日
日本通信株式会社
ニホンツウシンカブシキガイシャ上場情報・通信業9424EDINET: E04473Japan Communications Inc.
決算期: 03月期
業種: 情報・通信業
売上高 (FY25)
92.4億円
24.83%営業利益 (FY25)
9.6億円
15.54%経常利益 (FY25)
10.0億円
15.54%純利益 (FY25)
8.5億円
37.80%総資産
73.4億円
66.46%自己資本比率
52.7%
—ROE
26.3%
39.20%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
日本通信はドコモ・ソフトバンクのネットワークを活用したMVNO/MVNE事業を中核とし、低価格・高品質を訴求する「日本通信SIM」が成長を牽引している。FY2025売上高は92億円(前年比+24.8%)と6期連続増収を達成し、2019年の35億円から2.6倍超に拡大した。営業利益は10億円とテレビCM費用249百万円やドコモ相互接続の先行費用計上で前年比減となったものの、ROE26.3%の高資本効率を維持している。 中長期の成長エンジンとして、2024年2月に合意したドコモ音声・SMS網との相互接続(2026年5月開始予定)による「ネオキャリア」構想と、マイナンバーカードをトラストアンカーとした特許技術デジタルIDプラットフォーム「FPoS」の2軸を据える。FPoSは金融庁承認・電子署名法認定を取得し前橋市「めぶくID」等で実証実績を積み上げており、2034年に国内売上2,400億円・純利益360億円という高い目標を掲げる。一方、ドコモへの調達依存・相互接続システム構築コスト・先行投資負担など実現に向けたリスクも大きく、投資家は進捗を慎重にフォローする必要がある。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 「日本通信SIM」音声定額・準定額プランの月額課金が売上92億円の大半を占め、H.I.S.Mobile向け卸(売上比13%)が補完する。
- 2顧客: 低価格・高品質を求める個人ユーザーおよびMVNEパートナー法人に対しドコモ・ソフトバンク網でサービスを提供する。
- 3価値提案: 業界最安値水準の音声定額と大手同等の通話品質を両立し、J.D.パワー2024年MVNO顧客満足度1位を獲得している。
- 4コスト構造: 売上原価の大半がキャリアからの通信網調達費(仕入54億円)であり、総務大臣裁定により一定の粗利率が制度的に担保される。
Risks · リスク要因
- 1キャリア依存リスク: 売上原価の大半がドコモ・ソフトバンクへの調達費であり、契約条件の改悪や解除はサービス継続不能につながる致命的リスクである。
- 2相互接続システム構築リスク: 2026年5月開始予定のドコモ音声・SMS網接続に向け海外ベンダーとのシステム構築を進めており、遅延・コスト超過の可能性がある。
- 3FPoS普及リスク: 行政・民間へのデジタルID浸透は制度整備の遅延や競合サービス台頭に左右され、2034年1億件目標の実現可能性は不透明である。
- 4収益性低下リスク: FY2025の営業利益は10億円と前年の11億円から減少しており、先行投資拡大局面では一時的な利益圧迫が続く可能性がある。
Strengths · 強み
- 1制度的調達保護: 総務大臣裁定によりドコモからの音声卸料金に上限規制があり、加入者増加時も粗利率が維持される構造を持つ。
- 2独自技術FPoS: マイナンバーカードと同等のセキュリティを持つデジタルIDを特許で保有し、金融庁承認・電子署名法認定で制度的信頼性も確立している。
- 3ドコモ相互接続合意: 2024年2月に音声・SMS網との相互接続を合意し、2026年以降ネオキャリアとして独自番号での事業展開が可能になる。
- 4高収益体質: FY2025のROE26.3%・自己資本比率50.4%と財務健全性を維持しつつ、6年間で売上を2.6倍に伸ばした成長実績がある。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1ネオキャリア化: 2026年5月のドコモ音声・SMS網相互接続新サービス開始を目指し、2034年に1,000万回線・国内売上2,400億円を達成する計画である。
- 2FPoS事業拡大: 電子署名法認定の制度的信頼性を活かし自治体・民間企業への導入事例を積み上げ、2034年に電子証明書1億件発行を目標とする。
- 3認知度向上投資: テレビCM(「これ以上、引けない。290円」編)やネット広告に249百万円を投下し、日本通信SIMのブランド認知と契約回線数拡大を加速する。
- 4米国ローカル4G/5G事業: 子会社JCI USがユタ州UETNとCBRS導入契約を締結しており、米国での技術・ノウハウを日本のローカル網事業に展開する方針である。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025増収: 売上高92億円(+24.8%)と連続増収を達成したが、広告費・先行費用増加で営業利益は10億円(前年11億円)に小幅減少した。
ドコモ相互接続合意: 2024年2月にドコモと音声・SMS網の相互接続に合意し、ng-voice GmbHら海外ベンダーとシステム構築契約を締結した。
社債発行で資金調達: FY2025に社債1,971百万円を発行し、期末現金残高は43億円(前年比+17.8億円)に増加、投資活動CF▲11億円の先行投資を賄った。
顧客満足度1位獲得: J.D.パワー2024年携帯電話サービス顧客満足度調査MVNO部門で総合1位を受賞し、商品性・価格競争力が外部評価で証明された。
02
業績推移
売上高
92.4億円▲24.8%FY25
営業利益
9.6億円▼15.5%FY25
純利益
8.5億円▼37.8%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 35.2 | 35.1 | 35.0 | 46.3 | 60.8 | 74.0 | 92.4 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 2.8 | 7.4 | 11.4 | 9.6 |
| 経常利益 | -5.0 | -6.7 | -2.4 | 3.0 | 7.8 | 11.8 | 10.0 |
| 純利益 | -5.0 | -8.4 | -2.7 | 2.9 | 6.9 | 13.6 | 8.5 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 16.9 | 14.8 | 18.6 | 19.4 | 30.4 | 44.1 | 73.4 |
| 純資産 (自己資本) | 6.6 | 5.5 | 3.4 | 7.8 | 15.3 | 29.8 | 38.7 |
| 自己資本比率 (%) | 39.0 | 37.0 | 18.4 | 40.4 | 50.4 | 67.6 | 52.7 |
| 現金及び預金 | 6.4 | 6.5 | 10.3 | 9.3 | 15.8 | 25.2 | 43.0 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | ▲3.4 | ▲6.3 | 4.2 | 0.2 | 8.5 | 10.7 | 9.3 |
| 投資CF | ▲1.1 | ▲0.6 | ▲0.5 | ▲2.7 | ▲2.0 | ▲2.1 | ▲11.1 |
| 財務CF | 1.7 | 7.0 | 0.1 | 1.5 | ▲0.0 | 0.7 | 19.6 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
5.12
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
26.3%
自己資本利益率
ROA
11.6%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
BusinessInJapan0.0兆98.4%0.00兆31.9%
ForeignBusiness0.0兆1.6%▲0.00兆-32.8%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
125人
平均年齢
40.5歳
平均勤続
9.3年
単体 平均年収
795万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当データは準備中です。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。