三
三愛オブリ株式会社
サンアイオブリカブシキガイシャ上場卸売業8097EDINET: E04331SAN-AI OBBLI CO.,LTD
決算期: 03月期
業種: 卸売業
売上高 (FY25)
6544億円
0.79%営業利益 (FY25)
118億円
30.02%経常利益 (FY25)
129億円
27.51%純利益 (FY25)
86.6億円
22.83%総資産
2071億円
5.26%自己資本比率
58.0%
—ROE
7.5%
2.30%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
三愛オブリは石油製品の販売を基幹とする国内エネルギー商社であり、石油関連・ガス関連・航空関連・化学品関連の4セグメントを展開する。FY2025売上高は6,544億円と横ばいを維持したものの、航空関連事業における燃料取扱手数料の単価改定が直撃し、営業利益は前期比30%減の118億円、経常利益も27.5%減の129億円と大幅に悪化した。石油需要の長期的な縮小を見据え、化学品(機能化学品)・LPガス小売のM&A・半導体洗浄などのクリーンテック・航空燃料設備の拡充を「成長事業」と「基盤事業」に位置づけ、事業転換を加速している。財務面では自己資本比率54.8%・有利子負債41億円と健全な財務構造を維持しており、配当は1株100円(下限)で総還元性向100%超と株主還元を重視する姿勢は明確である。一方で、石油関連事業が連結売上の約85%を占める高い集中リスクと、中期目標(経常利益130~150億円・ROE8%以上)への未達状況が課題として残る。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 石油関連事業が売上5,603億円(全体の約85%)を占め、ガス関連613億円・航空関連144億円が続く構造である。
- 2顧客: 全国約1,000ヶ所の系列SSを通じた個人・法人向け石油小売と、空港・産業向け燃料の卸売を主な販路とする。
- 3価値提案: エネルギーの安定供給に加え、アプリ「Mantan」によるSS予約サービスや機能化学品など付加価値事業を拡充する。
- 4コスト構造: 仕入コストが売上の大部分を占め、原油価格・為替・季節需要の変動が利益率に直接影響する構造を持つ。
Risks · リスク要因
- 1エネルギー需要の構造的縮小: EV普及・オール電化の進展により石油・LPガス市場は中長期的に縮小し、主力事業の収益基盤が毀損するリスクが高い。
- 2航空関連の単価リスク: FY2025は燃料取扱手数料の単価改定で同セグメント利益が前期比58%減となり、単価交渉の結果が業績を大きく左右する。
- 3M&A減損リスク: 三愛オブリガス播州でのれん含む固定資産の減損損失12億83百万円を計上済みで、LPガス小売M&Aの収益化リスクが顕在化している。
- 4地政学・原油価格変動: 原油調達の中東依存と化学品のアジア依存により、地政学的混乱・為替変動が仕入コストを直撃する構造リスクを抱える。
Strengths · 強み
- 1航空燃料インフラ: 羽田空港を中心とした国内主要空港の給油施設を運営し、参入障壁の高いインフラ資産を保有している。
- 2財務健全性: 自己資本比率54.8%・有利子負債41億円と低レバレッジを維持し、M&AやCapExに振り向ける余力を確保している。
- 3全国SS網: 全国約1,000ヶ所の系列SSネットワークは新業態展開の基盤となり、デジタルサービスとの連携で収益転換を図れる。
- 4多角的エネルギー基盤: 石油・LPガス・都市ガス・化学品・クリーンテックにわたる多事業構造が単一市場への過度な依存を緩和する。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1事業ポートフォリオ転換: 中期計画「Challenge 2030」第2ステージで2024~2026年を投資加速期と位置づけ、成長事業へのM&A・設備投資を推進する。
- 2航空インフラ拡充: 羽田空港第2貯油基地を建設し、航空燃料取扱能力の増強と人員確保を進めて基盤事業の安定収益を維持する。
- 3クリーンテック育成: 半導体製造装置の洗浄事業で工場棟を増設し、独自の高品質洗浄技術を開発して次の柱となる成長事業に育てる。
- 4株主還元と資本効率: ROE8%以上・総還元性向100%・1株配当100円を下限として維持し、PBR1倍以上を目標に資本コスト経営を実践する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績悪化: 売上高6,544億円(-0.8%)に対し、航空手数料単価改定が響き営業利益118億円(前期比-30%)・経常利益129億円(-27.5%)と大幅減益となった。
航空関連セグメント急落: 売上高144億円(-25.3%)・セグメント利益36億69百万円(-58.1%)と単価改定の影響が集中し、グループ全体の足を引っ張った。
LPガス子会社で減損計上: 三愛オブリガス播州においてのれん含む固定資産の減損損失12億83百万円を特別損失に計上し、M&A統合の難しさが浮き彫りとなった。
avatarin社へ出資・AI活用: 2024年7月にavatarin株式会社へ出資し、AI等の最新デジタル技術を活用したSS新業態開発に向けた協業を開始した。
02
業績推移
売上高
6,544億円▼0.8%FY25
営業利益
118億円▼30.0%FY25
純利益
86.6億円▼22.8%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 7269 | 6679 | 4739 | 5987 | 6478 | 6596 | 6544 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 121 | 152 | 169 | 118 |
| 経常利益 | 120 | 119 | 100 | 131 | 160 | 177 | 129 |
| 純利益 | 72.6 | 81.6 | 70.5 | 83.1 | 109 | 112 | 86.6 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 2216 | 1792 | 1872 | 1979 | 2012 | 2186 | 2071 |
| 純資産 (自己資本) | 969 | 988 | 1065 | 1124 | 1174 | 1238 | 1200 |
| 自己資本比率 (%) | 43.7 | 55.1 | 56.9 | 56.8 | 58.3 | 56.6 | 58.0 |
| 現金及び預金 | 566 | 373 | 365 | 380 | 467 | 534 | 403 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 217 | ▲109 | 90.1 | 105 | 189 | 272 | 9.4 |
| 投資CF | ▲54.2 | ▲43.0 | ▲44.1 | ▲33.0 | ▲32.5 | ▲87.1 | ▲25.3 |
| 財務CF | ▲62.5 | ▲40.6 | ▲54.6 | ▲57.2 | ▲69.2 | ▲119 | ▲115 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
136.93
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
7.5%
自己資本利益率
ROA
4.2%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比
Aviation0.0兆2.2%
Chemical0.0兆1.9%
Gas0.1兆9.4%
Oil0.6兆85.6%
Others0.0兆0.9%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
385人
平均年齢
40.1歳
平均勤続
15.4年
単体 平均年収
1,002万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
150.00円+40
配当性向
93.5%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
42
FY21
42
FY22
54
FY23
74
FY24
110
FY25
150
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。