株
株式会社スクロール
カブシキガイシャスクロール上場小売業8005EDINET: E03054Scroll Corporation
決算期: 03月期
業種: 小売業
売上高 (FY25)
840億円
5.27%営業利益 (FY25)
60.5億円
13.91%経常利益 (FY25)
64.2億円
16.55%純利益 (FY25)
42.7億円
16.94%総資産
560億円
5.21%自己資本比率
65.1%
—ROE
12.2%
1.00%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
スクロールは、静岡県浜松市を本拠とする老舗カタログ・EC通販会社が進化したマーケティングソリューション企業である。売上高の約46%を占める通販事業(コープ系生協との取引が売上全体の約46%)を収益基盤としつつ、物流代行・決済代行・マーケティングサポート・BPOを束ねるソリューション事業が成長ドライバーとなっている。FY2025は売上高840億円(前期比+5.3%)、営業利益61億円(同+13.9%)、純利益43億円(同+16.9%)とすべての利益指標で二桁成長を達成した。ソリューション事業は売上312億円(同+24.9%増)と牽引したが、決済代行の不払率悪化に伴う貸倒引当金計上でセグメント利益は同26.7%減と課題も顕在化した。eコマース事業は不採算撤退による売上減の一方で黒字転換を果たし、収益構造の改善が進んだ。中期経営計画「Marketing Solution 2026」のもと、LPB(Logistics・Payment・BPO)への経営資源集中を掲げており、通販市場の成熟化・競争激化を背景にソリューション提供で事業領域を拡張するBtoBシフトが中長期の評価軸となる。自己資本比率65.1%と財務健全性は高いが、生協依存・為替リスク・人材確保が主要な構造リスクである。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 通販事業(売上390億円、46%)が利益の源泉で、ソリューション事業(312億円、37%)が成長を牽引している。
- 2顧客: 生協系通販顧客を基盤とし、ソリューション事業ではBtoB向けにECクライアント企業を対象に拡大している。
- 3価値提案: 物流・決済・BPO・マーケティングをワンストップで提供し、通販事業者のアウトソーシング需要を取り込んでいる。
- 4コスト構造: 仕入原価と物流センター運営費が主要コストで、多拠点化(関東・東海・関西)による効率運営を推進している。
Risks · リスク要因
- 1生協依存リスク: 売上全体の46.3%を生協系取引先に依存しており、取引条件変更や関係悪化が業績に直接的な打撃を与える可能性がある。
- 2為替リスク: 通販・eコマース商品の輸入は主に米ドル建てで、円安進行が仕入コストを押し上げ利益率を圧迫するリスクがある。
- 3決済代行の信用リスク: 不払率の悪化による貸倒引当金増加がFY2025にも顕在化し、ソリューション事業の収益性を大きく毀損している。
- 4人材確保リスク: 物流倉庫の労働集約型業務において少子高齢化・人手不足が深刻化し、人件費上昇とサービス品質低下のリスクが高まっている。
Strengths · 強み
- 1ワンストップ通販インフラ: 物流・決済・BPOを一括提供できる自社インフラが参入障壁となり、新規ソリューション顧客獲得を加速している。
- 2生協ネットワークとの長期取引: コープデリ生協連合ほか生協全体で売上の46.3%を占める安定的な取引基盤を長期にわたり維持している。
- 3多拠点物流体制: 関東・東海・関西3エリアに物流センターを展開し、BCP対応と顧客サービス水準の安定化を両立している。
- 4財務健全性: 自己資本比率65.1%・ROE12.2%と収益性・安定性を兼備し、成長投資と株主還元の両立を可能にしている。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1LPB集中戦略: 2025年度はLogistics・Payment・BPOの3領域に経営資源を集中し、ソリューション事業の独自性と収益力を強化する方針である。
- 2事業領域の拡大: ダイレクトマーケティング市場に限定せず、BtoB物流や食品ECなど新市場を開拓し、売上構成の多角化を2026年までに進める。
- 3eコマース事業の再構築: 不採算商材の撤退・規模縮小によるコスト削減を完了させ、黒字化した事業基盤をもとに収益貢献度を段階的に高める。
- 4Responsibility経営の推進: TCFD開示・脱炭素目標・タスク・ダイバーシティ経営を通じ、ESG評価向上と中長期の企業価値向上を同時に追求する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績: 売上840億円(+5.3%)・営業利益61億円(+13.9%)・純利益43億円(+16.9%)と全指標で前期超えを達成し、2021年以来の最高水準に近づいた。
ソリューション事業の二面性: 売上312億円(+24.9%)と急拡大した一方、決済代行の貸倒引当金増加でセグメント利益は8.9億円(-26.7%)と大幅減益となった。
eコマース事業の黒字転換: 不採算撤退で売上は153億円(-12.7%)に縮小したが、前期の11.8億円損失からセグメント利益1.6億円へと収支が正常化した。
セグメント再編とM&A: HBT事業をeコマース事業に統合し4セグメント体制へ移行、連結子会社取得(32億円の投資CFを計上)で事業基盤を拡充した。
02
業績推移
売上高
840億円▲5.3%FY25
営業利益
60.5億円▲13.9%FY25
純利益
42.7億円▲16.9%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 712 | 726 | 852 | 814 | 810 | 798 | 840 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 70.0 | 61.2 | 53.1 | 60.5 |
| 経常利益 | 14.2 | 23.0 | 75.2 | 71.0 | 61.9 | 55.1 | 64.2 |
| 純利益 | 6.3 | 7.0 | 51.8 | 55.8 | 41.7 | 36.5 | 42.7 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 424 | 433 | 499 | 497 | 532 | 533 | 560 |
| 純資産 (自己資本) | 212 | 215 | 266 | 300 | 320 | 334 | 365 |
| 自己資本比率 (%) | 49.9 | 49.6 | 53.4 | 60.4 | 60.1 | 62.7 | 65.1 |
| 現金及び預金 | 54.7 | 48.3 | 80.8 | 71.4 | 103 | 74.0 | 56.3 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 4.7 | 15.7 | 39.6 | 37.1 | 58.5 | 34.3 | 61.2 |
| 投資CF | ▲23.7 | ▲17.8 | ▲33.1 | ▲12.1 | ▲4.1 | ▲3.3 | ▲33.0 |
| 財務CF | 16.2 | ▲4.3 | 26.1 | ▲34.7 | ▲23.2 | ▲59.7 | ▲46.3 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
124.15
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
12.2%
自己資本利益率
ROA
7.6%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比
BusinessSolutions0.0兆35.6%
ECommerceBusiness0.0兆17.9%
GroupJurisdictionBusiness0.0兆0.0%
MailOrderBusiness0.0兆46.4%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
305人
平均年齢
41.6歳
平均勤続
12.5年
単体 平均年収
571万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
75.50円+10
配当性向
49.5%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
15
FY21
68
FY22
75
FY23
58
FY24
66
FY25
76
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。