九
九州旅客鉄道株式会社
キュウシュウリョカクテツドウカブシキカイシャ上場陸運業9142EDINET: E32679Kyushu Railway Company
決算期: 03月期
業種: 陸運業
売上高 (FY25)
4544億円
8.09%営業利益 (FY25)
590億円
25.23%経常利益 (FY25)
596億円
21.73%純利益 (FY25)
437億円
13.56%総資産
11405億円
4.71%自己資本比率
40.2%
—ROE
9.7%
0.60%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
九州旅客鉄道(JR九州)は、九州新幹線・在来線2,342kmの鉄道ネットワークを基盤に、不動産・ホテル、流通・外食、建設、ビジネスサービスの5セグメントを展開する総合企業グループである。FY2025の営業収益は4,544億円(前期比+8.1%)、営業利益は590億円(+25.2%)と大幅増益を達成し、ROEは9.7%に達した。セグメント別では不動産・ホテルが最大の利益貢献(営業利益315億円、+26.9%)を占め、ホテル業が+85.0%と急回復、建設・ビジネスサービスもM&Aによる連結子会社化で成長を加速した。2026年3月期よりスタートした中期経営計画2025-2027では「サステナブルなモビリティサービスの実現」「事業間連携の強化によるまちづくり」「未来への種まき」の3重点戦略を掲げ、2025年4月の29年ぶり運賃改定を成長の転換点と位置づける。一方、JR九州高速船での安全管理問題を契機としたグループガバナンス強化、九州の人口減少加速、自然災害リスクが主な投資家視点での懸念材料となる。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 不動産・ホテルが営業利益の約53%を占め、運輸サービス(約21%)と二本柱で収益を支えている。
- 2顧客: 九州在住の通勤・通学定期客(年間2億1,400万人)と、インバウンドを含む観光・ビジネス旅客の双方を対象とする。
- 3価値提案: 駅を起点とした商業施設・マンション・ホテル開発により、沿線の居住・消費・交流を一体的に創出する。
- 4コスト構造: 鉄道インフラへの継続的な安全投資と、人件費・エネルギー費の上昇が固定費を押し上げる構造である。
Risks · リスク要因
- 1九州は全国平均より高い人口減少率が続いており、定期旅客収入や商業施設の中長期的な需要縮小が避けられない構造リスクである。
- 2台風・豪雨等の自然災害が頻発しており、肥薩線は令和2年7月豪雨以降も代行輸送が続くなど復旧コストと収入機会損失が継続する。
- 3JR九州高速船での安全管理問題が発覚(2024年8月)し、グループガバナンスの不備が顕在化、レピュテーションリスクが高まっている。
- 4運賃改定や物価高騰、人材確保に向けた待遇改善で費用増加が続く一方、米国関税や為替変動がインバウンド需要を通じて業績に波及し得る。
Strengths · 強み
- 1九州全域に広がる鉄道ネットワーク2,342kmは代替困難なインフラであり、安定した旅客収入の基盤となっている。
- 2博多駅直結のアミュプラザ等の駅ビル群は鉄道集客と商業施設を一体化し、他社が模倣困難な高収益モデルを形成している。
- 3九州新幹線・西九州新幹線・D&S観光列車「かんぱち・いちろく」等でブランド力を活かしたインバウンド需要の取込みが進んでいる。
- 4MaaSアプリ「my route」やJRキューポによる顧客接点のデジタル化で、グループ横断のCRM基盤を構築しつつある。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1中期経営計画2025-2027で2025年4月に29年ぶりの運賃改定を実施し、コスト上昇を吸収しながら鉄道事業の持続的収益力を回復させる。
- 2JRキューポと未来市場戦略部を活用したCRM強化で顧客単価・利用頻度を引き上げ、グループ各事業間の相互送客を拡大する。
- 32035年度にGHG排出量を2023年度比60%削減する野心的目標を掲げ、環境ビジョン2050の達成に向けた統合的な環境投資を推進する。
- 4ベンチャーキャピタル出資等によるスタートアップ協業を加速し、新規収益源の確保と既存事業の変革で人流依存の事業ポートフォリオを改善する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025の営業利益は590億円(前期比+25.2%)、EBITDAは960億円(+19.8%)で、コロナ禍後の最高水準を更新した。
ホテル業の営業利益が前期比+85.0%と急拡大し、2024年10月にはホテル4社を統合しJR九州ホテルズアンドリゾーツ株式会社を設立した。
建設・ビジネスサービスで計8社を連結子会社化(2024年4月)し、BtoB・BtoG事業を強化、建設セグメント営業利益は+23.3%増の74億円となった。
JR九州高速船での安全管理問題(2024年8月発覚)を受け第三者委員会を設置、2024年11月に再発防止策を公表しグループガバナンス強化を急いでいる。
02
業績推移
売上高
4,544億円▲8.1%FY25
営業利益
590億円▲25.2%FY25
純利益
437億円▲13.6%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 4404 | 4326 | 2939 | 3295 | 3832 | 4204 | 4544 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 39.4 | 343 | 471 | 590 |
| 経常利益 | 665 | 506 | -193 | 92.4 | 357 | 489 | 596 |
| 純利益 | 492 | 315 | -190 | 133 | 312 | 384 | 437 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 8015 | 8286 | 8914 | 9520 | 9967 | 10892 | 11405 |
| 純資産 (自己資本) | 4207 | 4183 | 3954 | 3890 | 4069 | 4423 | 4586 |
| 自己資本比率 (%) | 52.5 | 50.5 | 44.4 | 40.9 | 40.8 | 40.6 | 40.2 |
| 現金及び預金 | 369 | 238 | 650 | 787 | 523 | 619 | 458 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 415 | 605 | ▲104 | 565 | 621 | 890 | 967 |
| 投資CF | ▲746 | ▲769 | ▲539 | ▲957 | ▲976 | ▲1119 | ▲1074 |
| 財務CF | 56.4 | 33.7 | 1059 | 525 | 89.6 | 323 | ▲69.3 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
278.96
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
9.7%
自己資本利益率
ROA
3.8%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
BusinessServices0.0兆9.2%0.01兆12.6%
Construction0.0兆9.5%0.01兆17.1%
RealEstateAndHotels0.1兆30.5%0.03兆22.7%
RetailAndRestaurant0.1兆14.7%0.00兆5.2%
Transportation0.2兆36.2%0.01兆7.4%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
6,460人
平均年齢
42.7歳
平均勤続
12.8年
単体 平均年収
587万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
144.50円+52
配当性向
49.4%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
140
FY21
93
FY22
93
FY23
93
FY24
93
FY25
145
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。