名
名古屋鉄道株式会社
ナゴヤテツドウカブシキガイシャ上場陸運業9048EDINET: E04101決算期: 03月期
業種: 陸運業
売上高 (FY25)
6907億円
14.91%営業利益 (FY25)
421億円
21.08%経常利益 (FY25)
477億円
26.97%純利益 (FY25)
377億円
54.64%総資産
14489億円
11.18%自己資本比率
34.4%
—ROE
8.4%
2.60%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
名古屋鉄道は愛知・岐阜を中心に営業キロ444kmの鉄軌道網を核とする総合生活インフラ企業である。FY2025は営業収益6,907億円(前期比+14.9%)、営業利益421億円(同+21.1%)、純利益377億円(同+54.6%)と大幅増益を達成した。増収の主因は名鉄NX運輸の日本通運アロー便統合による運送事業の急拡大(同+30.3%)に加え、不動産分譲・賃貸の拡大(同+19.6%)と交通事業の運賃改定効果(同+9.0%)である。ただし運送事業はトラック部門の収支悪化で37億円の営業損失を計上しており、統合効果の実現が課題として残る。 中長期戦略の中心は「名鉄名古屋駅地区再開発」であり、リニア中央新幹線開業やセントレア滑走路増設を機に国内外から人を呼び込む起爆剤と位置付ける。2040年のありたい姿として「地域を創るリーディングカンパニー」を掲げ、2024-2026年の中期経営計画では成長基盤の構築と収益力強化を同時追求する方針だ。ROEは8.4%と改善が続くが、大規模設備投資に伴う有利子負債の水準管理と金利上昇リスクへの対応が引き続き投資家注目点となる。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 交通事業23.1%、運送事業26.1%、不動産事業18.7%、レジャー・サービス事業14.9%の多角構成で成り立っている。
- 2顧客: 中部圏在住の個人旅客・物流荷主・不動産需要者・インバウンド観光客など広範な顧客層に対応している。
- 3価値提案: 鉄軌道ネットワークと沿線開発・商業施設を一体運営し、移動から生活全般を支えるサービスを提供している。
- 4コスト構造: 人件費・業務委託料・燃料・修繕費などの固定費比率が高く、増収が収益改善に直結する営業レバレッジ型である。
Risks · リスク要因
- 1金利上昇リスク: 大規模設備投資のため借入金・社債残高が多く、市場金利上昇や格付低下により資金調達コストが上昇する可能性がある。
- 2運送事業の収益悪化: 名鉄NX運輸の事業統合でトラック部門が53億円の営業損失を計上し、統合シナジーの実現に不確実性が残っている。
- 3南海トラフ地震リスク: 東海地方に集中する鉄軌道・不動産設備が巨大地震で被災した場合、事業継続と財務に甚大な影響が生じる可能性がある。
- 4人口減少・少子高齢化: 中部圏を基盤とするため、沿線人口の減少は鉄軌道輸送人員の長期的な縮小圧力となり、収益力を低下させる可能性がある。
Strengths · 強み
- 1鉄軌道網の地域独占: 愛知・岐阜で営業キロ444kmの路線網を持ち、代替困難な地域交通インフラを独占的に運営している。
- 2沿線不動産の複合開発力: 駅直結の商業施設・分譲マンション・賃貸を組み合わせ、FY2025不動産事業営業利益は189億円に達している。
- 3名鉄名古屋駅再開発の優位性: リニア開業を見据えた中部圏最大の交通結節点を自社で再開発できる希少な立地優位性を持っている。
- 4多事業の収益補完構造: 運送・レジャー・流通など6セグメントが景気局面ごとに補完し合い、単一事業依存リスクを分散している。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1名鉄名古屋駅地区再開発: リニア中央新幹線開業・セントレア滑走路増設を機に中部圏最大の再開発を推進し、2030年代以降の成長基盤を構築する。
- 2中期経営計画2026年度目標: 2024-2026年を「成長基盤構築・収益力強化期」とし、営業利益・純有利子負債EBITDA倍率・ROEの数値目標を設定している。
- 3不動産回転型ビジネス拡大: 私募ファンド組成・トーセイとの資本業務提携など、開発・売却・運用を循環させる収益モデルへの転換を加速している。
- 4MaaS・モビリティネットワーク進化: エリア版MaaSアプリ「CentX」の機能拡充やJR東海との連携強化を通じ、交通拠点を中心とした移動サービスを高度化する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績の大幅改善: 売上高6,907億円(+14.9%)、営業利益421億円(+21.1%)、純利益377億円(+54.6%)と3指標とも大幅に改善した。
名鉄NX運輸の事業統合完了: 2025年1月に日本通運アロー便事業を統合し運送事業収益が1,802億円(+30.3%)に拡大、一方トラック部門は53億円の損失を計上した。
不動産事業の拡大加速: 私募ファンド第1号組成・トーセイとの資本業務提携・「FUDE」ブランド高級分譲マンション販売開始など不動産戦略を多角的に推進した。
創業130周年と安全投資強化: 高架化工事4カ所推進・AI踏切監視システム拡大・軌道変位モニタリング装置試験走行など安全設備投資を継続している。
02
業績推移
売上高
6,907億円▲14.9%FY25
営業利益
421億円▲21.1%FY25
純利益
377億円▲54.6%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 6226 | 6229 | 4816 | 4909 | 5515 | 6011 | 6907 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 29.3 | 227 | 348 | 421 |
| 経常利益 | 516 | 493 | -81.5 | 131 | 264 | 375 | 477 |
| 純利益 | 305 | 289 | -288 | 93.7 | 189 | 244 | 377 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 11414 | 11650 | 11911 | 11869 | 12314 | 13032 | 14489 |
| 純資産 (自己資本) | 4250 | 4384 | 4075 | 4111 | 4291 | 4641 | 4983 |
| 自己資本比率 (%) | 37.2 | 37.6 | 34.2 | 34.6 | 34.8 | 35.6 | 34.4 |
| 現金及び預金 | 252 | 320 | 535 | 504 | 549 | 600 | 565 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 674 | 702 | 197 | 393 | 612 | 555 | 787 |
| 投資CF | ▲483 | ▲625 | ▲442 | ▲390 | ▲594 | ▲684 | ▲1381 |
| 財務CF | ▲248 | ▲9.0 | 494 | ▲33.4 | 26.1 | 180 | 559 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
192.12
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
8.4%
自己資本利益率
ROA
2.6%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
AviationAndRelatedServices0.0兆4.3%0.00兆7.6%
Distribution0.1兆9.5%▲0.00兆-2.0%
LeisureAndServices0.1兆14.8%0.00兆2.5%
OperatingSegmentsNotIncludedInReportableSegmentsAndOtherRevenueGeneratingBusinessActivities0.0兆5.8%0.00兆11.5%
RealEstate0.1兆16.9%0.02兆16.3%
Traffic0.2兆22.7%0.02兆12.5%
Transport0.2兆26.0%▲0.00兆-2.1%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
5,043人
平均年齢
44.6歳
平均勤続
23.7年
単体 平均年収
634万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
38.50円+11
配当性向
36.6%
1株配当 推移 (円・生値)
FY19
28
FY20
25
FY22
13
FY23
20
FY24
28
FY25
39
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。