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株式会社内田洋行
カブシキガイシャウチダヨウコウ上場卸売業8057EDINET: E02515UCHIDA YOKO CO., LTD.
決算期: 07月期
業種: 卸売業
売上高 (FY25)
3371億円
21.27%営業利益 (FY25)
122億円
30.27%経常利益 (FY25)
131億円
29.51%純利益 (FY25)
98.3億円
40.44%総資産
1749億円
16.03%自己資本比率
40.5%
—ROE
14.5%
2.50%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
内田洋行は創業115年の歴史を持ち、「働く場」「学ぶ場」の構築を軸に、ICT関連ビジネスと環境構築(オフィス・学校施設)関連ビジネスを民間・公共の両市場で展開する総合ソリューション企業である。事業は公共関連(売上928億円)、オフィス関連(594億円)、情報関連(1,837億円)の3セグメントで構成され、情報関連が全体の約55%を占める最大事業となっている。FY2025は、GIGAスクール端末更新(NEXT GIGA)の先行納入、自治体基幹システムの標準化対応、Windows10サポート終了に伴うPC更新・クラウドライセンスの超大型案件獲得が重なり、売上高・営業利益・純利益のすべてが過去最高を更新した。一方、第4四半期の売上急増に伴う売上債権・棚卸資産の膨張により、営業キャッシュフローは49億円から6億円へと大幅に縮小しており、運転資本管理が課題として残る。第17次中計(FY2025-2027)ではグループ横断のリソース統合と重点市場深耕を推進し、ROE10%以上の継続維持を目指す方針を掲げている。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 情報関連55%・公共関連27%・オフィス関連18%の3セグメントで構成し、ハードからSIまで一気通貫で提供する。
- 2顧客: 民間大手・中堅企業、自治体・官公庁、学校(K-12)を主要顧客とし、国内市場にほぼ特化した事業構造である。
- 3価値提案: ICTと空間環境構築の両ノウハウを融合し、DXと働く場・学ぶ場の変革を一体でデザインして提供する。
- 4コスト構造: 売上総利益率は約15.5%と薄利であり、販管費の継続増加(賃上げ・基幹システム投資)が利益率の上限を制約する。
Risks · リスク要因
- 1特定需要の一過性リスク: NEXT GIGA端末更新とWindows10サポート終了という2大特需は2025-2026年度がピークであり、その後の反動減が業績を押し下げる可能性がある。
- 2国内景気・公共予算依存: 売上の大半が国内市場に依存し、企業設備投資の落ち込みや政府・自治体の財政緊縮が直接的に業績へ影響する構造である。
- 3デジタル技術革新への対応遅延: AI・クラウド等の急速な技術変化により製品・サービスが短期間で陳腐化するリスクがあり、対応遅延は売上の大幅減少につながり得る。
- 4情報漏洩・サービス欠陥リスク: 自治体基幹システムや企業の基幹業務を受託するため、重大な障害や情報漏洩が発生した場合の賠償責任と信用毀損が甚大になる可能性がある。
Strengths · 強み
- 1115年の顧客基盤: 自治体・学校・大手企業への長年の取引実績により、公共案件の入札競争力と継続受注率が高い。
- 2ICT×環境構築の複合提案力: ネットワーク・ソフトウェアとオフィス空間設計を組み合わせ、単品競合が入りにくい差別化提案が可能である。
- 3GIGAスクール・NEXT GIGAでの圧倒的実績: 教育ICT分野で豊富な導入ノウハウを持ち、NEXT GIGAの端末更新ピーク(2025-2026年度)の主要受注先として位置づけられている。
- 4グループ統合による規模拡大: ウチダエスコの完全子会社化とグループ共通販売管理システムの導入で、グループ横断の受注対応力と原価管理が強化されつつある。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1第17次中計(FY2025-2027)の柱: 重点市場(教育ICT・官公庁・大手民間)に対しICTと環境構築のノウハウを融合し、グループ横断のリソース結集で競争優位を確立する。
- 2ROE目標の維持: 将来投資を推進しながらROE10%以上を安定継続することを経営指標として掲げ、株主還元と成長投資のバランスを追求する。
- 3グループ基盤の統合深化: グループ共通販売管理システムの最終統合(FY2026目標)とSEの再編・強化により、データ活用拡大に対応できる体制を整備する。
- 4人材・DX投資の拡大: 賃金ベースアップを継続しつつ、DX研修・人材育成への投資を拡充し、「人」と「データ」を軸とする社会変革需要を取り込む。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績が全項目過去最高: 売上高3,371億円(+21.3%)、営業利益122億円(+30.3%)、純利益98億円(+40.4%)を達成し、ROEは14.5%に達した。
情報関連事業が牽引: 第4四半期にクラウドライセンス超大型案件を獲得し、情報関連売上が1,837億円(+31.5%)と全社成長を主導したが、営業利益の伸びは+4.2%にとどまった。
公共関連事業が大幅増益: NEXT GIGA先行納入と自治体システム標準化対応が重なり、営業利益は52億円(+73.4%)と全セグメント最高の伸び率となった。
営業CFが大幅縮小: 第4四半期の売上急増で売上債権146億円・棚卸資産131億円が急増し、営業キャッシュフローは前期の49億円から6億円へ縮小、資金効率の悪化が課題となっている。
02
業績推移
売上高
3,371億円▲21.3%FY25
営業利益
122億円▲30.3%FY25
純利益
98.3億円▲40.4%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 1644 | 2003 | 2910 | 2219 | 2465 | 2779 | 3371 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 78.9 | 84.4 | 93.4 | 122 |
| 経常利益 | 41.5 | 78.3 | 110 | 78.4 | 91.6 | 101 | 131 |
| 純利益 | 24.2 | 34.9 | 61.6 | 48.4 | 63.7 | 70.0 | 98.3 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 1027 | 1113 | 1331 | 1257 | 1332 | 1508 | 1749 |
| 純資産 (自己資本) | 392 | 423 | 502 | 465 | 525 | 648 | 708 |
| 自己資本比率 (%) | 38.2 | 38.0 | 37.7 | 37.0 | 39.4 | 43.0 | 40.5 |
| 現金及び預金 | 164 | 249 | 427 | 266 | 256 | 263 | 231 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 55.4 | 113 | 205 | ▲54.1 | 72.7 | 48.5 | 5.5 |
| 投資CF | ▲22.8 | ▲16.0 | ▲11.3 | ▲22.0 | ▲48.6 | ▲18.2 | ▲10.3 |
| 財務CF | ▲23.9 | ▲12.0 | ▲14.8 | ▲86.3 | ▲35.2 | ▲23.5 | ▲27.5 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
997.26
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
14.5%
自己資本利益率
ROA
5.6%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
InformationRelated0.2兆54.5%0.00兆2.5%
OfficeRelated0.1兆17.6%0.00兆3.3%
OperatingSegmentsNotIncludedInReportableSegmentsAndOtherRevenueGeneratingBusinessActivities0.0兆0.4%0.00兆24.3%
PublicRelated0.1兆27.5%0.01兆5.6%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
1,113人
平均年齢
40.6歳
平均勤続
16.4年
単体 平均年収
778万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
300.00円+80
配当性向
35.8%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
120
FY21
140
FY22
140
FY23
190
FY24
220
FY25
300
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。