マ
マイクロ波化学株式会社
マイクロハカガクカブシキガイシャ上場サービス業9227EDINET: E37740Microwave Chemical Co., Ltd.
決算期: 03月期
業種: サービス業
売上高 (FY25)
16.1億円
13.69%営業利益 (FY25)
1.9億円
39.55%経常利益 (FY25)
1.8億円
38.93%純利益 (FY25)
1.6億円
117.04%総資産
21.3億円
12.14%自己資本比率
50.1%
—ROE
16.8%
16.80%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
マイクロ波化学株式会社は、従来の「熱と圧力」による化学製造プロセスを電気由来のマイクロ波に置き換え、省エネルギー・高効率・コンパクトな製造技術をグローバルスタンダードにすることを目指す技術プロバイダーである。顧客の化学メーカー等と共同開発契約を結び、ラボ開発(フェーズ1)→実証開発(フェーズ2)→実機導入(フェーズ3)→ライセンス等の継続収益(フェーズ4)へとパイプラインをステージアップさせるビジネスモデルを採る。FY2025の売上高は16億円(前年比-13.7%)と減収ながら、営業利益は1.9億円(前年比+39.4%)と増益を達成し、ROEは16.8%に回復した。契約総数は71件と計画61件を上回り、炭素素材・ケミカルリサイクル・金属製錬・電子材料など多分野でパイプラインを拡充中である。カーボンニュートラル需要を追い風に中長期成長を狙う一方、売上の変動が大きく・特定顧客集中・フェーズ4の継続収益がいまだゼロという課題を抱え、社会実装への到達が企業価値の鍵を握る。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: フェーズ1〜3の共同開発一時金が売上の大半を占め、将来的にフェーズ4のライセンス継続収益への転換を目指している。
- 2顧客: 炭素素材・ケミカルリサイクル・金属製錬・電子材料・医薬品分野の化学メーカー等と複数の共同開発契約を締結している。
- 3価値提案: ラボ開発から実証・実機製作まで一気通貫のワンストップ技術ソリューションを提供し、製造プロセスの電化と省エネを実現する。
- 4コスト構造: 研究開発費が年間4.4億円と売上の約27%を占め、先行投資型の固定費構造により収益が案件の受注規模に大きく左右される。
Risks · リスク要因
- 1収益の不安定性: 開発一時金収入が中心のため案件進捗により売上が大幅に変動し、過去7期中4期で純損失を計上している。
- 2フェーズ4未達リスク: ライセンス等の継続収益は本書提出日現在ゼロであり、社会実装が進まなければビジネスモデルが成立しない。
- 3特定顧客集中: FY2025はMiRESSO社11.6%・大日本印刷11.1%が上位で、大型案件の失注・中断が即座に業績を直撃するリスクがある。
- 4人材・組織の脆弱性: 従業員54名の小規模組織で、CEO吉野氏・CSO塚原氏への依存度が高く、キーパーソン離脱リスクが顕在化している。
Strengths · 強み
- 1技術の希少性: マイクロ波プロセスの大型化に業界で先駆けて成功し、大規模化学工場「M3K」の実績とノウハウが参入障壁となっている。
- 2ワンストップ体制: 化学・電磁気学・エンジニアリングを統合し、研究から実機製作まで一貫対応できる企業は国内外でも極めて少ない。
- 3パイプライン厚み: FY2025末時点で契約総数71件と計画比16%超達成しており、炭素繊維・鉱山・リサイクル等に分散した案件群が存在する。
- 4知財戦略: 基盤機構は特許化、コアの反応系デザイン技術は秘匿化という二層戦略で競争優位を法的・技術的に二重保護している。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1提携事業の深化: 炭素繊維・鉱山プロセス・ケミカルリサイクルの既存案件をフェーズ3(実機導入)へ着実に進め、大型一時収益の獲得を目指す。
- 2発振器内製化: 2026年6月期より発振器の内製化開発を開始し、外注コスト削減と納期短縮により提携事業の粗利率改善を図る方針である。
- 3新規事業探索: 半導体材料領域へのマイクロ波展開や小規模M&Aを含む新ソリューション提供を模索し、2030年までに継続収益を確立する目標を持つ。
- 4技術標準化: 鉱山プロセス向け新規標準実証装置への投資とベンチ装置アップグレードで装置の標準化を進め、長期的なリードタイム短縮を目指す。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績: 売上高16億円(前年比-13.7%)と減収ながら、営業利益1.9億円(前年比+39.4%)・純利益1.6億円と黒字転換し財務が改善した。
鉱山プロセス進展: 大平洋金属との共同開発でニッケル鉱石の煆焼・還元に成功し、中外炉工業と回転炉床炉の戦略的提携を締結した。
NEDO採択: レゾナック・ホールディングスと推進する廃プラの基礎化学品へのケミカルリサイクルがNEDOグリーンイノベーション基金事業に採択された。
契約総数71件: 通期計画61件に対して71件を達成した一方、新規獲得数は計画29件に対して24件と未達で、パイプライン拡充に課題が残る。
02
業績推移
売上高
16.1億円▼13.7%FY25
営業利益
1.9億円▲39.6%FY25
純利益
1.6億円▲117.0%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 6.0 | 10.5 | 4.6 | 8.6 | 12.1 | 18.6 | 16.1 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | -0.9 | 0.6 | 1.3 | 1.9 |
| 経常利益 | -1.5 | 0.3 | -3.6 | -1.0 | 0.3 | 1.3 | 1.8 |
| 純利益 | -4.7 | 0.3 | -10.4 | -1.1 | 0.7 | -9.4 | 1.6 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 22.3 | 27.8 | 17.0 | 15.8 | 30.8 | 18.9 | 21.3 |
| 純資産 (自己資本) | 11.7 | 17.7 | 7.4 | 6.3 | 17.1 | 8.6 | 10.6 |
| 自己資本比率 (%) | 52.5 | 63.6 | 43.2 | 39.5 | 55.4 | 45.2 | 50.1 |
| 現金及び預金 | — | 8.1 | 3.8 | 2.2 | 12.5 | 5.3 | 5.1 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | — | 0.6 | ▲2.9 | ▲2.3 | 3.7 | 2.1 | ▲0.7 |
| 投資CF | — | ▲5.3 | ▲0.7 | ▲1.3 | ▲2.8 | ▲8.0 | ▲1.5 |
| 財務CF | — | 5.4 | ▲0.7 | 1.9 | 9.3 | ▲1.3 | 2.0 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
10.24
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
16.8%
自己資本利益率
ROA
7.6%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
49人
平均年齢
43.3歳
平均勤続
4.6年
単体 平均年収
765万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当データは準備中です。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。