広
広島電鉄株式会社
ヒロシマデンテツカブシキガイシャ上場陸運業9033EDINET: E04123Hiroshima Electric Railway Co.,Ltd.
決算期: 03月期
業種: 陸運業
売上高 (FY25)
337億円
10.64%営業利益 (FY25)
-14.2億円
30.42%経常利益 (FY25)
-12.4億円
28.14%純利益 (FY25)
13.8億円
110.21%総資産
1041億円
5.78%自己資本比率
41.1%
—ROE
3.3%
1.60%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
広島電鉄は路面電車・路線バス・宮島航路・索道を中核とする運輸業に加え、不動産・建設・流通・レジャーを展開する広島県西部密着型の複合企業である。FY2025の連結売上高は337億円(前期比+10.6%)と回復基調を維持したが、人件費・修繕費の増加が重くのしかかり、運輸業単体の営業損失は31億円に拡大、全社営業損失も14億円となった。純利益が14億円を確保できたのは、確定拠出年金移行に伴う退職給付制度改定益や法人税等調整額の減少という一時的要因に依存しており、実力ベースの収益力は低水準にとどまる。一方、不動産業(営業利益15.8億円、+31%)と建設業(同2.4億円、+80%)が稼ぎ頭として機能し、グループ全体を下支えしている。2025年8月に予定する路面電車の広島駅前大橋ルート乗り入れは輸送時間短縮と需要拡大の起爆剤として期待されており、同時並行で運賃改定(2025年2月実施)・ICカード対応拡充・ワンマン運行拡大など収益改善施策を進めている。2026年5月公表予定の次期中期経営計画ではROE等の資本効率指標をKPIに組み込む方針であり、資本市場への意識強化が今後の課題である。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 運輸業が売上の62%を占め、不動産業16%・建設業22%が補完する多角構造である。
- 2顧客: 広島市・呉市近郊の通勤通学客を主軸に、宮島観光インバウンド客や地域法人も対象とする。
- 3価値提案: 路面電車・バス・航路・索道を一体運営し、駅乗り入れ新ルートで市内回遊性を高める。
- 4コスト構造: 労働集約型で人件費・修繕費の比率が高く、設備投資資金は金融機関借入が主体となる。
Risks · リスク要因
- 1構造的な運輸赤字: 運輸業の営業損失は31億円に拡大しており、補助金頼みの収支構造からの脱却が急務である。
- 2地域集中リスク: 全事業が広島県西部に集中し、大規模自然災害や人口減少が業績直撃につながる可能性がある。
- 3人材確保難と人件費上昇: 労働集約型事業で運転士等の確保難が続き、賃上げ圧力が費用増を加速させるリスクがある。
- 4金利上昇と燃料費高騰: 設備投資の借入依存度が高く、金利上昇と原油高が重なると財務負担が急拡大するリスクがある。
Strengths · 強み
- 1地域独占インフラ: 広島市内35.1kmの路面電車網と路線バスで代替困難な公共交通基盤を保有している。
- 2観光需要の恩恵: G7広島サミット・日本被団協ノーベル平和賞で宮島来島者が過去最多となりインバウンドが大幅増加した。
- 3不動産資産の活用: イオンタウン楽々園や分譲マンション事業で安定賃料収入と売却益を創出できている。
- 4多角化によるリスク分散: 建設業がFY2025に売上+53%・利益+80%と急伸し、運輸赤字をグループで吸収する構造を持つ。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1広島駅乗り入れ効果最大化: 2025年8月3日開業の広島駅前大橋ルートで所要時間を短縮し、沿線需要の大幅増加を狙う。
- 2MaaS・DX推進: 2024年7月導入のスマホ乗車券「MOBIRY DAYS」を軸に交通系ICカード10種対応等を段階的に拡充する。
- 3不動産事業の戦略拡大: 旧ニューヒロデン跡地マンション「ザ・広島フロント」を2025年11月竣工・2026年2月引渡しで収益計上する。
- 4次期中計でROE目標設定: 2026年5月公表の次期3ヵ年計画でROE等の資本効率KPIを初めて経営目標数値として公表する方針である。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025売上337億円(+10.6%)も営業損失は14億円に拡大し、純利益14億円は退職給付制度改定益等の一時要因で確保した。
2025年2月に電車・バス運賃を改定し、鉄軌道旅客運輸収入は前期比+0.79%と増収に寄与した。
建設業が広島駅前大橋ルート工事進捗で売上+53%・営業利益+80%の2.45億円となり、グループ業績を下支えした。
宮島来島者数がG7サミット効果継続で過去最多を更新し、海上運送・索道・流通の各事業で増収を達成した。
02
業績推移
売上高
337億円▲10.6%FY25
営業利益
-14.2億円▼30.4%FY25
純利益
13.8億円▲110.2%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 365 | 329 | 254 | 274 | 275 | 305 | 337 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | -45.2 | -32.1 | -10.9 | -14.2 |
| 経常利益 | -3.2 | -2.9 | -60.5 | -44.5 | -30.3 | -9.7 | -12.4 |
| 純利益 | 6.4 | 6.3 | -32.9 | -10.5 | 9.4 | 6.6 | 13.8 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 888 | 898 | 921 | 925 | 941 | 984 | 1041 |
| 純資産 (自己資本) | 422 | 423 | 394 | 387 | 392 | 416 | 428 |
| 自己資本比率 (%) | 47.5 | 47.1 | 42.8 | 41.8 | 41.7 | 42.3 | 41.1 |
| 現金及び預金 | 43.2 | 40.1 | 52.1 | 51.9 | 43.9 | 39.1 | 40.2 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 37.9 | 39.7 | 28.9 | ▲11.2 | 4.5 | 55.3 | 50.8 |
| 投資CF | ▲31.7 | ▲43.4 | ▲29.4 | ▲35.6 | ▲21.5 | ▲36.5 | ▲55.7 |
| 財務CF | ▲4.7 | 0.7 | 12.5 | 46.6 | 8.9 | ▲23.6 | 6.0 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
45.42
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
3.3%
自己資本利益率
ROA
1.3%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
Construction0.0兆16.3%0.00兆4.5%
LeisureAndService0.0兆2.5%▲0.00兆-8.5%
Logistics0.0兆3.4%0.00兆0.3%
RealEstate0.0兆15.5%0.00兆30.3%
Transportation0.0兆62.3%▲0.00兆-14.8%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
1,555人
平均年齢
48.2歳
平均勤続
17.4年
単体 平均年収
559万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
8.00円+2
配当性向
25.4%
1株配当 推移 (円・生値)
FY19
8
FY20
8
FY23
6
FY24
6
FY25
8
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。