福
福山通運株式会社
フクヤマツウウンカブシキガイシャ上場陸運業9075EDINET: E04334FUKUYAMA TRANSPORTING CO., LTD.
決算期: 03月期
業種: 陸運業
売上高 (FY25)
3025億円
5.19%営業利益 (FY25)
73.6億円
29.53%経常利益 (FY25)
99.2億円
23.56%純利益 (FY25)
87.5億円
11.67%総資産
5007億円
0.54%自己資本比率
57.5%
—ROE
3.0%
0.20%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
福山通運は広島県福山市を本拠とする中堅総合物流企業で、宅配・企業間輸送を中心とする運送事業(売上の約77%)を軸に、貸切事業・流通加工事業・国際事業を展開する。FY2025は運賃改定効果で売上高3,025億円(+5.2%)を達成したが、人件費・外注費の増加により営業利益は73億円(前期比-29.5%)と大幅減益となり、営業利益率は2.4%にとどまった。経常利益は99億円(同-23.6%)だが、投資有価証券売却益などが下支えし、純利益は87億円(同+11.7%)と増加した。 第6次中期経営計画「Change & Growth 2026」では2026年度に売上3,400億円・営業利益180億円・営業利益率5.3%・ROE6.5%を経過目標に設定し、運賃適正化・貸切事業の独立セグメント化・流通加工事業のM&A・ASEAN地域の国際事業強化・DX推進を柱とする。慢性的なドライバー不足と燃料費高止まり、有利子負債1,104億円という財務負担が課題であり、専用ブロックトレインやダブル連結トラック、レベル4自動運転実証など輸送力確保への技術投資も継続している。現時点でROE3.0%と中長期目標(8%以上)への乖離が大きく、収益性回復の進捗が投資家の注目点となっている。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 運送事業が売上の約77%を占め、貸切事業8.7%・流通加工事業7.4%・国際事業3.9%が多角化を支えている。
- 2顧客: 全国の企業間商業荷物を主力とし、重量・サイズ計測自動仕分装置を21拠点に展開してBtoB輸送を担っている。
- 3価値提案: 全国ネットワークと専用ブロックトレイン・ダブル連結トラックを活用した定時性・品質重視の一貫輸送サービスを提供している。
- 4コスト構造: 人件費・外注費・燃料費が主要コストで、有形固定資産取得に年約372億円を投じる設備集約型ビジネスである。
Risks · リスク要因
- 1収益性の低さ: FY2025営業利益率2.4%・ROE3.0%と中長期目標(ROE8%以上)との乖離が大きく、運賃転嫁の遅れがコスト増を吸収しきれていない。
- 2ドライバー不足と2024年問題: 時間外労働規制強化による慢性的な輸送力不足が深刻化しており、採用・賃金改善コストが業績を圧迫し続けるリスクがある。
- 3燃料費・金利変動: 有利子負債残高1,104億円を抱える中、原油価格高止まりと借換時の金利上昇が同時に発生すれば財務負担が急増する恐れがある。
- 4法的規制・競合激化: 貨物自動車運送事業法の規制強化や排気ガス規制に伴う車両更新コスト増に加え、規制緩和後に増加した同業者との過当競争が続いている。
Strengths · 強み
- 1全国ネットワーク: 6地区合計で約1万6,977台の車両と全国の拠点網を保有し、翌日配送エリアを広域に確保している。
- 2輸送効率化技術: 専用ブロックトレインとダブル連結トラックを運用し、ドライバー不足下でも幹線輸送力を維持できる体制を持つ。
- 3自動計測システム: 重量・サイズ計測機能付き自動仕分装置を21拠点に導入し、適正運賃収受と生産性向上を両立させている。
- 4多角化事業基盤: 貸切・流通加工・国際事業が独立したセグメントとして機能し、FY2025の貸切営業利益は+6.8%・流通加工は+10.9%と堅調に成長している。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1運賃適正化と輸送量拡大: 契約運賃見直しと重厚長大荷物の取扱強化を推進し、2026年度に運送事業売上2,540億円・営業利益128億円を目指している。
- 2貸切事業の新収益柱化: 2024年度に貸切事業部を創設し、2026年度に売上360億円・営業利益32億円を計画、ブロックトレインとパートナー連携で拡大する。
- 3流通加工・国際事業の強化: 流通加工はM&Aを含む拠点・面積拡大、国際事業はASEAN地域の営業人材育成で2026年度売上それぞれ290億円・130億円を目標とする。
- 4DXと脱炭素投資: AIとビッグデータ活用による業務効率化、レベル4自動運転トラックの実証参加、EV・低排出車両導入でコスト構造改善と環境規制対応を同時に進める。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績は増収減益: 売上3,025億円(+5.2%)の一方、営業利益73億円(-29.5%)と大幅減益で、人件費・外注費増が主因となった。
純利益は87億円で+11.7%増: 投資有価証券の売却収入98億円が経常・純利益を下支えし、営業CFは244億円と前期比大幅改善した。
新拠点開設と事業再編: 2024年7月にいばらき五霞支店、2025年1月に関西空港泉佐野支店を新設し、報告セグメントを3区分から4区分(貸切事業を独立)に変更した。
コールドチェーン企業と資本業務提携: 全国コールドチェーン展開を目指す企業との資本業務提携を締結し、新規荷主開拓と付加価値サービスの拡充を推進した。
02
業績推移
売上高
3,025億円▲5.2%FY25
営業利益
73.6億円▼29.5%FY25
純利益
87.5億円▲11.7%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 2857 | 2930 | 2855 | 2913 | 2934 | 2876 | 3025 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 221 | 214 | 104 | 73.6 |
| 経常利益 | 216 | 218 | 225 | 232 | 230 | 130 | 99.2 |
| 純利益 | 150 | 129 | 153 | 168 | 208 | 78.3 | 87.5 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 4399 | 4483 | 4719 | 4781 | 4770 | 5034 | 5007 |
| 純資産 (自己資本) | 2524 | 2561 | 2734 | 2563 | 2704 | 2964 | 2878 |
| 自己資本比率 (%) | 57.4 | 57.1 | 57.9 | 53.6 | 56.7 | 58.9 | 57.5 |
| 現金及び預金 | 267 | 249 | 358 | 387 | 435 | 291 | 296 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 306 | 298 | 332 | 321 | 310 | 185 | 245 |
| 投資CF | ▲203 | ▲329 | ▲183 | ▲168 | ▲77.0 | ▲268 | ▲291 |
| 財務CF | ▲139 | 13.0 | ▲40.7 | ▲125 | ▲186 | ▲61.9 | 51.8 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
217.85
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
3.0%
自己資本利益率
ROA
1.7%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
CharteredTransportationServices0.0兆8.7%0.00兆8.4%
InternationalOperations0.0兆3.9%0.00兆2.4%
Logistics0.0兆7.4%0.00兆14.7%
OperatingSegmentsNotIncludedInReportableSegmentsAndOtherRevenueGeneratingBusinessActivities0.0兆2.5%0.00兆16.4%
TransPorting0.2兆77.5%0.00兆2.1%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
10,988人
平均年齢
45.3歳
平均勤続
15.3年
単体 平均年収
511万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
105.00円-5
配当性向
27.9%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
75
FY21
75
FY22
90
FY23
105
FY24
110
FY25
105
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。