ピ
ピジョン株式会社
ピジョンカブシキガイシャ上場その他製品7956EDINET: E02404PIGEON CORPORATION
決算期: 12月期
業種: その他製品
売上高 (FY25)
1092億円
4.80%営業利益 (FY25)
132億円
8.39%経常利益 (FY25)
137億円
3.00%純利益 (FY25)
85.7億円
2.38%総資産
1101億円
1.64%自己資本比率
78.0%
—ROE
10.4%
0.10%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
ピジョン株式会社は、哺乳器・乳首を中心とした育児用品および介護用品を日本・中国・シンガポール・米州欧州(ランシノ)の4セグメントで展開するグローバルメーカーである。売上高の約39%を占める中国事業が安定的な収益柱であり、FY2025は現地ECイベント好調と基幹商品の伸長により前期比9.9%増の429億円・セグメント利益105億円を稼ぎ出した。日本事業(378億円)も価格改定効果や育児家電の新ブランド展開でセグメント利益が前期比29.9%増と大きく改善した。一方、2024年に発覚したグループ会社元従業員による不適切取引事案を機にガバナンス体制を抜本的に見直し、2026年12月期から3カ年の第9次中期経営計画を始動した。同計画では哺乳器のグローバル市場シェア20%達成(10年後目標)を掲げ、米州・欧州市場での哺乳器売上倍増、ASEAN・インドでの高単価シフト、中国でのLTV拡大を重点施策とする。最終年度2028年12月期に売上高1,250億円・営業利益200億円・ROE14.9%を目標とし、収益性を伴う持続的成長フェーズへの転換を狙う。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 哺乳器・乳首などベビーケアが売上の大宗を占め、中国事業(429億円)・日本事業(378億円)・ランシノ事業(219億円)・シンガポール事業(149億円)の4極構成である。
- 2顧客: 新生児期から幼児期の子育て家族を主軸とし、エイジアップ商品や介護ブランド「ハビナース」で顧客生涯価値(LTV)の拡大も図る。
- 3価値提案: 母乳育児を科学的に支援する哺乳器・乳首技術と強固なブランド力で、専門家(医療従事者)推奨を獲得し高付加価値・高単価ポジションを維持している。
- 4コスト構造: 日本・タイ・中国・インドネシア等の自社工場を持ちつつ製造委託も活用、デジタルマーケティング(ライブコマース・SNS)でブランド露出コストを効率化している。
Risks · リスク要因
- 1出生数減少: 主要市場である日本・中国での少子化加速により育児用品の絶対数要が構造的に縮小し、単価上昇でカバーしきれないリスクがある。
- 2為替・関税リスク: 売上の65%超が海外で、米ドル(149.66円換算)・人民元(20.82円換算)の変動に加え、米国関税強化がランシノ事業の原価を直撃し既にFY2025に減益要因となった。
- 3ガバナンス・コンプライアンスリスク: 2024年に元従業員による不適切取引が発覚しており、再発防止体制の実効性が問われ、信頼回復が完結しなければブランド毀損と販路喪失につながる。
- 4原材料・製造委託リスク: 原油価格・パルプ等の高騰が製造コストを押し上げる一方、委託先での品質事故や自然災害による供給途絶が業績に影響を与える可能性がある。
Strengths · 強み
- 1哺乳器・乳首のブランド力: 中国・ASEAN市場で圧倒的シェアを持ち、医療従事者推奨と科学的根拠に基づく製品設計が参入障壁となっている。
- 2中国事業の収益基盤: セグメント利益105億円・利益率約24%と高収益体質を維持し、Douyin・REDを活用したECマーケティングで出生数減少を補完している。
- 3多極グローバル展開: 日本・中国・ASEAN・米州欧州の4極体制により特定地域依存を分散し、ランシノブランドとピジョンブランドのシナジーを創出できる。
- 4エイジアップによるLTV拡大余地: ドリンキングカップや育児家電など高月齢商品ラインを拡充し、1家族あたりの売上接点を乳児期以降にも広げる戦略が奏功し始めている。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1第9次中計(2026-2028年)の数値目標: 最終年度2028年12月期に売上高1,250億円・営業利益200億円・ROE14.9%・ROIC15.4%を掲げ、収益性を伴う成長へ転換する。
- 2哺乳器グローバルシェア20%: 10年後目標として未開拓市場(ホワイトスペース)へ攻勢をかけ、米州・欧州では哺乳器売上倍増と専門家推奨獲得を集中投資領域と位置付ける。
- 3地域別選択と集中: 日本・中国は高付加価値化とオペレーション効率化で安定収益を確保し、ASEAN・インドは広口哺乳器「SofTouch」の高単価シフトと流通高度化で成長を加速する。
- 4経営体制刷新とESG強化: CxO制を導入し事業責任と機能責任を分離して意思決定を迅速化、TCFDに基づく気候変動開示とPigeon Green Action Planで持続可能な経営基盤を構築する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025通期業績: 売上高1,092億円(前期比+4.8%)・営業利益132億円(同+8.4%)と増収増益を達成し、売上総利益率も前期比0.9ポイント改善した。
中国事業が牽引: 売上429億円(+9.9%)と全社成長を主導し、ダブルイレブン商戦でのライブコマース強化とエイジアップ商品が貢献、セグメント利益は105億円(+4.3%)となった。
ランシノ事業は減益: 米国関税による原価上昇とさく乳器競争激化でセグメント利益15億円(前期比-12.3%)に留まり、北米での哺乳器カテゴリ強化が急務となっている。
2024年の不適切取引事案対応: ガバナンス体制を抜本改革し、2026年3月より「米州・欧州事業」へ名称変更するなど組織再編を断行、第9次中計を2026年2月に発表した。
02
業績推移
売上高
1,092億円▲4.8%FY25
営業利益
132億円▲8.4%FY25
純利益
85.7億円▲2.4%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY18 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 1047 | 1000 | 994 | 931 | 949 | 945 | 1042 | 1092 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | — | 122 | 107 | 121 | 132 |
| 経常利益 | 204 | 173 | 161 | 146 | 135 | 115 | 133 | 137 |
| 純利益 | 142 | 115 | 106 | 87.8 | 85.8 | 74.2 | 83.7 | 85.7 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY18 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 856 | 905 | 935 | 980 | 1017 | 1004 | 1083 | 1101 |
| 純資産 (自己資本) | 666 | 705 | 726 | 768 | 800 | 811 | 846 | 859 |
| 自己資本比率 (%) | 77.8 | 77.9 | 77.7 | 78.3 | 78.6 | 80.7 | 78.1 | 78.0 |
| 現金及び預金 | 309 | 324 | 371 | 352 | 343 | 344 | 392 | 396 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY18 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 136 | 141 | 184 | 109 | 132 | 145 | 143 | 131 |
| 投資CF | ▲47.0 | ▲40.0 | ▲38.1 | ▲55.9 | ▲56.6 | ▲54.5 | ▲11.4 | ▲31.4 |
| 財務CF | ▲83.4 | ▲87.3 | ▲92.3 | ▲86.9 | ▲96.7 | ▲103 | ▲106 | ▲108 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
71.65
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
10.4%
自己資本利益率
ROA
7.8%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
China0.0兆37.6%0.01兆25.5%
Japan0.0兆33.3%0.00兆7.1%
Lansinoh0.0兆20.0%0.00兆6.9%
Singapore0.0兆9.0%0.00兆21.6%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
338人
平均年齢
42.8歳
平均勤続
15.0年
単体 平均年収
827万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
114.00円
配当性向
107.9%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
108
FY21
111
FY22
114
FY23
114
FY24
114
FY25
114
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
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