ホーム/企業/海運業/共栄タンカー株式会社

共栄タンカー株式会社

キョウエイタンカーカブシキガイシャ上場海運業9130EDINET: E04251
KYOEI TANKER CO., LTD.
決算期: 03月期
業種: 海運業
売上高 (FY25)
152億円
6.93%
営業利益 (FY25)
13.7億円
1207.26%
経常利益 (FY25)
10.3億円
450.80%
純利益 (FY25)
51.1億円
3377.55%
総資産
773億円
9.59%
自己資本比率
32.4%
ROE
23.0%
22.20%
01

企業サマリ

Overview · 事業概要

共栄タンカーは大型原油船(VLCC)・石油製品船・LPG船・ばら積み船を中心に運航する外航海運会社であり、長期貸船契約による安定収益モデルを基本戦略とする。収益の約72%を日本郵船とコスモ石油の2社に依存しており、契約条件の更改タイミングが業績を左右する構造を持つ。FY2025(2025年3月期)は、好条件での傭船契約更改と円安効果により海運業収益が過去最高の151.6億円(前期比6.9%増)となった。さらにVLCC「TOHSHI」の売却益61.2億円を計上したことで親会社帰属純利益が51.1億円(前期比約34倍)へ急拡大し、ROEは23.0%に達した。一方で営業利益ベースでは13.7億円と利益水準は薄く、売船益に依存した純利益の膨らみには留意が必要である。財務面では総資産772.9億円、有利子負債455.4億円でD/Eレシオ1.8と船舶会社としての高レバレッジ構造を維持しており、金利上昇・市況変動・為替リスクが今後の焦点となる。脱炭素に向けた船隊の最適化とシンガポール拠点を活用した新規案件獲得が中長期の成長キーとなる。

Business Model · ビジネスモデル
  • 1収益源: 貸船料が海運業収益の100%を占め、VLCCを中心とした長期傭船契約による安定収入が柱である。
  • 2顧客: 日本郵船(43.9%)とコスモ石油(28.0%)の2社で売上の約72%を占める高集中型の顧客構造である。
  • 3価値提案: 大型タンカーの長期貸船と高度な船舶管理サービスを組み合わせ、傭船者に安定的な海上輸送手段を提供している。
  • 4資産構造: 総資産772.9億円のうち固定資産666.4億円が船舶資産で、有利子負債455.4億円を活用するアセットヘビー型モデルである。
Risks · リスク要因
  • 1海運市況変動リスク: VLCC市況がWS40割れからWS70台へ乱高下するなど、傭船契約更改時期によって業績が大きく左右される。
  • 2為替変動リスク: 外貨建て収支の差額が円安・円高の影響を直接受け、予約取引でも完全ヘッジは不可能で業績への影響が残る。
  • 3固定資産の減損リスク: 船舶資産666.4億円を保有しており、市況悪化や船価下落が生じた場合に大規模な減損損失が発生し得る。
  • 4顧客集中リスク: 上位2社で売上の約72%を占めるため、一方の契約解消や条件悪化が業績に甚大な影響を与える構造的脆弱性がある。
Strengths · 強み
  • 1長期契約による収益安定性: 長期貸船契約を主体とすることでスポット市況の変動影響を抑制し、安定的なキャッシュフローを確保している。
  • 2主要顧客との深耕関係: 日本郵船・コスモ石油など大手企業との長期取引実績が参入障壁となり、契約継続率が高い。
  • 3シンガポール拠点による海外営業力: 現地法人を国外重要営業拠点と位置づけ、アジア市場での新規案件獲得に向けた機動的な対応が可能である。
  • 4コスト管理の実績: 入渠地変更による修繕費削減やVLCC耐用年数見直しにより、FY2025の海運業費用を前期比5.2%削減した。
Strategy · 戦略・今後の展望
  • 1船隊の最適化と脱炭素対応: エネルギー転換を見据えた次世代燃料対応船の検討を進め、傭船者ニーズに合わせた最適船隊構成を目指している。
  • 2新規設備投資の積極検討: シンガポール現地法人を活用しながら海外案件を発掘し、既存取引先の関係深耕と並行して新規投資を積極検討する。
  • 3人材確保・育成の強化: 積極採用と国内外での船員教育を並行推進し、安全運航に不可欠な優秀な船員の確保と組織力強化を図る。
  • 4財務基盤の強化: 資本コストを意識した経営のもと、D/Eレシオ1.8の高レバレッジ構造の改善と安定的な株主還元の両立を目指している。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025売上高が過去最高: 好条件での傭船契約更改と円安効果が重なり、海運業収益が151.6億円(前期比6.9%増)と過去最高を更新した。
VLCC売船益が純利益を押し上げ: 「TOHSHI」売却で61.2億円の売船益を計上し、純利益は51.1億円(前期比約34倍)、ROEは23.0%に達した。
LPG船「PAUL」取得と船隊再編: 第1四半期にLPG船を新たに取得し、VLCCを売却することで船隊構成の最適化を実施した。
現金及び現金同等物が急増: 売船収入等により期末現金残高は76.3億円(前期比73.1%増)となり、財務的な手元流動性が大幅に向上した。
02

業績推移

売上高
152億円6.9%FY25
050100150200FY20FY22FY24
営業利益
13.7億円1207.3%FY25
03.87.511.315FY20FY22FY24
純利益
51.1億円3377.6%FY25
015304560FY20FY22FY24
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
0.010.020.030.040.0FY20FY22FY24
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
0200400600800FY20FY22FY24
03

財務諸表

損益計算書 (PL)
単位: 億円
項目FY19FY20FY21FY22FY23FY24FY25
売上高134125117121143142152
売上原価
売上総利益
販管費
営業利益4.26.8-1.213.7
経常利益8.410.23.00.22.71.910.3
純利益11.421.01.68.88.81.551.1
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
項目FY19FY20FY21FY22FY23FY24FY25
総資産567664689735708705773
純資産 (自己資本)117136139151179194251
自己資本比率 (%)20.720.520.220.625.327.532.4
現金及び預金14.414.314.444.943.844.176.3
有利子負債
ネット有利子負債
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
項目FY19FY20FY21FY22FY23FY24FY25
営業CF53.961.043.360.349.260.447.1
投資CF0.2▲122▲71.1▲56.24.3▲26.1▲21.4
財務CF▲55.060.729.126.2▲55.3▲34.95.6
FCF
設備投資 (CapEx)
減価償却費
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
668.40
1株純利益 (円)
BPS
1株純資産 (円)
ROE
23.0%
自己資本利益率
ROA
6.6%
総資産利益率
PER
株価収益率
PBR
株価純資産倍率
配当利回り
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04

セグメント

セグメント情報は準備中です。

05

地域別売上

地域別売上データは準備中です。

06

従業員

従業員データ

連結
単体
63
平均年齢
39.3
平均勤続
11.9
単体 平均年収
959万円
連結従業員数 推移
FY21
FY22
FY23
FY24
FY25
07

大株主

大株主 Top 10

FY25 有価証券報告書時点
#1日本郵船株式会社2.3百万株30.01%
#2ジャパンマリンユナイテッド株式会社0.9百万株12.43%
#3コスモ石油プロパティサービス株式会社0.5百万株6.54%
#4三井住友海上火災保険株式会社0.5百万株6.38%
#5馬場 協二0.2百万株3.10%
#6株式会社みずほ銀行0.2百万株2.62%
#7日本証券金融株式会社0.2百万株2.56%
#8東京海上日動火災保険株式会社0.1百万株1.28%
#9岡三証券株式会社0.1百万株1.22%
#10林田 一男0.1百万株1.13%
08

配当・株主還元

配当・株主還元

FY25 実績
1株配当 (年間)
60.00+40
配当性向
62.4%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
20
FY21
20
FY22
20
FY23
20
FY24
20
FY25
60
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09

IR資料

IR資料は準備中です。

10

競合比較

競合比較は準備中です。

11

ニュース

関連ニュースは準備中です。

📄 資料DL💬 無料相談