントで営む老舗計測機器メーカーである。売上高の大半を占めるガス関連機器(264億円、構成比約49%)と水道関連機器(188億円、同35%)が二本柱で、国内の公共・民間インフラ需要に支えられた安定的な事業構造を持つ。IoT技術を活用したデータ配信サービス「アイチクラウド」をプロパンガス市場から都市ガス・水道市場へ拡張することで、ハード販売からストック型サービス収益への転換を図っている。 FY2025(2025年3月期)は売上高543億円・経常利益48億円・純利益35億円と3指標すべてで過去最高を達成し、中期経営計画2026の初年度計画をすべて超過達成した。国内市場の底堅さと前期計上の製品不具合対策費消滅が増益を牽引した一方、中国景気後退を背景に海外向け流量センサーが減少するなど海外依存度の低さが課題として残る。自己資本比率74.6%・手元現金103億円と財務健全性は高いが、ROE7.8%は資本効率改善余地を示唆しており、政策保有株式の売却推進や株主還元の拡充が今後の焦点となろう。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 計測器関連事業が売上高の99.9%を占め、ガス関連264億円・水道関連188億円・計装63億円が三本柱である。
- 2顧客: ガス会社・水道事業者などインフラ事業者向けに国内を中心に供給し、中国・北米・ASEANにも輸出する。
- 3価値提案: メーター本体販売にIoTデータ配信サービス「アイチクラウド」を組み合わせ、計測データの付加価値を最大化する。
- 4コスト構造: 銅・アルミ等原材料費が主要コストで、愛知県の国内生産拠点と東南アジア子会社の自動化投資でコスト削減を推進する。
Risks · リスク要因
- 1原材料価格リスク: 主要原材料の銅・アルミは国際市況に連動し、想定超の高騰時には生産性向上・コストダウンで吸収しきれず利益を圧迫する可能性がある。
- 2品質リスク: 前期に一部製品で不具合対策費が発生した実績があり、計測インフラ製品の欠陥はリコールや信用失墜につながり業績に重大な悪影響を及ぼしうる。
- 3財務リスク: 時価ある有価証券を簿価ベースで85億円(総資産比13.5%)保有しており、株価急落時に多額の評価損と自己資本比率低下が生じるリスクを抱えている。
- 4海外事業・地政学リスク: 中国景気後退の影響でFY2025の海外流量センサーが減少し、アジア生産拠点は政治変動・法規制変更など不可避のリスクにさらされている。
Strengths · 強み
- 1国内メーターインフラでの地位: ガス・水道メーター国内市場において長年の納入実績と認証を持ち、代替が困難な社会インフラ向け供給者として安定受注を確保している。
- 2IoTプラットフォームの先行優位: プロパンガス市場で先行したデータ配信サービスの運営ノウハウを持ち、都市ガス・水道のスマート化波及を受けやすいポジションを築いている。
- 3財務健全性: 自己資本比率74.6%・手元現金103億円と無借金に近い堅固な財務基盤を持ち、景気変動に対する耐性と成長投資余力を兼備している。
- 4スマートメーター切替需要の取込: 都市ガス向けスマートメーターへの国内切替進捗が売上を押し上げており、中期的に水道市場の法定取替サイクル需要が追い風となる構造である。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1中期経営計画2026の最終目標: 2027年3月期に売上高600億円・経常利益50億円・ROE8.0%の達成を目指し、2026年3月期は570億円・45億円を中間目標に設定している。
- 2スマートメーター・IoT拡大: 都市ガス・水道市場のスマート化本格化を捉え、「アイチクラウド」の付帯サービス連携拡大とAI技術活用で計測データ価値を最大化する。
- 3グローバル展開加速: 中国・台湾・ASEAN・北米を重点に顧客ニーズ起点の製品開発を推進し、パートナーとの協力関係深化で2027年3月期に向けた海外売上の回復・拡大を図る。
- 4DX・自動化による収益力強化: 生産設備の自動化・省人化投資と全社DX推進で原材料費・人件費上昇を吸収し、コスト競争力を高めながらカーボンニュートラル2050の実現を並行推進する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績が過去最高を更新: 売上高543億円(+6.0%)・経常利益48億円(+11.7%)・純利益35億円(+11.3%)と3指標すべてで過去最高を達成し、中期計画の初年度目標を全項目で超過した。
都市ガスのスマートメーター切替が牽引: 国内都市ガス関連でスマートメーターへの切替が進み、ガス関連機器全体の売上高が前期比8.5%増の265億円となり全体成長を主導した。
受注残高が急増: FY2025の受注高は前期比13.0%増の578億円、受注残高は同59.4%増の97億円に拡大し、来期以降の売上を下支えする先行指標が大幅に改善した。
政策保有株式の売却を推進: 経常利益を押し上げた要因の一つとして政策保有株式売却による営業外収益を計上し、資本効率改善に向けた保有見直しを継続している。
02
業績推移
売上高
543億円▲6.0%FY25
営業利益
39.4億円▲8.9%FY25
純利益
35.3億円▲11.3%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 467 | 481 | 462 | 465 | 502 | 512 | 543 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 32.9 | 39.8 | 36.2 | 39.4 |
| 経常利益 | 38.0 | 32.1 | 33.0 | 38.1 | 46.5 | 42.6 | 47.6 |
| 純利益 | 28.3 | 23.5 | 29.9 | 27.9 | 34.6 | 31.7 | 35.3 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 529 | 524 | 572 | 522 | 563 | 614 | 627 |
| 純資産 (自己資本) | 292 | 303 | 344 | 352 | 384 | 442 | 468 |
| 自己資本比率 (%) | 55.3 | 57.8 | 60.1 | 67.5 | 68.2 | 71.9 | 74.6 |
| 現金及び預金 | 65.4 | 75.6 | 83.1 | 82.8 | 88.5 | 85.7 | 100 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 37.8 | 37.4 | 41.9 | 31.2 | 18.8 | 17.4 | 18.6 |
| 投資CF | ▲22.8 | ▲9.0 | ▲24.2 | 25.9 | ▲6.8 | ▲10.9 | 7.4 |
| 財務CF | ▲7.8 | ▲18.6 | ▲10.2 | ▲59.3 | ▲8.3 | ▲11.8 | ▲13.5 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
229.87
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
7.8%
自己資本利益率
ROA
5.6%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
1,177人
平均年齢
45.0歳
平均勤続
17.3年
単体 平均年収
586万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
110.00円+15
配当性向
31.4%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
170
FY21
180
FY22
126
FY23
76
FY24
95
FY25
110
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。