三
三菱倉庫株式会社
ミツビシソウコカブシキガイシャ上場倉庫・運輸関連9301EDINET: E04283Mitsubishi Logistics Corporation
決算期: 03月期
業種: 倉庫・運輸関連
売上高 (FY25)
2841億円
11.62%営業利益 (FY25)
203億円
7.23%経常利益 (FY25)
186億円
23.56%純利益 (FY25)
319億円
14.67%総資産
6261億円
7.82%自己資本比率
60.6%
—ROE
8.2%
0.90%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
三菱倉庫は倉庫事業を核とする物流事業(売上構成比84%)と、ビル賃貸を中心とする不動産事業(同17%)を両輪とする総合インフラ企業である。FY2025(2025年3月期)の営業収益は前期比11.6%増の2,841億円、営業利益は同7.2%増の203億円と経営計画[2022-2024]の最終目標を達成した。物流事業では米国・英国で医薬品物流を展開するCavalier Logisticsグループの通期連結寄与や国際運送取扱の拡大が牽引した一方、海上運賃単価正常化や人件費増加でセグメント利益は小幅減益となった。不動産事業は芝浦ダイヤビルディング・神戸須磨シーワールドの新規稼働とマンション販売利益率向上が寄与し、セグメント利益は前期比25.8%増の137億円と好調だった。一方、ベトナムのITL Corporationに係るのれん相当額88億円の全額損失計上が響き経常利益は23.6%減に留まったが、投資有価証券売却益等の特別利益により純利益は318億円と前期比14.7%増となった。2025年度から新経営計画[2025-2030]を始動し、ASEAN・北米・インドを重点とする海外売上高の2倍化、アセットマネジメント事業参入、先端技術活用によるDX推進を柱として、2030年度に事業利益630億円・純利益410億円・ROE10%以上の達成を目指す。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 物流事業(倉庫・陸運・港湾・国際運送)が売上の84%、不動産賃貸・販売が約17%を占める二本柱構造である。
- 2顧客: 医薬品・食品・電機メーカー等の国内外法人に倉庫保管から国際輸送まで一貫物流を提供する。
- 3価値提案: 現場力とDXを組み合わせたトータルロジスティクス及び環境配慮型施設による高付加価値サービスを提供する。
- 4コスト構造: 売上の87%を営業原価が占め、人件費増・エネルギーコスト上昇が利益率圧迫の主因となっている。
Risks · リスク要因
- 1ベトナムITL Corporationへの持分法投資でのれん相当額88億円を全額損失計上した事例が示すように、海外カントリーリスクが顕在化しやすい。
- 2政策保有株式(簿価1,637億円)の時価下落により純資産が前期比324億円減少し、株式相場変動が財務指標に直接影響する構造がある。
- 3物流業界での慢性的人手不足とインフレによるコスト上昇が続き、適正料金転嫁が遅れると利益率がさらに圧迫される可能性がある。
- 4賃貸オフィス市場では新規供給増加が予定されており、需給悪化による空室率上昇がセグメント利益を押し下げるリスクがある。
Strengths · 強み
- 1三菱グループの信用力と170年超の歴史に裏付けられた顧客基盤により、医薬品・食品等の高付加価値カテゴリーでの受注が安定している。
- 2物流と不動産の双方でインフラ資産を保有し、自己資本比率59.8%・有利子負債1,124億円という健全な財務体質を維持している。
- 3Cavalier Logisticsグループ買収により米国・英国に医薬品物流拠点を確立し、海外展開のプラットフォームを獲得した。
- 4都心オフィスビル・物流施設の賃貸事業が安定キャッシュフローを生み、不動産セグメント利益は前期比25.8%増の137億円に達した。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1海外事業拡大: ASEAN・北米・インドを最重点領域とし、2030年度に海外売上高を2024年度比2倍以上へ拡大することを目標としている。
- 2不動産進化: アセットマネジメント事業へ参入し資産回転型ビジネスを本格稼働させるとともに、海外不動産ビジネスへ進出して収益基盤を多様化する。
- 3財務規律: 2030年までにDOE4%以上・純資産4,000億円前後へのコントロール・政策保有株式縮減を進め、ROE10%以上を達成する。
- 4先端技術活用: DX推進による業務効率化と新ビジネス創出を図り、2030年度に事業利益630億円・純利益410億円の財務目標を達成する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025営業収益は2,841億円(前期比+11.6%)、営業利益203億円(同+7.2%)と経営計画[2022-2024]の最終目標を全項目でクリアした。
ベトナムITL Corporationの事業計画遅延によりのれん相当額88億円を全額損失計上し、経常利益は186億円と前期比23.6%減に落ち込んだ。
不動産事業は芝浦ダイヤビルディング・神戸須磨シーワールドの稼働開始とマンション販売好調で売上が前期比23.8%増の478億円に達した。
2025年2月に経営計画[2025-2030]を公表し、パーパス「いつもを支える。いつかに挑む。」のもとで非連続成長への移行を宣言した。
02
業績推移
売上高
2,841億円▲11.6%FY25
営業利益
203億円▲7.2%FY25
純利益
319億円▲14.7%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 2272 | 2291 | 2137 | 2572 | 3006 | 2545 | 2841 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 181 | 230 | 189 | 203 |
| 経常利益 | 173 | 168 | 160 | 232 | 300 | 244 | 186 |
| 純利益 | 116 | 119 | 392 | 179 | 272 | 278 | 319 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 4826 | 4682 | 5358 | 5622 | 5737 | 6791 | 6261 |
| 純資産 (自己資本) | 2991 | 2864 | 3268 | 3478 | 3544 | 4117 | 3793 |
| 自己資本比率 (%) | 62.0 | 61.2 | 61.0 | 61.9 | 61.8 | 60.6 | 60.6 |
| 現金及び預金 | 430 | 405 | 614 | 525 | 623 | 584 | 610 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 234 | 176 | 402 | 362 | 405 | 418 | 296 |
| 投資CF | ▲318 | ▲180 | ▲140 | ▲292 | ▲144 | ▲315 | 155 |
| 財務CF | 121 | ▲23.6 | ▲52.7 | ▲165 | ▲171 | ▲149 | ▲442 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
85.92
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
8.2%
自己資本利益率
ROA
5.1%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
Logistics0.2兆83.5%0.01兆5.8%
RealEstate0.0兆16.5%0.01兆29.2%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
1,009人
平均年齢
40.7歳
平均勤続
16.0年
単体 平均年収
913万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
48.00円-122
配当性向
42.5%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
90
FY21
90
FY22
119
FY23
131
FY24
170
FY25
48
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。