日
日本航空株式会社
ニホンコウクウカブシキガイシャ上場空運業9201EDINET: E04272Japan Airlines Co., Ltd.
決算期: 03月期
業種: 空運業
売上高 (FY25)
1.84兆円
11.64%営業利益 (FY25)
0.17兆円
19.64%経常利益 (FY25)
0.12兆円
16.68%純利益 (FY25)
0.11兆円
12.04%総資産
2.79兆円
5.50%自己資本比率
34.9%
—ROE
11.4%
0.30%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
日本航空(JAL)は国際線・国内線のフルサービスキャリア事業を中核に、ZIPAIRを擁するLCC事業、JALマイレージバンクを軸としたマイル・金融コマース事業を展開する国内最大級の航空グループである。コロナ禍で売上が2021年度に4,812億円まで急落した後、旺盛なインバウンド需要と日本発ビジネス需要の回復を追い風に、FY2025は売上高1.84兆円(前年比+11.6%)、EBIT1,724億円(同+18.7%)と着実に業績を回復させている。国際線有償座席利用率は83.9%と前年比+5.3ポイントに達しており、収益力の改善が顕著である。中期経営計画(2021-2025年度)では2025年度EBIT2,000億円・EBITマージン10%以上を最終目標に掲げており、FY2025の達成状況が焦点となる。また2025年3月に公表した「ローリングプラン2025」では、既存の航空領域の事業構造改革深化に加え、社会課題起点の新事業創出やDX・GX投資の加速を明示しており、2026年度以降の成長シナリオの具体化が次の評価ポイントとなる。一方、円安・燃油高・人件費上昇という構造的コスト増圧力が継続しており、収益性の持続的改善には課題が残る。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: フルサービスキャリア事業が売上の約78%を占め、国際線旅客・貨物と国内線旅客が両輪となっている。
- 2第2・第3の柱: ZIPAIRを中心とするLCC事業と、JALマイルを核にしたマイル・金融コマース事業が成長エンジンである。
- 3顧客基盤: 訪日インバウンド・海外旅行・国内旅行・法人ビジネス渡航の多様な顧客層に年間約4,371万人を輸送している。
- 4コスト構造: 航空機材費・人件費・燃油費など固定費比率が高く、需要変動が利益に直接かつ大きく影響する構造である。
Risks · リスク要因
- 1航空安全リスク: 死亡事故や重大インシデントが発生した場合、顧客信頼の失墜と多額の賠償負担により業績に深刻な影響を及ぼす可能性がある。
- 2疫病・地政学リスク: 新型コロナ級の感染拡大や地域紛争・テロが再発した場合、固定費比率の高い航空事業は短期に急激な業績悪化に直面するリスクがある。
- 3燃油・為替の市況変動リスク: 航空燃料費は全費用の大きな割合を占め、円安・原油高が同時進行した場合のコスト増が利益を直撃するリスクが高い。
- 4機材納入遅延リスク: ボーイング・エアバスのサプライチェーン問題が継続すると機材計画が狂い、路線拡大や収益目標の達成に支障をきたす可能性がある。
Strengths · 強み
- 1ブランド・サービス品質: SKYTRAXの「5スター」を8年連続獲得し、Cirium定時性ランキング1位と高品質が顧客獲得の差別化要因である。
- 2羽田・成田のネットワーク優位: 首都圏2大空港を拠点に国際線・国内線の高密度ネットワークを持ち、乗り継ぎ利便性が競合に対して優位である。
- 3JALマイレージ基盤: 累積会員基盤を活用したマイル・金融コマース事業が非航空収益として安定収益源に育ちつつある。
- 4ZIPAIRによるLCC国際中長距離展開: 成田発の中長距離LCCとして独自ポジションを確立し、FSCと棲み分けながらグループの需要取り込み範囲を拡大している。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 12025年度EBIT2,000億円の達成: 国際線旅客・貨物の増収とLCC・マイル事業の利益拡大で、EBITマージン10%以上・ROIC9%を最終目標とする。
- 2GX加速・2050年CO2実質ゼロ: A350-1000導入・SAF調達拡大・炭素クレジット活用・ネガティブエミッション技術投資を組み合わせて脱炭素を推進する。
- 3マイル・ライフ・インフラ領域の成長: 強固な顧客基盤と人的資本を活かし、非航空事業の収益化を加速して航空景気循環への依存度を低減する。
- 4DX・人材改革で生産性向上: AI・データ活用のマーケティング高度化と年功序列廃止による早期登用制度改定で、個の成長と組織競争力を同時に強化する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績: 売上高1.84兆円(前年比+11.6%)、EBIT1,724億円(同+18.7%)、親会社帰属純利益1,070億円(同+12.0%)と全指標で過去水準を更新した。
国際線の急拡大: 国際線有償旅客数758万人(前年比+14.4%)、有償座席利用率83.9%(同+5.3pt)で、貨物収入も+19.5%と好調に推移した。
ローリングプラン2025を公表: 2025年3月に中期計画を更新し、2026年度以降の成長シナリオとして事業構造改革の深化・新領域創出・DX戦略を明示した。
SAF・環境投資の加速: 2025年5月から国産廃食用油由来SAFを導入し、米Heirloom社への出資や国産木材由来SAF開発コンソーシアム参画でGX投資を強化した。
02
業績推移
売上高
1.84兆円▲11.6%FY25
営業利益
0.17兆円▲19.6%FY25
純利益
0.11兆円▲12.0%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 兆円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 1.49 | 1.39 | 0.48 | 0.68 | 1.38 | 1.65 | 1.84 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | -0.23 | 0.07 | 0.14 | 0.17 |
| 経常利益 | 0.17 | 0.09 | -0.41 | -0.24 | 0.04 | 0.10 | 0.12 |
| 純利益 | 0.15 | 0.05 | -0.29 | -0.18 | 0.03 | 0.10 | 0.11 |
貸借対照表 (BS)
単位: 兆円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 2.15 | 1.98 | 2.11 | 2.38 | 2.52 | 2.65 | 2.79 |
| 純資産 (自己資本) | 1.06 | 1.01 | 0.95 | 0.80 | 0.82 | 0.91 | 0.98 |
| 自己資本比率 (%) | 49.3 | 51.2 | 45.0 | 33.7 | 32.4 | 34.3 | 34.9 |
| 現金及び預金 | 0.52 | 0.33 | 0.41 | 0.49 | 0.64 | 0.71 | 0.75 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 兆円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 0.30 | 0.08 | ▲0.22 | ▲0.10 | 0.29 | 0.36 | 0.38 |
| 投資CF | ▲0.19 | ▲0.23 | ▲0.09 | ▲0.17 | ▲0.11 | ▲0.20 | ▲0.28 |
| 財務CF | ▲0.04 | ▲0.04 | 0.39 | 0.36 | ▲0.04 | ▲0.11 | ▲0.06 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
245.09
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
11.4%
自己資本利益率
ROA
3.8%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
14,431人
平均年齢
39.7歳
平均勤続
15.2年
単体 平均年収
949万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
126.00円+21
配当性向
34.4%
1株配当 推移 (円・生値)
FY19
165
FY20
110
FY23
25
FY24
105
FY25
126
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。