南
南総通運株式会社
ナンソウツウンカブシキガイシャ上場陸運業9034EDINET: E04223NANSO Transport Co., Ltd.
決算期: 03月期
業種: 陸運業
売上高 (FY25)
161億円
4.04%営業利益 (FY25)
20.2億円
3.06%経常利益 (FY25)
20.3億円
4.00%純利益 (FY25)
13.7億円
13.39%総資産
335億円
4.86%自己資本比率
65.7%
—ROE
6.3%
1.20%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
南総通運は千葉県を中心に事業展開する総合物流企業であり、貨物自動車運送事業(売上構成比41%)・倉庫事業(27%)・附帯事業(23%)・不動産事業(6%)を束ねたトータルロジスティクスモデルを核としている。FY2025の営業収入は161億円(前期比+4.0%)、営業利益は20億円(前期比+3.1%)と増収増益を達成し、目標とする営業利益率15%に向けて着実に改善を続けている(現状12.5%)。倉庫事業は稼働率上昇で利益率31.8%と高水準を維持し、全社収益の中核を担っている。一方、純利益は前期比13.4%減の14億円にとどまったが、これは一時的要因によるものである。財務面では純資産220億円と自己資本比率が高く、長年の設備投資積み上げによる固定資産274億円が資産基盤を形成している。「物流2024年問題」に代表されるドライバー不足・人件費上昇・燃料費高騰という業界課題を抱えつつも、価格転嫁の推進とDX活用による業務効率化で収益力の維持を図っており、創立100周年を見据えた「NANSO100年プロジェクト」のもとで長期的な企業価値向上を目指している。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 貨物運送41%・倉庫27%・附帯23%・不動産6%の多角構成で、倉庫が営業利益の69%を稼ぐ高収益柱となっている。
- 2顧客: ジャパンフーズ(売上比10.9%)を筆頭に千葉県内の食品・製造・流通企業を主要取引先とし、特定顧客集中を抑制する分散方針をとっている。
- 3価値提案: 物流拠点を核に運送・保管・附帯サービスを一括提供するワンストップのトータルロジスティクスで顧客の物流最適化を支援している。
- 4コスト構造: 燃料費・人件費が主要変動費であり、軽油価格の高騰が直接収益を圧迫するため、省エネと運賃転嫁が恒常的課題となっている。
Risks · リスク要因
- 1原油価格高騰リスク: 燃料費(軽油)は主要原価であり、原油価格の大幅上昇が即座に輸送コストに転嫁できない場合、営業利益を直接圧迫する可能性がある。
- 2人材確保リスク: 物流2024年問題によるドライバー労働時間規制強化と慢性的な労働力不足が、サービス供給力と採用・人件費コストの両面で業績を悪化させるリスクがある。
- 3金利上昇リスク: 倉庫・センター建設に多額の借入を活用しており、変動金利部分の金利上昇が財務コストを増加させ収益を下押しする可能性がある。
- 4大口顧客喪失リスク: 先行設備投資後に受注先の業績急変や取引停止が生じた場合、投資回収が困難となり固定費負担が業績に長期的影響を与えるリスクがある。
Strengths · 強み
- 1倉庫事業の高収益性: 倉庫事業の営業利益率は約31.8%と極めて高く、稼働率上昇により全社利益を安定的に下支えする構造を持っている。
- 2千葉県地盤の不動産資産: 賃貸倉庫・配送センター等の固定資産274億円を保有し、顧客ニーズに応じた先行投資型の囲い込みが競合参入障壁となっている。
- 3多角的セグメント構成: 運送・倉庫・附帯・不動産・建設の5事業で相互補完し、単一事業リスクを分散しながら複合収益を確保している。
- 4財務健全性: 純資産220億円・自己資本比率が高く、長期借入金の固定金利調達を基本とする保守的財務運営で金利上昇耐性を備えている。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1トータルロジスティクス拡大: 運送・倉庫・附帯のワンストップサービスを軸に輸出入物流と新規顧客開拓を推進し、営業利益率15%以上の達成を目標としている。
- 2DXによる業務革新: デジタル化推進で倉庫内オペレーションと配送効率を改善し、人手不足対応と顧客満足度向上を同時に実現する取り組みを進めている。
- 3NANSO100年プロジェクト: 2022年の創立80周年を起点に20年後のあるべき姿を策定し、次世代育成・環境貢献・地域社会活性化の3軸で長期成長基盤を構築している。
- 4脱炭素・省エネ推進: ISO14001に基づくCO2削減とEV・省燃費車両の導入を進め、環境規制強化への対応と燃料コスト削減を両立させる方針をとっている。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025増収増益達成: 営業収入161億円(前期比+4.0%)・営業利益20億円(前期比+3.1%)を達成したが、純利益は14億円と前期比13.4%減少した。
自己株式取得を実施: 財務活動CFで577億円規模の自己株式取得を実施し、資本効率改善を志向する一方、期末現金は19億円減少し31億円となった。
倉庫稼働率が上昇: 倉庫事業は営業収入44億円(前期比+2.6%)・セグメント利益14億円(前期比+4.1%)と堅調で、全社利益の約69%を占め収益の柱を確立した。
建設事業が45%減収: 建設事業の営業収入は4.2億円と前期比45%減少しセグメント損失0.1億円に転落したが、全社収益に占める影響は軽微な水準にとどまっている。
02
業績推移
売上高
161億円▲4.0%FY25
営業利益
20.2億円▲3.1%FY25
純利益
13.7億円▼13.4%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 137 | 144 | 134 | 143 | 144 | 155 | 161 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 14.8 | 15.9 | 19.6 | 20.2 |
| 経常利益 | 14.7 | 14.2 | 13.1 | 15.0 | 15.9 | 19.5 | 20.3 |
| 純利益 | 9.4 | 9.0 | 7.5 | 10.3 | 10.8 | 15.8 | 13.7 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 282 | 292 | 316 | 328 | 347 | 352 | 335 |
| 純資産 (自己資本) | 175 | 183 | 189 | 197 | 204 | 217 | 220 |
| 自己資本比率 (%) | 62.2 | 62.6 | 59.7 | 60.0 | 58.9 | 61.6 | 65.7 |
| 現金及び預金 | 31.9 | 34.7 | 28.8 | 38.5 | 40.2 | 51.0 | 31.8 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 18.7 | 17.9 | 17.9 | 18.0 | 21.4 | 25.7 | 20.3 |
| 投資CF | ▲16.1 | ▲13.6 | ▲37.9 | ▲17.9 | ▲23.1 | 0.1 | ▲13.4 |
| 財務CF | 3.2 | ▲1.5 | 14.1 | 9.6 | 3.4 | ▲15.0 | ▲26.0 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
138.28
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
6.3%
自己資本利益率
ROA
4.1%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
Construction0.0兆1.1%▲0.00兆-7.6%
Incidental0.0兆23.2%0.00兆5.6%
OperatingSegmentsNotIncludedInReportableSegmentsAndOtherRevenueGeneratingBusinessActivities0.0兆2.2%▲0.00兆-3.4%
RealEstate0.0兆5.5%0.00兆72.1%
TruckTransportation0.0兆40.8%0.00兆8.4%
Warehouse0.0兆27.3%0.00兆31.8%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
708人
平均年齢
47.0歳
平均勤続
12.1年
単体 平均年収
479万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
75.00円-24
配当性向
34.9%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
45
FY21
35
FY22
50
FY23
83
FY24
99
FY25
75
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
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