伊
伊藤忠エネクス株式会社
イトウチュウエネクスカブシキガイシャ上場卸売業8133EDINET: E02643ITOCHU ENEX CO.,LTD.
決算期: 03月期
業種: 卸売業
売上高 (FY25)
9245億円
4.03%営業利益 (FY25)
269億円
14.03%経常利益 (FY25)
282億円
14.12%純利益 (FY25)
171億円
23.15%総資産
4422億円
0.48%自己資本比率
39.0%
—ROE
10.2%
1.42%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
伊藤忠エネクスは伊藤忠商事グループ傘下の総合エネルギー流通会社であり、ホームライフ(LPガス)・カーライフ(石油製品・給油所)・産業ビジネス・電力・ユーティリティの4セグメントで国内を中心に事業を展開する。売上高の約68%をカーライフ事業が占めるが、同社の強みは単なる石油流通にとどまらず、LPガス小売・電力小売・自動車販売まで生活インフラを横断する顧客接点の広さにある。FY2025(2025年3月期)は売上収益が前期比4.0%減の9,245億円となったが、電力市況安定による採算改善や産業ビジネス・電力セグメントの利益拡大が寄与し、営業利益は前期比14.0%増の269億円、純利益は同23.2%増の171億円と大幅な増益を達成した。実質営業キャッシュ・フローも421億円と中期目標380億円を上回る水準に達している。中期経営計画「ENEX2030」では2030年までに純利益200億円以上・新規戦略投資2,100億円を掲げており、DX活用による現場力強化と積極投資で脱炭素・エネルギー転換時代への適応を図る。人口減少・EV普及による既存事業縮小リスクに対しては、M&A・次世代エネルギー・再生可能エネルギーへのシフトで対抗する戦略を推進している。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: カーライフ事業が売上の約68%を占め、LPガス・電力・産業ガスが残りを補完する多角的エネルギー流通モデルである。
- 2顧客: 一般家庭・法人・自動車ユーザーへ燃料・ガス・電力・車両を国内全域で提供し、広範な生活インフラを担っている。
- 3価値提案: 石油製品は仕入価格連動の販売価格設定でリスクを抑制しつつ、現場力と顧客基盤でマージンを確保する構造である。
- 4コスト構造: 仕入コストが売上の大半を占める低マージン型だが、実質営業CF421億円が示すように資産効率の高い運転を実現している。
Risks · リスク要因
- 1国内人口減少・省エネ化・EV普及による石油製品・LPガスの販売量縮小は長期的・構造的なリスクであり、毎年一定の減収圧力が継続する見込みである。
- 2原油・LPガスCP・電力市場価格の急変動により、在庫評価損や調達コスト上昇が短期的に業績を直撃するリスクが常在する。
- 3炭素税導入や環境規制強化が進めば、化石燃料依存の既存事業が制限され、事業再編コストや収益機会の喪失につながる可能性がある。
- 4サイバー攻撃の巧妙化により顧客情報漏洩やシステム停止が発生した場合、信用失墜・多額賠償・事業継続リスクが顕在化しうる。
Strengths · 強み
- 1伊藤忠商事グループの信用力・調達力を背景に、石油・LPガス・電力の安定調達とグループ金融制度による資金効率化を実現している。
- 2全国の給油所ネットワークとLPガス顧客基盤を活用したクロスサービス展開により、顧客離脱防止と多商材展開の相乗効果を生んでいる。
- 3電力小売においてTERASELブランドと代理店網を活用し、市況安定期に採算改善を享受できる分散型調達体制を構築している。
- 4LPWAを活用した検針・配送の自動化やDX推進により、LPガス小売の運営コストを削減しながら顧客サービス品質を維持している。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1中期経営計画「ENEX2030」で2030年度までに純利益200億円以上・新規戦略投資累計2,100億円(うち25-26年度で500億円)の達成を目指している。
- 225-26年度フェーズではDXを攻守両面で活用し、現場力強化と投資管理高度化により新たな収益基盤を構築する方針を掲げている。
- 3次世代エネルギー(水素・アンモニア・LNG・リニューアブル燃料)や再生可能エネルギー、EV関連への投資を加速し脱炭素社会へ対応する。
- 4累進配当と連結配当性向40%以上を強く意識した株主還元方針を継続し、ROE9.0%程度の維持を財務目標として設定している。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025純利益は171億円(前期比+23.2%)と大幅増益を達成し、中期目標200億円に向けた進捗が加速している。
電力・ユーティリティ事業は売上が前期比35.6%減となったが、電力市況安定による採算改善で営業利益は同25.5%増の58億円と収益性が改善した。
実質営業キャッシュ・フローは421億円と前期比131億円増加し、中期目標380億円を上回る水準で投資余力が拡大している。
投資活動によるキャッシュ・アウトは283億円(前期比+217億円)と拡大しており、新規戦略投資の実行ペースが本格的に加速している。
02
業績推移
売上高
9,245億円▼4.0%FY25
営業利益
269億円▲14.0%FY25
純利益
171億円▲23.2%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 10071 | 8974 | 7391 | 9363 | 10120 | 9633 | 9245 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 209 | 214 | 236 | 269 |
| 経常利益 | 194 | 200 | 200 | 222 | 230 | 247 | 282 |
| 純利益 | 116 | 121 | 122 | 132 | 138 | 139 | 171 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 3744 | 3877 | 4083 | 4470 | 4330 | 4443 | 4422 |
| 純資産 (自己資本) | 1223 | 1283 | 1362 | 1443 | 1530 | 1625 | 1723 |
| 自己資本比率 (%) | 32.7 | 33.1 | 33.4 | 32.3 | 35.3 | 36.6 | 39.0 |
| 現金及び預金 | 187 | 192 | 348 | 381 | 320 | 301 | 139 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 254 | 281 | 402 | 400 | 348 | 345 | 317 |
| 投資CF | ▲134 | ▲14.1 | ▲1.3 | ▲191 | ▲31.9 | ▲66.0 | ▲283 |
| 財務CF | ▲159 | ▲262 | ▲245 | ▲176 | ▲377 | ▲299 | ▲194 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
151.63
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
10.2%
自己資本利益率
ROA
3.9%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
449人
平均年齢
41.0歳
平均勤続
14.8年
単体 平均年収
991万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
90.00円+10
配当性向
62.4%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
65
FY21
72
FY22
71
FY23
74
FY24
80
FY25
90
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。