稲
稲畑産業株式会社
イナバタサンギョウカブシキガイシャ上場卸売業8098EDINET: E02517Inabata&Co.,Ltd.
決算期: 03月期
業種: 卸売業
売上高 (FY25)
8378億円
9.38%営業利益 (FY25)
258億円
21.87%経常利益 (FY25)
261億円
22.16%純利益 (FY25)
198億円
0.84%総資産
4420億円
3.43%自己資本比率
49.0%
—ROE
9.7%
0.80%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
稲畑産業は住友化学グループの中核専門商社であり、合成樹脂・情報電子・化学品・生活産業の4セグメントを柱にグローバル展開する。FY2025は売上高8,378億円(前期比+9.4%)、営業利益258億円(同+21.9%)、経常利益261億円(同+22.2%)とトップライン・利益ともに過去最高を更新し、長期にわたる成長トレンドを継続している。売上構成は合成樹脂が約48%と最大セグメントを占め、情報電子が約32%で続く。地域別ではアジアが売上の46%を占め、特に中国・東南アジア依存が高い点は地政学的リスクとして留意が必要である。 中期経営計画「NC2026」(2027年3月期最終年度)では売上高9,500億円・ROE10%以上を目標に掲げ、製造・物流機能の複合化、環境・食品分野への事業拡大、インド・メキシコなど成長地域への深耕を加速させている。株主還元面では累進配当を基本方針とし、総還元性向50%程度を目安に、政策保有株式を2027年3月末までに2021年比80%削減する方針も明確化している。財務健全性は自己資本比率47.1%、ネットD/Eレシオ0.5倍以下を維持しており、投資余力と安定性のバランスが取れた経営を続けている。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 合成樹脂48%・情報電子32%・化学品14%・生活産業6%の4セグメントが多層的に収益を支えている。
- 2顧客: 製造業を中心に国内外の多数の企業へ素材・材料・部材を仲介・供給し、卸売機能を核とする。
- 3価値提案: 単なる仲介にとどまらず、製造・物流・ファイナンスの複合機能で差別化し顧客の課題を解決する。
- 4地域構成: 海外19カ国70拠点を展開し、アジアが売上の46%を占める一方、インド・メキシコなど新興国を開拓中である。
Risks · リスク要因
- 1海外・地政学リスク: 売上の46%をアジアが占め、中国の景気停滞や米国関税措置の影響が業績に直接波及しうる。
- 2商品市況変動リスク: 合成樹脂・化学品原料は市況連動性が高く、価格下落局面では利益率が急速に悪化する可能性がある。
- 3事業投資リスク: NC2026で投資を積極化する方針のため、M&A・JV先の業績悪化が連結業績に悪影響を与えるリスクがある。
- 4為替変動リスク: FY2025に為替差損811億円を計上しており、円高局面では海外売上の円換算額が大幅に目減りする。
Strengths · 強み
- 1住友化学グループとの関係: 親会社との取引・情報ネットワークを基盤に、情報電子・化学品分野で独自の仕入競争力を有している。
- 2合成樹脂の製造機能: ダイセルとの合弁ノバセルなどコンパウンド事業を持ち、単純売買より高い利益率を実現している。
- 3専門性の高い人材と商品知識: 4セグメント各分野で長年培った専門知識が参入障壁となり、顧客との深耕取引を支えている。
- 4財務健全性と累進配当: 自己資本比率47.1%・ネットD/Eレシオ0.5倍以下を維持し、累進配当政策で株主還元の安定性を訴求している。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1売上1兆円の早期実現: 長期ビジョン「IK Vision 2030」で連結売上高1兆円以上を掲げ、NC2026最終年度2027年3月期に9,500億円を目標とする。
- 2投資による成長加速: NC2026期間3年間で650億円程度のキャッシュインを想定し、50~60%を投資に配分して環境・食品領域を拡大する。
- 3事業ポートフォリオ多様化: 情報電子・合成樹脂以外の事業比率を1/3以上へ高め、生活産業・化学品の収益柱を確立する。
- 4海外比率70%以上の達成: インド・メキシコなど成長エリアを深耕し、東欧など未開拓地域へ進出して海外売上比率を引き上げる。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績が過去最高を更新: 売上高8,378億円(+9.4%)・営業利益258億円(+21.9%)と主要指標が過去最高を更新し、ROEは9.7%に達した。
合成樹脂事業が牽引: ノバセル新規連結やOA向け需要回復によりセグメント利益が前期比+32.5%増と最大の利益貢献となった。
生活産業事業は苦戦: 米国市場での水産加工品が外食需要低迷と競争激化により売上・利益が大幅減少し、セグメント利益は-20.6%となった。
FY2026は小幅減益を予想: 売上高8,700億円・営業利益255億円と微減を見込み、米国関税措置の影響を現時点では業績見通しに未織り込みである。
02
業績推移
売上高
8,378億円▲9.4%FY25
営業利益
258億円▲21.9%FY25
純利益
198億円▼0.8%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 6347 | 6003 | 5776 | 6810 | 7356 | 7660 | 8378 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 201 | 203 | 212 | 258 |
| 経常利益 | 143 | 142 | 165 | 216 | 191 | 214 | 261 |
| 純利益 | 129 | 114 | 138 | 224 | 195 | 200 | 198 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 3665 | 3228 | 3532 | 3891 | 3804 | 4273 | 4420 |
| 純資産 (自己資本) | 1647 | 1477 | 1758 | 1769 | 1815 | 2068 | 2166 |
| 自己資本比率 (%) | 44.9 | 45.8 | 49.8 | 45.5 | 47.7 | 48.4 | 49.0 |
| 現金及び預金 | 230 | 255 | 260 | 283 | 298 | 463 | 554 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 125 | 107 | 176 | ▲114 | 99.2 | 302 | 199 |
| 投資CF | 7.4 | ▲5.3 | ▲4.2 | 54.5 | 82.8 | ▲23.9 | ▲95.0 |
| 財務CF | ▲195 | ▲72.7 | ▲176 | 60.0 | ▲176 | ▲140 | ▲8.1 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
363.90
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
9.7%
自己資本利益率
ROA
4.5%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
Chemicals0.1兆14.1%0.00兆2.5%
InformationTechnology0.3兆31.5%0.01兆3.2%
LifeIndustry0.1兆6.4%0.00兆2.2%
OperatingSegmentsNotIncludedInReportableSegmentsAndOtherRevenueGeneratingBusinessActivities0.0兆0.0%0.00兆75.1%
Plastics0.4兆47.9%0.01兆3.3%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
667人
平均年齢
41.0歳
平均勤続
13.4年
単体 平均年収
984万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
185.00円+10
配当性向
67.6%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
73
FY21
83
FY22
140
FY23
165
FY24
175
FY25
185
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。