キ
キヤノン株式会社
キヤノンカブシキガイシャ上場電気機器7751EDINET: E02274CANON INC.
決算期: 12月期
業種: 電気機器
売上高 (FY25)
4.62兆円
2.55%営業利益 (FY25)
0.18兆円
19.09%経常利益 (FY25)
0.48兆円
60.07%純利益 (FY25)
0.33兆円
107.50%総資産
6.14兆円
6.40%自己資本比率
56.9%
—ROE
9.7%
4.90%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
キヤノンは光学技術を基盤に、オフィス複合機・プリンターを中心とするプリンティング(売上の54%)、CT・MRIなど画像診断装置のメディカル(13%)、カメラ・ネットワークカメラのイメージング(23%)、半導体・FPD露光装置のインダストリアル(8%)の4事業を世界展開する。FY2025は売上高4.62兆円(前年比+2.5%)と過去最高を2期連続で更新し、営業利益は前年比62.8%増の4,554億円に急拡大した。主因は前期に計上したメディカル事業ののれん減損損失の消滅に加え、販売・生産・メディカルの3つの構造改革による費用削減効果(営業費用8.4%減)である。一方で主力のプリンティングは欧米での投資先送りで減収・減益となり、成熟市場依存という構造課題は継続する。2026年始動のフェーズVIIでは「生産性革新による新たなる成長」を掲げ、収益性の高いメディカル・インダストリアルへのポートフォリオシフト、欧州販売体制の再編、キヤノンメディカルシステムズの統合、ナノインプリントリソグラフィ(NIL)の主力事業化を推進する。ROEは9.7%と改善したが、フェーズVIで未達だった営業利益率12%目標の達成に向けた収益構造改革の実行が引き続き投資家の注目点となる。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: プリンティング54%・イメージング23%・メディカル13%・インダストリアル8%の4事業で4.62兆円の売上を構成している。
- 2顧客: オフィス・印刷企業・病院・工場・放送局・一般消費者など多様なセグメントに170カ国以上で製品を供給している。
- 3価値提案: 光学・精密技術と独自チップ・AIを組み合わせた高付加価値機器にサービス・ソリューションを組み合わせて顧客課題を解決している。
- 4コスト構造: 売上総利益率46.7%と高いが、開発・販売費が重く、海外拠点の集約・外部委託活用で固定費削減を推進している。
Risks · リスク要因
- 1プリント市場の構造的縮小: ペーパーレス化・リモートワーク普及で主力プリンティング事業(売上の54%)の長期的な需要減少が不可避である。
- 2半導体・FPD市場の需要サイクル: 投資の変動幅・時期・期間が読みづらく、市況下降期には露光装置の売上急減とR&D費回収困難が生じるリスクがある。
- 3関税・地政学リスク: 米国追加関税によるコスト増や中国市場の景気減速が複数事業の販売に同時に悪影響を及ぼす可能性がある。
- 4メディカル事業の規制・競争リスク: 各国の医療機器承認取得に時間がかかり、技術変化への対応遅れが投資回収不全や競争力低下につながるリスクがある。
Strengths · 強み
- 1光学技術の圧倒的な自社開発力: 露光装置からカメラレンズまで一貫した光学コア技術が参入障壁を形成し差別化の源泉となっている。
- 2幅広い製品ポートフォリオ: プリンタから医療CT・半導体露光装置まで4事業の多角化により特定市場の低迷を吸収できる収益安定性を持つ。
- 3ネットワークカメラのグローバル地位: アクシス社・マイルストーン社を擁し、セキュリティ映像DX市場でFY2025売上20%増と高成長を実現している。
- 4強固な財務基盤: 株主資本比率56.9%・総資産6.1兆円の安定した財務体質で、景気変動局面でも研究開発投資を維持できる体力を持つ。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1フェーズVII(2026-2030年)で生産性革新を断行: 稼働率の低い海外生産拠点の集約・外部委託拡大により資産圧縮とコスト削減を目指す。
- 2キヤノンメディカルシステムズを2026年に統合: 外部支出費用削減・赤字事業整理を加速し、メディカル事業の更なる収益改善を図る。
- 3ナノインプリントリソグラフィ(NIL)の主力事業化: 戦略顧客・パートナーとのエコシステム構築を通じ、半導体後工程の新技術を主力事業に育成する。
- 4欧州販売体制の再編を2028年までに完了: 直販・間販の最適化と新興国(アフリカ・中東・インド等)でのシェア拡大を同時に推進する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025純利益が前期比107.5%増の3,321億円に急拡大: 前期のメディカルのれん減損消滅と構造改革費用削減が主因で、EPS は367円48銭となった。
メディカル事業が黒字転換: 売上高5,806億円(+2.1%)、営業利益328億円(前期は△1,404億円)と大幅改善し、メディカル事業革新委員会の成果が顕在化した。
イメージング事業が高成長: ネットワークカメラが+20.1%、カメラが+7.9%と伸び、ユニット売上高は1兆549億円・営業利益1,729億円(+14.3%)を達成した。
フェーズVI売上目標を1年前倒し達成: 4.5兆円目標を2024年に達成し、FY2025は4.62兆円と過去最高を更新したが、営業利益率12%目標は未達に終わった。
02
業績推移
売上高
4.62兆円▲2.5%FY25
営業利益
0.18兆円▼19.1%FY25
純利益
0.33兆円▲107.5%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 兆円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 3.59 | 3.16 | 3.51 | 4.03 | 4.18 | 4.51 | 4.62 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 0.12 | 0.13 | 0.22 | 0.18 |
| 経常利益 | 0.20 | 0.13 | 0.30 | 0.35 | 0.39 | 0.30 | 0.48 |
| 純利益 | 0.12 | 0.08 | 0.21 | 0.24 | 0.26 | 0.16 | 0.33 |
貸借対照表 (BS)
単位: 兆円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 4.77 | 4.63 | 4.75 | 5.10 | 5.42 | 5.77 | 6.14 |
| 純資産 (自己資本) | 2.69 | 2.58 | 2.87 | 3.11 | 3.35 | 3.38 | 3.49 |
| 自己資本比率 (%) | 56.3 | 55.7 | 60.5 | 61.1 | 61.9 | 58.6 | 56.9 |
| 現金及び預金 | 0.41 | 0.41 | 0.40 | 0.36 | 0.40 | 0.50 | 0.59 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 兆円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 0.36 | 0.33 | 0.45 | 0.26 | 0.45 | 0.61 | 0.48 |
| 投資CF | ▲0.23 | ▲0.16 | ▲0.21 | ▲0.18 | ▲0.28 | ▲0.30 | ▲0.24 |
| 財務CF | ▲0.23 | ▲0.18 | ▲0.27 | ▲0.15 | ▲0.16 | ▲0.23 | ▲0.18 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
367.48
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
9.7%
自己資本利益率
ROA
5.4%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
22,921人
平均年齢
44.3歳
平均勤続
18.9年
単体 平均年収
882万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
240.00円+10
配当性向
54.3%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
120
FY21
145
FY22
180
FY23
210
FY24
230
FY25
240
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。