株
株式会社ゼンリン
カブシキガイシャゼンリン上場情報・通信業9474EDINET: E00717ZENRIN CO., LTD.
決算期: 03月期
業種: 情報・通信業
売上高 (FY25)
644億円
4.94%営業利益 (FY25)
39.2億円
98.03%経常利益 (FY25)
39.4億円
91.07%純利益 (FY25)
26.1億円
25.41%総資産
740億円
1.90%自己資本比率
67.4%
—ROE
5.3%
0.90%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
ゼンリンは、独自の地理空間情報データベースを核に位置情報サービスを国内外に展開する地図業界のリーダーである。カーナビゲーション用データで国内トップシェアを持つオートモーティブ領域に加え、ZENRIN Maps APIを通じた法人向けIoTサービス、自治体・企業のDX支援ソリューションの3本柱で収益を上げる。コロナ禍や自動車減産の影響で2021年に売上572億円まで落ち込んだが、フローからストック型サービスへの転換と価格改定・売上構成改善により回復基調を強め、FY2025は644億円と過去最高を更新した。営業利益も前期比98%増の39億円と大幅改善したが、営業利益率は6.1%にとどまり収益性向上が引き続き課題である。2025年4月から始動した5ヵ年計画ZGP2030では、企業・地域との共創によるソリューション拡大、AIを活用した高度時空間データベースへの進化、デジタルツイン対応の情報プラットフォーム構築を軸に、2030年3月期に売上780億円・営業利益80億円・ROE10%以上を目指す。過去投資の回収加速と固定費の高い事業構造の改善が、目標達成の鍵を握る。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: カーナビ用データ(オートモーティブ)・APIサービス(IoT)・自治体/企業DX支援(ソリューション)の3区分で売上644億円を構成する。
- 2顧客: 自動車メーカー関連会社・通信/インターネット事業者・自治体・中堅企業など特定大口取引先への依存度が高い。
- 3価値提案: 独自フィールド調査に基づく高精度地図データベースと空間情報プラットフォーム(ZIP)で、他社が容易に代替できない情報インフラを提供する。
- 4コスト構造: 地図データベースの継続更新コストと情報プラットフォームへの設備投資(FY2025設備投資49億円)が固定的に発生する構造である。
Risks · リスク要因
- 1テック企業の破壊的参入リスク: グーグル等テック企業の技術革新やAI活用により地図データの参入障壁が低下し、価格競争・シェア侵食が起こる可能性がある。
- 2特定取引先集中リスク: 自動車メーカー関連・通信事業者への売上依存度が高く、取引先の生産計画変更や方針転換が業績に直接影響する。
- 3固定費の高さと投資回収リスク: 地図更新コストと情報プラットフォームへの投資が売上変動にかかわらず発生し、売上が伸び悩めば収益が急速に悪化する。
- 4新規ビジネスの計画未達リスク: 自動運転・スマートシティ等の法令整備の遅れや共創パートナーの計画変更で、投入経営資源に見合う成果が得られない可能性がある。
Strengths · 強み
- 1国内地図データベースの高シェア: カーナビ用データで国内トップシェアを持ち、長年の独自フィールド調査による精度が参入障壁となっている。
- 2ストック型収益への転換進展: フロー販売からAPIサービス・前受金型契約へのシフトにより、収益の安定性と予見性が向上しつつある。
- 3情報プラットフォーム(ZIP)の蓄積: データ収集から編集・提供まで一貫する独自基盤を保有し、AI活用によるデジタルツイン展開の土台となっている。
- 4自動運転・MaaS領域での先行優位: 高精度3次元地図の整備経験と自動車OEM各社との長期協力関係が、次世代モビリティ市場での先行優位を形成している。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1ZGP2030で2030年3月期に売上780億円・営業利益80億円・ROE10%以上を目標とし、企業/地域との共創活動で売上拡大を図る。
- 2ストック・ソリューションサービスへのシフトを加速し限界利益率を向上させ、ZGP2025期間の投資回収を最優先課題として取り組む。
- 3AIを活用した高度時空間データベースへの進化とサービス提供基盤の拡張により、デジタルツインを実現する情報プラットフォームへ進化させる。
- 4パッケージ/セレクション/ソリューションの3サービス区分を整備し、自治体・企業の多様なDXニーズに対応した収益構造の多角化を進める。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025売上644億円(前期比+4.9%)で過去最高を更新し、営業利益は39億円と前期比98%増の大幅改善を達成した。
カーナビ用データ増収に一過性要因(過年度の数量報告過少分)を含む点が指摘されており、実力ベースの増収幅には注意が必要である。
2025年4月に新5ヵ年計画ZGP2030を始動し、最終年度2030年3月期の売上780億円・EBITDA150億円・ROE10%以上を公表した。
FY2025の設備投資49億円・減価償却費55億円で投資先行局面が続き、ROEは5.3%と目標(10%以上)に対し大きな乖離が残っている。
02
業績推移
売上高
644億円▲4.9%FY25
営業利益
39.2億円▲98.0%FY25
純利益
26.1億円▲25.4%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 637 | 598 | 572 | 591 | 589 | 613 | 644 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 26.7 | 18.0 | 19.8 | 39.2 |
| 経常利益 | 62.0 | 37.1 | 16.8 | 30.4 | 21.0 | 20.6 | 39.4 |
| 純利益 | 32.1 | 26.3 | 12.5 | 36.6 | 27.7 | 20.8 | 26.1 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 699 | 696 | 713 | 792 | 701 | 754 | 740 |
| 純資産 (自己資本) | 417 | 415 | 447 | 487 | 460 | 493 | 498 |
| 自己資本比率 (%) | 59.7 | 59.6 | 62.7 | 61.6 | 65.5 | 65.4 | 67.4 |
| 現金及び預金 | 122 | 152 | 165 | 165 | 140 | 132 | 139 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 90.3 | 80.0 | 63.5 | 82.0 | 65.4 | 63.2 | 96.4 |
| 投資CF | ▲50.2 | ▲29.6 | ▲50.4 | ▲37.8 | ▲24.5 | ▲41.5 | ▲51.6 |
| 財務CF | ▲32.9 | ▲20.1 | ▲0.1 | ▲46.3 | ▲67.4 | ▲31.1 | ▲38.4 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
48.83
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
5.3%
自己資本利益率
ROA
3.5%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
2,425人
平均年齢
46.9歳
平均勤続
18.0年
単体 平均年収
559万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
50.00円+8
配当性向
70.3%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
38
FY21
38
FY22
39
FY23
41
FY24
42
FY25
50
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。